いま小さいお子さんを育てている皆さんは、小学校に入ったら月々や年間どのくらいの学費が必要なのか、気になったことはありませんか?
よく「小学校入学から3年生までが貯金のチャンス」といわれますが、公立と私立では学費に大きな差があり、以降の教育費のことを考えると、小学校で実際にどのくらいのお金がかかるのか目安を知っておきたいところですよね。
そこで今回は、国の調査を参考にした「小学校でかかる学費」と、ママやパパたちから聞いた「意外な出費」についても紹介します。
文部科学省「子供の学習費調査」の最新の結果によると、公立小学校の1年間の学費と給食費の合計額は年間10万4,984円でした。
月々ではわずか8,700円程度となります。
保育園までは、世帯年収にもよりますが5~10万円の保育料を払っている家庭も少なくないため、公立小学校に入学し一律の学費になる期間に貯蓄しやすいのは事実かもしれません。
一方、同じ調査で、私立小学校の学費と給食費の合計額は年間100万6,152円でした。
月々約83,000円と公立小学校の10倍近く、6年間で支払う学費は公立小と比べて約540万円多く必要です。
給食費にはほとんど差がありませんが、学校の授業料や設備費・各種寄付金・制服代・通学交通費など、さまざまな面で公立にはない費用が発生します。
ちなみに上記の比較は「学校教育費」についてですが、それ以外に「学校外活動費」もそれぞれ以下の金額がかかっています。
この「学校外の活動」は大きく以下の2つに分けられます。
そして公立・私立の小学校とも、金額こそ違えど約50~60%が塾や通信教育などの補助学習費であることが分かっています。
ちなみに塾以外では具体的にどんなことにお金がかかったのか、小学生を育てているママ・パパに聞いてみました。
近年の物価高の影響で、上記のような習い事等の費用についても「2023~2024年にかけて値上がりした」という声が複数聞かれました。
子供の成長は親としては本当にうれしいものですが、大学進学までを考えるとまだまだ費用はかかります。
お子さんの夢や好きなことを最大限に尊重しつつ、どこにお金をかけるかをしっかり見極めていきたいですね。
私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。
娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。
親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。
しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。
まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。
より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。
現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。
かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。
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