現在のチタン製歯科インプラントによる治療が始まって約50年
その歴史の中で診断技術を飛躍的に伸ばしたのがCTによる顎骨診査でありさらにそのデジタルデータはこの15年あまりで3Dシミュレーションとガイドサージェリーに発展してきたと言えます。
2000年代には世界で数々のシミュレーションソフトが開発され、日本においてもそれぞれの特徴を持って各社しのぎを削るようになってきました。
CTスキャンで得た断層画像のデータから、コンピューター上で3D画像を作成し、手術のシミュレーションを行ないます。
シミュレーションでは、インプラントを埋め込む位置や角度、深さだけでなく、最終的な被せ物の形状も考慮しながら、治療計画を立案します。
このシミュレーションを行なうことにより、周囲の大切な組織を損傷しない安全な治療はもちろんのこと、機能的・審美的に優れたインプラント治療を実現します。
シミュレーションで立案した治療計画をもとに、インプラントを埋め込む位置や角度をガイドする器具を作製します。手術時にはガイド器具を装着し、それに沿ってインプラントを埋め込みます。手術の時間を短縮でき、安全に行う事ができます。
自身がインプラント手術に携わって10年以上が経ちますが、初期はレントゲン(2次元)のみで診断し、埋入していました。幸い、この時期にもトラブルは経験しなかったが今になって思うことは非常に危険な行為だったということです。
手術中の重篤なトラブルとしては下歯槽神経やオトガイ神経などの神経の損傷、インプラント体の上顎洞迷入や血管の損傷などがあります。(上顎洞は、顔の骨にある空洞(副鼻腔)のひとつで、頬骨と歯の間にあります)重篤なトラブルの発現頻度は定かではありませんが、日本顎顔面インプラント学会の調査では以下の報告があります。
これらのトラブルはいずれも術前の診断が不足し発生しているものがほとんどであり、CTによる顎骨診査、3Dシミュレーションとガイドサージェリーを用いてインプラント手術を行う事で、神経、血管などを損傷させず、これらのトラブルは回避できます。
広島県にある廿日市市平良「精密な検査とカウンセリング。原因から改善して、治療する」をモットーに、大阪で10年間勤務し、学んだ最先端の技術を、郊外でも最新の治療を提供すべく地域密着型の治療を提供している「かみなか歯科」です。
● 拡大鏡、歯科用顕微鏡を用いて7倍から20倍に拡大した視野のなか行う精密治療
● CTも用いた3次元診断
● 歯科麻酔医による全身管理の元、安全に行う外科処置
の3つの特徴を軸に安心、安全な治療を提供しております。
800本以上のインプラントを埋入してきた確かな実績を元に、CT分析ソフトを用いた事前シミュレーションと、歯科麻酔医による全身管理のもと安全に手術に臨めています。痛みや腫れが少ない麻酔を使用して、寝ている間に手術を終えることが可能です。
また、歯の温存を図る歯周病治療として、歯のクリーニングを行う機器の中で最も歯茎への負担が少ない「エアーフローマスター」を導入。歯周病菌の状況や変化も動画撮影し、口内のリスク管理を行います。歯周病により失った骨を再生させる再生療法を行う資格も取得しております。
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