野菜ミックスジュースが〈野菜類〉に分類されるようになったことを知っていますか?
日本食品標準成分表2015年版(七訂)について文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会で、日本食品標準成分表を5年ぶりに改訂し追加されたのです。 改定する前は、野菜ミックスジュースは野菜の代わりではないと言われていました。私も学生時代そう習いました。
厚生労働省では、野菜を350g以上摂取することが推奨されていますがまだまだ満たせていない人が多いのが現状です。
ジュースにすることで体積が減り、摂取しやすく、取り入れることで足りていない野菜を補うことができるのです。
しかしながら、野菜ミックスジュースを飲む=生野菜を食べるではありません。製造過程の加熱でビタミンなどが減少したり、搾汁によって搾りかすが取り除かれ、食物繊維繊維が減少してしまっているからです。
とはいえ、栄養がないわけではありません。不足しがちなビタミン、ミネラルが手軽に摂取する事ができ、加熱によって吸収力がUPする栄養素もあります。 野菜と違い、値段も安定しており、継続のしやすさも魅力です。野菜ミックスジュースには飲みやすくする為に砂糖や塩分が添加されている製品には注意が必要です。 糖分、塩分過多にならないように砂糖、塩分が添加されていない野菜のみ使用しているものを選びましょう。
野菜ミックスジュースのデメリットとして、野菜ミックスジュースに含まれる糖分は意外に多いです。液体なので吸収がはやく血糖値が上がりやすいことも注意が必要です。
全ての野菜を野菜ミックスジュースで摂取することは、お勧めしませんが、不足している分を補うという目的で野菜ミックスジュースを摂取することはおすすめです。
今回は、野菜ジュースを使用したレシピを紹介します。
エネルギー | 638Kcal |
---|---|
タンパク質 | 13.7g |
脂質 | 31.2g |
炭水化物 | 72.1g |
野菜ミックスジュースを賢く摂取して野菜摂取量をupさせましょう!
給食委託会社で病院の献立作成や厨房業務に携わった後、フリーランス管理栄養士として栄養コラム執筆やレシピ開発、栄養価計算などを行なっています。
私は、管理栄養士が国家資格にも関わらず社会的地位が低いことに疑問を感じています。もっと世の中に貢献できることがあるはずです。管理栄養士の活躍が人々の毎日を健康にすると信じております。
私は、管理栄養士の専門性を活かし、栄養学の楽しさを知ってもらう、興味を持ってもらうことが大切だと感じております。
そして、栄養学を通して「食の大切さ」を伝えてゆき、「健康な毎日」の実現に繋げていきたいと思っております。
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