近年注目されはじめ、少しずつ広まっている新しい育児習慣、それが「ほめ写」です。
内閣府の調査で、日本の子どもたちは他の先進国の子どもたちに比べて、自己肯定感が低いという調査結果が出ています。子どもたちの自己肯定感を高めるための育児習慣として、「ほめ写」が現代では推進されているのです。
自己肯定感とは、「自分の在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語」と実用日本語表現辞典にはあります。
つまり【自分自身が大切な存在であると認めることができる感情】ということです。この自己肯定感を高めるためには、自分に自信を持てなければなりません。その自信を子どもたちに持たせるために「ほめ写」は活躍します。
今回は新しい育児習慣である「ほめ写」の概要と、日常への取り入れ方をご紹介していきます。
仕組みはとても簡単です。「子どもの写真を家に飾る」というただそれだけで「ほめ写」は取り入れられます。
ただ家に写真を飾るだけですが、その行為によって親が子どもを大切に思っていることを意識せずとも自然に子どもに伝えることができるのです。
さらには、その写真を見ながら「とってもかわいいね、大好きだよ」と言葉で子供の存在の大切さを伝えてあげたり、「この時すごく頑張っていたよね、えらかったね」と当時のことを実際に口に出して褒めてあげたりすることで、「ほめ写」の習慣は広がりを見せることができます。
手を握りながら、あるいは抱っこしてあげながら「ほめ写」を行えば、子どもは自分の存在意義を目で見て、言葉で聞いて、親のぬくもりを感じながら認識することができるのです。
では、いざやってみよう!と腰をあげたところで「どんな写真を選べばいいのだろう」という疑問がまず浮かびます。
写真を選ぶにあたって、推奨されている褒め方が二つあります。
それは「条件付きの褒め」と「無条件の褒め」です。
例えば「条件付きの褒め」を行う場合は、習い事や発表会、スポーツの試合などで頑張っている姿、何かを成し遂げた姿の写真を選びます。ここで選ばれた写真は、そこに至るまでの努力の過程やそこでの達成感などが強く記憶に残っているので、とても効果的です。
また、「無条件の褒め」を行う場合は、現在のわが子の姿ではなくとも産まれた時の写真や、お誕生日の時の写真など、その時に家族と一緒に写っているものを選びます。ここで選ばれた写真には、わが子の誕生や成長を喜ぶ家族の姿が写っていることで、子どもたちは「自分が愛されていることを実感」することができ、とても効果的なのです。
上記のような写真を選び飾ることで、子どもたちは自信を持つことができ、自己肯定感を高めることができます。
年齢によって選ぶ写真も、撮れる写真も変わってくると思いますが、照れくさくなって写真を撮らせてくれない時期は、過去の写真を飾ることでも自己肯定感を高めることはできますので、懐かしい気持ちで選んでみるといいですね。
写真を選ぶ作業も大切なコミュニケーションの場になります。是非、子どもたちと一緒に選んでみてください。自分が気に入っている写真を選ぶということは、子どもたち自身が写真を見ることも楽しめますね。
「ほめ写」の習慣を取り入れるにあたって注意したい点やポイントとなる点がいくつかあります。
まず、兄弟がいる場合は飾る枚数を均一に揃えてあげるということです。自己肯定感を高めるための習慣のはずが、ここに枚数の差が生まれてしまうと、どちらかが優遇されているような劣等感を感じ、逆効果になってしまう恐れがあります。
また、写真の選び方でも少し触れましたが、なるべく家族全員と写っているものを選ぶ方がよいです。愛されていることを感じるためには、自分以外の他者の存在に認められることが必要だからです。
さらに家族での写真を飾る効果は他にもあり、例えば単身赴任をされている方や不規則なお仕事で、なかなかわが子と会う時間が少ない方でも、常に親の存在を感じられる効果などが期待できます。
飾り方にもポイントはあります。
できるだけよく見る場所に、A4サイズ程度に大きめに印刷したものを、子どもたちが見やすいように、子ども目線の高さに飾ることです。
この「場所、大きさ、高さ」を意識して飾る場所を検討してみてください。
さらに、飾る写真は定期的に入れ替える方が効果的です。同じ写真を1年通して飾っていると、見る方もやはり慣れてしまってマンネリ化が起こります。季節が変わる毎に写真を入れ替えるとよいですね。
新しい育児習慣の「ほめ写」について、今回はご紹介していきました。いかがでしたか?簡単に取り入れることができる習慣ですし、写真を飾ることで家族の会話も増え、コミュニケーションをとる習慣も一緒に取り入れることができますよ。
「ほめ写」の目的は、子どもたちの自己肯定感を高めることにありますが、写真を飾ることは、親御さんがわが子の成長を感じる楽しみを得る機会にもなります。「こんなに大きくなったんだなぁ」、「こんなこともできるようになったんだなぁ」、「一生懸命習い事頑張ったんだなぁ」と、その瞬間感じていた成長を色褪せることなく感じられるのです。
まさに一石二鳥の「ほめ写」習慣、ぜひ日々の暮らしに取り入れてみてくださいね。
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