子どもたちにとって、お弁当の時間は保育園や幼稚園でのお楽しみタイム。
パパやママが愛情込めて作ってくれたお弁当は、給食よりもずっと美味しく、幸せを感じる時間のはずです。
しかし、食の細い子や食事に興味のない子にとっては、苦手な時間でもあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、おにぎりで作る「簡単キャラ弁」です。
特別な道具や材料は必要なく、それほど時間もかかりません。
今回は、不器用なパパやママでも、簡単に作れるキャラ弁の作り方を紹介します。
ただでさえ忙しい朝、お弁当にたくさんの手間や時間はかけられませんよね。
小さな子どもがいればなおさら、予定外のハプニングが起き、タイムロスが発生することもあります。お弁当の下ごしらえは、前日のうちに済ませておきましょう。
紹介するキャラ弁は、海苔でおにぎりをデコるだけの簡単な作業ですが、それでも子育て中の家庭には負担を感じるものです。
海苔は、前日の夜にカットし、当日の朝に貼りつけるだけの状態にしておきましょう。
今回は、パンダさん弁当にしました。
目・鼻・口を、画像のようにカットします。フリーハンドでもかまいませんが、心配な人は想定するおにぎりの大きさに合わせて、紙に下書きしておくといいでしょう。
目や口の形を変えたり、ヒゲを追加したりすれば、ネコやクマにも代用可能です。
ネットで「ネコ・イラスト・かわいい」と検索すれば、おにぎりにできそうなイラストがたくさん見つかります。
キャラ弁を作る際は、いつもより念入りに手洗いをお願いします。
素手で食材を触らないに越したことはないですが、細かい作業を箸でおこなうのは不器用さんにはちょっと難易度が高いかも。アルコールで消毒してもいいですね。
準備ができたら、まずはおにぎりを作っていきましょう。
おにぎりは必ず食品用のラップで包んで握ってください。たとえキレイに洗っていても、素手で握ったおにぎりは雑菌が繁殖しやすくなっています。
おにぎりキャラ弁でやりがちな失敗は、おにぎりが大きくなりすぎて、おかずが入らなくなること。
おにぎりに使用するご飯の量は、いつも使っているお子さま用のお茶碗で量りましょう。
いつも使っているお子さま用のお茶碗に、ラップを乗せておきます。
最初に、お顔用のおにぎりを作りましょう。
ラップの上に塩を振り、ご飯を乗せます。
中に入れる具はなくても大丈夫です。今回は昆布の佃煮を入れてみました。
後で耳用の小さなおにぎりも作るので、いつも食べる量より、やや少ないくらいのご飯で調整してください。
お顔用のおにぎりができたら、耳用の小さなおにぎりを作っていきます。
同様にラップを敷き、塩を軽く振り、小さじ山盛りくらいのご飯を乗せましょう。
同じ大きさのおにぎりを二つ握ったら、海苔を巻きます。
正方形の海苔の周囲に切り込みを入れておくと、シワが入らずキレイに仕上がります。
お顔用と耳用のおにぎりが完成したら、お弁当箱に詰めましょう。
まずは大きなおにぎりをお弁当の下部分に入れます。
次に耳用のおにぎりを左右均等に乗せ、バランスを取りましょう。
おにぎりの位置が定まったら、顔のパーツ用の海苔を乗せていきます。
今回のパンダさんは、それほど小さいパーツはありませんので、手でもうまく乗せられました。
「手では思っている場所にうまく乗せられない!」という人は、つまようじが便利です。
つまようじの先を水で濡らし、海苔をひっつけて持ち上げ、おにぎりの上で押しつけるようにしてみましょう。
反対の手で優しく押さえてあげてもいいですよ。
イラストを見ながら、微調整するとかわいく仕上がります。
最後は、ほっぺの部分にチークを入れてあげましょう。
箸の先にケチャップを付け、チョンチョンと2か所に落とします。
赤いほっぺでかわいいパンダさんが完成しました。
おにぎりが完成したら、キャラ弁完成まであと少し。
いつも通りのおかずを用意し、バランスよく詰めるだけです。
でもちょっと寂しいな…と思った方におすすめしたいのが、ハートかまぼこ。
かまぼこを松の葉のように切り、内側の切れ目に向かって、両サイドを入れ込むだけ。
かわいいピックを刺して固定すれば、ハートかまぼこの完成です。
前日に作って、タッパーに入れて保存しておけば、すぐに使えます。
今回のおかずは、ミートボール・つくね・ウインナー・卵焼き・ブロッコリー・ミニトマトと、お弁当の定番ばかり。
手の込んだおかずや作り慣れていない料理の入ったお弁当が、子どもたちにとって嬉しいお弁当とは限りません。
食べ慣れたおかずや見慣れたお弁当の方が、安心して食べられる子どもも多いはず。
だからこそ、おにぎりを親しみやすい動物さんのお顔にしたキャラ弁がおすすめ。
お弁当を作るパパやママにとっても、食べる子どもたちにとっても、Win-Winのお弁当といえます。
インスタでは、レベルの高いキャラ弁がたくさん見つかります。
しかし、誰もが真似できることではないですよね。
「自分は不器用だから、キャラ弁はムリ」「朝は忙しいから、キャラ弁を作る時間なんてない」こんな風に思うパパやママも多いはずです。
今回紹介したキャラ弁は、海苔とケチャップだけで、動物のお顔を表現できます。
パーツの形を工夫すれば、パンダ以外の動物にも応用可能。
すぐに試せるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
広島市在住の40代。社会人から小学生まで4人の子を持つ母です。今しかない子育ての時間を大切にするべく、ワークライフバランスを模索しています。スイーツ、お酒、ドライブが好きなアクティブママです。