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塩分少なめでもおいしいごはんを作りましょう!

塩分少なめでもおいしいごはんを作りましょう!

2023.02.10

あなたの食べたものがあなたの体を作っているのです。生活習慣病を指摘されたご主人がいらっしゃるかもしれません。毎日のことですから、そんなに気合を入れっぱなしでは続きません。息切れしない程度に頑張って食事を作ってみませんか?
明日を健康で過ごせるように、あなた自身のために、家族のために経済的で簡単な月曜日から土曜日までのレシピを考えました。(但し書きがない場合は全て2人分です)

今回は「血圧が高いと言われた」「減塩ってどうしたら良いの?」「調味料、どれ位使ったら良いの?」具体的な減塩食が分からないと言われる方のために考えたメニューです。

次回は「胃の調子が悪い」という方にお腹にやさしい食事作りをご紹介します。

ごはんづくり、家族で楽しみながら作ってみませんか?第1回

POINT

  • 血圧の高い人の塩分は1日6g未満(1食で2g以内です)
  • ナトリウム(塩)を排泄するために、カリウムが多い食品をたくさん食べましょう。

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

小アジの南蛮漬け

新鮮なアジはえらの内側が色鮮やかです。小さなアジでもウロコとゼイゴは硬いのでしっかりとりましょう。

  • 小アジ 1盛り(6尾)
  • 酒大さじ 1
  • 小麦粉 大さじ2
  • 揚げ油 適宜
  • タマネギ 小1/2個
  • ニンジン 3cm
  • 南蛮酢(酢大さじ2・砂糖、しょう油、ごま油 各小さじ1)

  1. 小アジはゼイゴと内臓を取って、酒をふっておく。
  2. 小アジは表面をペーパータオルでふき取って、小麦粉を薄くはたき、中温より低めの油でゆっくり揚げる。再度今度は中温より高めの油で二度揚げをするとカラッと揚がる。
  3. タマネギとニンジンは薄い千切りにして、南蛮酢に漬けておく。
  4. 揚げたての小アジを南蛮酢の中へ漬ける。
魚油や植物油に多く含まれる不飽和脂肪酸は、動脈硬化予防や高血圧予防に効果があると言われています。
魚油のDHA(ドコサヘキサエン酸)は脳や神経の情報伝達にも深く関わっていると言われています。

セリとアサリの白和え

木綿豆腐と絹ごし豆腐の使い分けは好みで良いが、水切りの方法は用途に応じて変えるのがコツ。

  • セリ 1/2束(又は三つ葉)
  • アサリのむき身 50g(冷凍があります)
  • 酒 小さじ2
  • 和え衣(木綿豆腐 100g・白みそ 小さじ1・白すりゴマ 大さじ1・砂糖 大さじ1/2・薄口しょう油 小さじ1/2)
  1. セリは熱湯にくぐらせ、3cm長さに切っておく。
  2. アサリは水で振り洗いし、酒を加えて炒り水けを飛ばす。
  3. あえ衣の豆腐は茹でて、ペーパータオルを二重にして絞っておく。
  4. あえ衣をボールに入れて、泡立て器でしっかり混ぜる。
  5. 4にアサリとセリを加えて和える。
大豆や大豆製品にはサポニンという物質が含まれており、脂肪やコレステロールを取り除く作用があり、抗酸化作用も認められています。

豚汁

具材に根菜類をいろいろ加えれば、汁自体が主菜にもなります。

  • 豚薄切り肉 50g
  • ジャガイモ 小1個
  • ダイコン 2.5cm
  • ニンジン 1/4本
  • 長ネギ 5cm
  • だし汁 3カップ(だしの素でも良いが、塩分があるので味噌を控えめに)
  • 味噌 大さじ1と1/3
  1. 豚肉は2cmに切ってほぐしておく。
  2. ジャガイモは皮をむき、5㎜厚さのいちょう切り、ダイコン、ニンジンも皮をむいていちょう切りにする。
  3. 長ネギは端から、3~4mm幅の小口切りにする。
  4. 鍋にだし汁を入れ、豚肉を入れて火にかける。ダイコン、ニンジンも加えて中火でアクを取りながら煮る。
  5. 5~6分煮たらジャガイモを加えて煮る。
  6. ジャガイモが煮えたら、みそを煮汁で溶きながら加える。直ぐに長ネギを加えて煮立てないうちに火を切る。
具だくさんでもたくさん食べれば塩分が多くなります。できるだけ薄味で材料本来の味を活かしましょう。

