お子さんの園や学校での初めてのクラス(学級)懇談会。仕事を休んで参加すべきかどうか迷っているママ・パパに、「どんな話をするの?」「参加しないとどうなる?」といった疑問にお答えします。
また出席する場合に「自己紹介やひとこと挨拶は何を言えばいい?」「服装はスーツ?カジュアルでもいい?」など、よくある疑問に対し、体験談も参考に解説します。
お子さんが保育園や幼稚園・小学校に通い始めた最初の7月、はじめてのクラス懇談会が開催される校園も多いと思います。
しかし、保育園は終業後の夕方に設定されていることが多いものの、幼稚園や小学校では通常平日の日中に行われるため、「仕事を休んで必ず出席するべきか…」と悩んでいるママ・パパもいるのではないでしょうか。
結論からいうと、クラス懇談は、欠席してもあとから資料等はもらえるので大丈夫です。
ただし、出席できる可能性があるのなら、できるだけ出席しておくことをおすすめします。
なぜなら、園や学校によってクラス懇談で話されることや保護者のやることが異なるため、最初に出席して「うちの子の園(学校)はこんな感じか」と把握しておくと、次回からの判断がやりやすく、適切にできるようになるからです。
1学期末のクラス懇談は、基本的には次のような内容で進められることが多いでしょう。所要時間は45分~1時間程度ということがほとんどです。
入園・入学してからこれまでの行事や保育・授業のようすを担任の先生が話してくれます。授業で使う大型のテレビやスクリーンに写真を映してくれる先生もいます。個人情報保護のため「園だより」や「学級通信」には載らないショットなども、このときは見られることがあります。
保育園や幼稚園なら、登園日や夏まつり・プール開放日などについての説明があります。小学校では夏休みの宿題についても説明があります。
これらは、欠席しても別途プリントなどで確認できるので心配はいりませんが、出席していると宿題などの内容についての疑問をその場で先生に確認できるので便利です。
小学校では、成績の評価が記載された通知表(あゆみ)を保護者に配布し、内容についての説明を聞きます。クラス懇談に出席しなかった場合は、通知表は当日または翌日に子供が持ち帰ります。
PTA役員やクラス委員からの伝達事項がある場合もここで行われます。2学期に運動会がある園や学校では保護者競技の出場者を選出したり、夏休みの間にお祭りや清掃のある場合はスケジュールや担当について説明を受けたりします。
全体への説明のあと、通常は担任の先生の裁量で質問や意見交換などの時間が設けられます。1学期末のクラス懇談では、自己紹介がメインになります。
1学期末のクラス懇談会では、たいてい後半に交流の時間が設けられ、ほとんどの場合は保護者(と子供)の自己紹介になります。
過去に実施したアンケート調査でも「はじめてのクラス懇談の内容は?」という質問で「保護者による自己紹介があった」と回答した人は84%と、大半の園や学校で自己紹介タイムがありました。
どの程度詳しく紹介するかは参加人数や時間によってまちまちですが、おもに家でのようすや、園・学校でがんばっていること、食物アレルギーなど健康上知っておいてほしいことがあればこの場で伝えておくのも良いでしょう。
また担任の先生から「お子さんの良いところを1つ」「動画やゲームで気になること」といったお題が出されることもあります。
このとき、話す順番がトップバッターだと緊張しますよね。よくあるパターンが、担任の先生から「最初と最後の人でじゃんけんして決めましょう」と言われるもの。
小学校では、通知表配布などの都合上、出席番号順に並んだ子供の席に座ることが多いので、名字が「あ」「い」や「よ」「わ」等で始まる方は早めに心の準備をしておくと良いですね(笑)。
その他にも、はじめてのクラス懇談について、先輩ママから経験談をもとにしたアドバイスを紹介します。
上記のように、クラス懇談会では基本的に個別の連絡事項は含まれないため、仕事で出席できなくても書面で内容を確認できることがほとんどです。
ただ、やはり最初に参加しておくと以降の判断に役立ちますし、担任の先生に質問したりクラスの雰囲気を知ったりする機会にもなりますので、可能な範囲で出席できると良いですね。
私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。
娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。
親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。
しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。
まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。
より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。
現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。
かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。
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