幼児期の食事悩み【少食解決レシピ】

2022/02/07

お母さん、お父さんを悩ませる子供の小食。元気なら心配なし量より楽しく食べることを優先して。そして、少量でも栄養がとれる工夫を。

食欲にはムラがあるもの!心配しすぎないで

よく食べる人食べない日があるのは、大人でもよくあることです。子供は大人以上に体調や気分の波があるので、食べる量は一定ではありません。日によって食べる量が少なくても元気に過ごしているなら心配いりません!量より、食事を楽しむことを優先しましょう。

お腹がすく生活リズムに切り替えて!

食事の量が少ないのは、生活リズムの乱れが原因かもしれません。「ごはんの前におやつを食べさせた」や「朝寝坊して、外遊びを出来ずお腹が空かなかった」など1日の生活を振り返ると、子供が食べない理由が生活リズムに深く関係していることがわかります。まずはお腹がすく生活リズムかどうか見直すことから始めましょう!

食事とおやつの時間を一定にしましょう

お腹がすく生活リズムをつくるためには、まず食事とおやつの時間を見直しましょう。おやつや飲み物の時間を決めずにだらだらとあげていると、お腹はすきません。食事とおやつの間隔は2〜3時間あけましょう。そして、3度の食事とおやつの時間を一定にすれば、自然と睡眠や体を動かす遊びの時間も定まっていきます。決まった時間に食べて、よく寝て、よく遊べば、自然とお腹がすくようになっていきます。

小食 解決レシピ!!

無理に食べさせようとせず、少量でも栄養バランスが良くなるように工夫して。

主食に混ぜると効率よく食べられる!栄養たっぷりドライカレー

材料

牛ひき肉 30g
人参 10g
玉ねぎ 20g
ごはん 100g
カレー粉 少々g
塩 少々g
小麦粉 小さじ1/2
水 50cc
サラダ油 小さじ1/2

栄養価

エネルギー 264kcal
タンパク質 8.0g
脂質 8.7g
炭水化物 40.9g

アレルギー

小麦・大豆(サラダ油)

作り方

  1. にんじんと玉ねぎは、みじん切りにする。
  2. フライパンを中火に火をかけて油を熱し、(1)とひき肉を炒める。ひき肉の色が変わってきたら弱めの中火にして、全体をほぐしながら火が通るまで炒める。
  3. (2)に小麦粉をふり入れて全体を混ぜ合わせ、水とカレー粉を加えたら弱火にして水気を飛ばす。塩で味を整える。
  4. 器にご飯を盛り、(3)をかける。

栄養価の高い食材をダブルで使う!お魚ハンバーグ

材料

たら 20g
牛ひき肉 10g
ねぎ 1g
生姜 少々
サラダ油 適量

栄養価

エネルギー 58kcal
タンパク質 5.2g
脂質 4.3g
炭水化物 0.1g

アレルギー

大豆(サラダ油)

作り方

  1. たらは皮と骨を除き、小さく切る。ネギと生姜はみじん切りにして、たらと混ぜ合わせる。
  2. ボウルにひき肉と(1)を入れてよくこねて、小判形にまとめる。
  3. フライパンに油を熱し、(2)の両面を色よく焼く。
  4. 器にご飯を盛り、(3)をかける。

栄養価の高い食材を活用!ねぎ納豆おやき

材料

納豆 1/3パック
青ネギ 1g
小麦粉 大さじ1
水 小さじ1
サラダ油 適量

栄養価

エネルギー 97kcal
タンパク質 4.9g
脂質 4.6g
炭水化物 9.9g

アレルギー

小麦・大豆

作り方

  1. ボウルに小麦粉、粗くつぶした納豆、水を合わせて練り混ぜ、青ねぎを加えてざっと混ぜる。
  2. フライパンを中火にかけて油を熱し、(1)をスプーンで一口大に落とし入れ、両面をこんがり色づくように約4分焼く。

あまり悩みすぎず、親子で食事を楽しい時間にしましょう!

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コラムニスト

管理栄養士  天野 裕葵 

給食委託会社で病院の献立作成や厨房業務に携わった後、フリーランス管理栄養士として栄養コラム執筆やレシピ開発、栄養価計算などを行なっています。
私は、管理栄養士が国家資格にも関わらず社会的地位が低いことに疑問を感じています。もっと世の中に貢献できることがあるはずです。管理栄養士の活躍が人々の毎日を健康にすると信じております。
私は、管理栄養士の専門性を活かし、栄養学の楽しさを知ってもらう、興味を持ってもらうことが大切だと感じております。
そして、栄養学を通して「食の大切さ」を伝えてゆき、「健康な毎日」の実現に繋げていきたいと思っております。


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