広島駅北口を出ると山の上に見える、銀色に輝く塔。今回は二葉山(ふたばやま)登山をご紹介します。子どもとはじめての山登りをしたい方や手軽に山登りを楽しみたい方にオススメの山です。私も息子たちが幼児のときから、一緒に登っていますよ。
二葉山は広島駅からアクセスしやすく、頂上まで30分ほどで登ることができる山です。手軽に登れる山ですが、山頂からは広島駅周辺や市街地、瀬戸内海の島々を見渡すことができます。
自然を感じながら登山を楽しみ、親子で達成感を味わいましょう。
広島市東区にある二葉山は、標高139m。広島駅北口を出て、ビルの奥側に見える山です。山頂には銀色に輝く二葉山平和塔があります。
登山道は、東照宮(とうしょうぐう)口と饒津(にぎつ)口があり、今回は東照宮口からのコースをご紹介します。登山道入り口の広島東照宮は、広島駅北口から650mほどの距離にあり、歩いて約10分で到着します。
スタート地点 <広島東照宮> |
〒732-0057 広島県広島市東区二葉の里2丁目1−18 |
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頂上 <二葉山平和塔> |
〒732-0063 広島県広島市東区牛田東1丁目 |
※掲載内容は情報が最新でない場合もあります。詳細に関しては各施設にお問い合わせいただきご確認いただくようお願いします。
スタートは広島東照宮、広島駅北口から歩いて10分ほどで到着します。長い階段をのぼると境内です。
お参りをして境内の裏側へまわると、山へ続く道が現れます。鳥居をくぐり、階段を上がりましょう。
お参りをしない場合は、東照宮の右側にある道をのぼり、つきあたりの道を左折すると同じ地点に合流できますよ。
朱い鳥居が連なる、階段の道をのぼります。金光稲荷(きんこういなり)神社がまつられており、奥宮(おくみや)まで約500段の階段と120数基の鳥居があるそうですよ。急勾配ですぐに体が温まり、汗をかきはじめます。
スタートしてすぐ、周りは木々に囲まれて自然でいっぱい。土や樹木の香りがして、ひんやりとした空気が漂います。足元にはどんぐりが落ちており、紅葉を楽しめます。桜や新緑の時期も気持ちいいですよ。
鳥居の道を抜けると、つづいて石の階段が続きます。石段に沿って山を登っていきましょう。
大きな岩が見えたら、分かれ道です。
左側は金光稲荷神社の奥宮(おくみや)があります。ここからの眺望も美しく、ホッとひと息つくのにぴったりの場所です。
つづいて岩場をのぼりますが、転びやすく急なため、お子さんが小さい場合などは分かれ道まで戻り、右側の赤い手すりのある階段をのぼるといいでしょう。
岩場をのぼると高射機銃陣地跡があり、歴史に触れることもできます。二葉山や周辺には、写真のような看板が設置されており、整備されているのがわかります。
高射機銃陣地跡の看板を右手に曲がり、しばらく山道を歩きましょう。木立が茂り、ふかふかの土の上を歩くのは気持ちいいです。階段をのぼったらいよいよ山頂です。
山頂に到着しました。広島駅では山の上に見えていた二葉山平和塔が目の前に!頂上には景色を楽しむ人やお弁当を食べる人がいて、和やかな雰囲気です。
二葉山は30分かからずに登れる山ですが、頂上からの景色が素晴らしいのも魅力です。広島駅やマツダスタジアムはもちろん、似島や宮島、灰ヶ峰まで見渡すことができます。早朝の朝陽が昇る景色もきれいですよ。
帰りは、来た道を戻るか、一般道をくだります。一般道の場合は急な坂道と車に気をつけて帰りましょう。二葉山から足を伸ばして、尾長山、牛田山、神田山、見立山と縦走することも可能です。
今回は広島市東区にある二葉山の登山についてご紹介しました。広島駅からアクセスが良く、手軽に登れる山なので、子どもと登山を始めてみたい方にもオススメです。
大人は30分ほどで登れる山ですが、小さな子どもを連れての場合は時間がかかります。飲み物、お菓子や軽食、ばんそうこう、タオル、小銭、携帯電話などを持参しましょう。トラブルが発生したときに備えておくことが大切です。また帽子や手袋、滑りにくく歩きやすい靴を着用し、必要に応じて着替えの用意などもしましょう。
家族で自然を楽しみながら山を登り、達成感を味わってくださいね。
前職は教育業界。得意の説明能力と、調べることが好きで好奇心旺盛な性格を活かして、30代でWebライターへ転職。現在ライター歴8年目で、これまで生活、教育、健康、Web制作など、さまざまな分野・メディアで執筆してきました。 小学生男児2人の母で、趣味はランニングとおいしいものを食べること。広島県内にあるさまざまなお店へ走って行き、お腹と心を満たしています。