例年、12月から年度末の3月にかけては企業の異動シーズンですね。それに伴ってお子さんが転校するご家庭もあるかと思います。
引っ越しは膨大な手続きの連続で親も本当に大変ですが、友達と離れて新しい環境に1人で入っていく子供にとっても大きな影響があります。
特に、初めての転校では、どんな影響があるのか予測できず、不安に思っているママ・パパも多いのではないでしょうか。
そこで、お子さんの転校経験のある保護者の皆さんにアンケートを取り、良かったことや大変だったこと、親はどんなフォローをしてあげられるのか…などについて教えてもらいました。
まずは「心配していたけど、こんな点が良かった」という体験談を紹介します。
転校当時5年生だったお子さんが中学生になってから、こんな話を聞いたという人も。
続いて、ママやパパがお子さんの様子をみていて「大変だった」「あまり良くなかった」と思ったことを聞かせてもらいました。
その他、授業や行事などでも思わぬ不便が生まれることがあります。
アンケートでは、その他にも、スポ少での指導方針やポジションの変化、方言を笑われ傷ついた、転勤が多く大型犬などのペットをあきらめたなど、色々な経験談が寄せられました。
転校が子供に及ぼす影響は単純に良い・悪いと決められるものばかりではなく、
「家族と過ごす時間は持てたものの、幼なじみがいない」
「土地ごとの違いに慣れるのは大変だったけど、幅広い価値観が身に付いた」
など、コインの表裏のような関係にあります。
仕事などの都合上転校せざるを得ない場合は、できるだけ良い面に目を向けつつ、お子さんが「分からないことが多くて困っている」「疎外感を感じている」「抜け落ちた学習単元がある」といった影響が出ていないか、保護者と学校が連絡を取り合いサポートしてあげたいですね。
私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。
娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。
親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。
しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。
まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。
より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。
現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。
かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。
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