「甘いものは別腹」との言葉があるように、甘いものが好きな人は多いですよね。栄養を摂るための食事とは別に、楽しむためのおやつも時には必要です。
楽しみのおやつでも「どうせ食べるなら、体にいいものが食べたい」と思う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、妊婦さんにおすすめの手作りあんこのレシピを紹介します。妊婦さんにおすすめの理由とともに紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
デーツは中東などの高温で乾燥した地域で育つ、ナツメヤシの実です。黒糖や干し柿に似たコクのある甘みが特徴的で、栄養豊富な果物として近年注目を集めています。
デーツ特有の濃厚な甘みは、ソースや焼き肉のたれなど、さまざまな加工品に取り入れられています。特にオタフクソースの隠し味に使われていることは有名です。
デーツは1000以上の品種があり、日本では10数種ほど輸入販売されています。品種によって固さや大きさもさまざまなので、好みのデーツを探してみるのもおすすめです。
デーツには栄養が豊富に含まれています。
デーツはブドウ糖が多いので、即効性の高いエネルギー源になるとともに、豊富なミネラルが体の調子を整えてくれます。
またデーツには食物繊維とマグネシウムが多く含まれているため、便秘で悩んでいる人にはぴったりな食べ物です。
デーツは中東諸国で古くから食べられてきました。現地では「1日3粒のデーツで元気な子が産まれる」という言葉もあり、安産のお守りとして昔から親しまれてきたようです。
近年ではマラヤ大学などの研究で、妊娠後期の女性がデーツを食べると、副作用なく出産にかかる時間が短縮したというデータもあります。
豊富な栄養と合わせて、妊婦さんにはぜひデーツを食べていただきたいです。
レンズ豆は小さく平たい豆で、日本では扁豆(ひらまめ)と呼ばれています。火の通りが速いため、調理する際には水に浸けておく必要がありません。
乾燥した豆をそのままスープに入れて煮込んだり、下ゆでしてサラダに使用したりすることが多いです。レンズ豆は買っておけば手軽に調理できるため、忙しい人にはおすすめの豆です。
レンズ豆は海外では一般的に使われており、栄養豊富なため、ベジタリアンの人たちからも人気を集めています。近年では輸入食品店のほかに、スーパーなどでも見かけることが多くなってきました。
レンズ豆には皮付きタイプと皮むきタイプがありますが、栄養面での大きな違いはないので、好みにあわせて使用してください。皮むきタイプは皮付きに比べて加熱時間が短く、煮崩れしやすい特徴があります。
レンズ豆は小さな粒の中にたくさんの栄養を詰め込んでいます。ここでは日本でよく食べられる大豆や小豆と比較してみます。
カロリー | たんぱく質 | 脂質 | 鉄 | |
---|---|---|---|---|
レンズ豆(乾) | 313kcal | 23.2g | 1.5g | 9.0mg |
大豆(乾) | 372kcal | 33.8g | 19.7g | 6.8mg |
小豆(乾) | 304kcal | 20.8g | 2.0g | 5.5mg |
レンズ豆は豆類の中でも脂質が低く、鉄分を多く含んでいます。妊娠中にも積極的に摂ってもらいたい食べ物のひとつです。
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デーツもレンズ豆も乾物のため、買っておけばすぐに作れます。調理時間は30分ほどなので、買いに行くよりも手軽においしいあんこが食べられます。
妊娠中は体重管理のため、食べたいものに制限がかかり、食べるものを選ぶのも大変ですよね。そんなときに少しでも体にやさしく、おいしいものを食べてほしいと思います。
レンズ豆もデーツも、体にうれしい成分が多く含まれているので、ぜひ普段の食事からおやつまで、食卓に取り入れてみてください。
Webライター
広島生まれ広島育ち、進学も就職も広島県内の根っからの広島県民です。
激務がきっかけで心身ともに体調を崩し、うつ病と摂食障害を発症。食と健康に深い興味を持つようになりました。
「どうすれば楽しく健康で過ごせるのか」「家族と同じものが食べたい」という思いから、日々家族みんなで元気に過ごせる方法を探しています。
現在はライターとして、自分の経験や知識をできるだけ多くの人に伝えていきたいと思っています。
さまざまな情報があふれるなか、何が正しいのかわからなくなる人も多いです。そんなときに、判断の一助になれれば、と思っています。