皆さんこんにちは!お久しぶりです。コロナも落ち着いてきたので、そろそろちゃんと検診でも受けようかなと思って行った胃がん検診で指摘される方もいらっしゃるかもしれませんね。
沢山のバリエーションがあるわけではないですが実は胃の形は人によって違うのです。
胸焼けや胃もたれといった症状が持続するにもかかわらず、病院でいろいろな検査をしても悪いところがないと言われてしまう患者さんも少なくはないのではないでしょうか。
近年このような疾患を機能性ディスペプシア、英語で functional dyspepsia(FD) というようになりました。実は胃の形が爆状胃の場合は FD の症状が出やすいことが知られています。
だいぶ前置きがながくなりましたが、じゃ爆状胃ってどんな形なの?というと通常の胃がこんな形(図1)であるのに対し爆状胃はこんな形です (図2)。
もちろん食べ物があるかないかで胃の形は変わるので食べ物がある時をイメージしてください。
爆状胃は胃の上の部分が大きく逆くの字みたいになっています。上の容量が大きく折れ曲 がりが強いので食べたものがなかなか腸の方へ流れていかずに溜まりやすい構造になっています。
胃のなかにずっと食べ物が溜まってしまうので胃酸が沢山分泌され胸焼けを引き起こしたり、胃もたれを引き起こす原因になってしまいます。この症状を治す方法は結構〜難しく、胃酸を抑える薬が効きにくい人も少なくありません。飲み薬が効きにくいひとはなんとか食べものを胃の出口に移動させてあげることがポイントになります。
以下の点に気をつけてみてください。
しかしこれらの動きは酔っ払っていると酔いがまわったり、気持ちがわるくなることもあるので気をつけてくださいね。。。そんなに飲み過ぎないでくださいよ(汗
また肥満のある人、内臓脂肪が多い人は胃が押し上げられてしまっており食べ物が移動し辛いので体重を落とすために食事や運動習慣を見直すことがなによりも大事です!
しかし本当に胃炎がないのか胃潰瘍や胃がんは大丈夫か?といったことは検査をしないとわからないので、まずはかかりつけの先生や消化器の専門の先生にご相談なさってくださいね。
当院は昭和26年に創立して以来地元に根差した医院です。大きな病院に行くのは抵抗をお持ちでも「ちょっと小田で診てもらってきんさいや〜」と言われ受診される患者さん、診察時に「あんたのちっちゃい頃よぅ知っとるで」と私の記憶にないことまで話をされる患者さん、私が診察室に座っているとこの医院のもつ歴史、皆様からの期待を感じます。
これまでは東京で消化器内科を専門とし内視鏡検査やエコー検査を中心に診療を行ってきました。その経験を活かし経鼻内視鏡(胃カメラ)やエコーを用いて辛くない検査を行い、患者さんにあった医療の提供を目指しています。また高血圧や糖尿病といった生活習慣病、インフルエンザなどの感染症も適切に診療し皆様に信頼されるかかりつけ医でありたいと思います。
めっきり冷え込んできて体調を崩される方が多くなってきたように思います。
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