火曜日の献立

豆腐ハンバーグ

豆腐が残った時は密閉容器に入れて、かぶるくらいの水を注ぎ冷蔵庫に保存します。毎日水を変えて3日くらいで使い切りましょう。

  • 合挽肉 100g
  • 木綿豆腐 150g
  • タマネギ 小1/2個
  • キクラゲ 2個
  • 小麦粉 大さじ1
  • 塩、コショウ 各少々
  • サラダ油 少々
  • 大根おろしカップ 1杯
  • ネギ小口切り 少々
  • ユズポン酢(市販のもので良い)
  • カイワレ菜 適宜
  1. 豆腐はぺーパータオルに包んで、電子レンジで600wで2分かけて冷ましておく。
  2. タマネギはみじん切りにして、サラダ油少々で炒めておく。
  3. キクラゲは1cm程度の長さの千切りにする。
  4. 1の豆腐をつぶしながら、2と3を加えて小麦粉をつなぎにしてしっかり混ぜ合わせる。
  5. 4に塩、コショウをしてさらに練り混ぜ、小判型に整える。
  6. フライパンに油を熱し、5を入れて焼く。中火で両面をこんがり焼いたら、やや弱火にしてふたをし蒸し焼きにする。
  7. 大根おろし、ネギとカイワレ菜を添えて盛り付け、ユズポン酢少々をかけてすすめる。
挽肉料理は脂質の摂取量が多くなってしまいます。食事においては脂質は満足感を感じさせ、肉の脂肪はとりわけおいしいと感じさせます。常温で白く固まる脂肪はできるだけ減らすように調整しましょう。

ひじきの煮もの

多めに作って常備菜にすると重宝します。中に入れる具材によって、しょう油や砂糖の量は加減しましょう。

  • 乾燥ひじき 30g
  • 竹輪 1本
  • 油揚げ 1/2枚
  • ニンジン 1/3本
  • ゴマ油 大さじ1/2
  • だし汁 2カップ
  • 酒 大さじ2
  • 砂糖 大さじ1
  • しょう油 大さじ2
  1. ひじきはサッと洗ってたっぷりの水に15分ほどつけて戻し、水気を絞る。長いようならザクザク切っておく。
  2. 竹輪は縦半分に切り、5㎜厚さの半月に切り、油揚げは熱湯をかけて油抜きし5㎜幅の食べやすい長さに切る。人参も長さをそろえて細めの拍子切りにする。
  3. 鍋にゴマ油を熱してニンジン、油揚げ、竹輪の順に炒めてひじきを加えてほぐしながら炒り、だし汁、調味料を加えて落し蓋をし、中火で15分程度煮る。汁けがなくなってきたらふたを外して火を強め、混ぜながら汁けをとばす。
海藻は意識しないとなかなか食べられません。ビタミン、食物繊維、鉄分、カルシウムなどを含みます。保存できるので上手に献立に組み込みましょう。副菜になるので、調味料は控えめにしましょう。

春菊の浸し

独特の香りは好き嫌いがありますが、なべ物以外にもサラダや和え物にしてみましょう。

  • 春菊 1/2把
  • しょう油 小さじ1
  • かつお節 適宜(のりでもおいしい)
  1. 春菊はたっぷりの水に放してざぶざぶ洗って、熱湯に入れてしんなりしたら水に取って冷ます。
  2. 根をそろえて3cm長さに切りそろえて、しょう油、かつお節を加えて混ぜ合わせる。
春菊はカロテン、ビタミンⅭに加え、ビタミンB群や鉄も豊富です。冬が旬の青菜をしっかり味わいましょう。

水曜日の献立

豚肉の生姜焼き

お弁当用など、冷たくなって食べる場合は薄切りの方がおいしい。

  • 豚肉生姜焼き用 200g(4枚)
  • サラダ油 小さじ1
  • ショウガ 2かけ(すりおろす)
  • しょう油、酒、水 各大さじ1
  • 砂糖 小さじ2
  • モヤシ、ピーマン、ニンジン 各適量
  • サラダ油 小さじ1
  • 塩、コショウ 少々
  1. 豚肉は脂肪と肉の間を縮まないように、筋切りをしておきます。

  2. フライパンに油を熱して、肉を重ならないように並べる。
  3. 肉のふちが白っぽくなったら裏返して両面を焼き、混ぜ合わせておいたショウガと調味料を回しかけて、煮からめる。
  4. モヤシと千切りにしたピーマン、ニンジンは油で炒めて、塩、コショウで調味する。モヤシはひげ根を切っておくとおいしい。
  5. モヤシ炒めと豚肉の生姜焼きを盛り合わせる。
豚肉は他の肉と比べて脂肪が多いですが、その分軟らかくて食べやすいです。また、良質なたんぱく質が多く、ビタミンB1を含むのが特徴です。ビタミンB1は糖質の代謝になくてはならない水溶性ビタミンです。

五目豆(常備菜用に多めに作ります)

昔は定番のように食卓に並んでいました。畑の肉と言われる大豆は弥生時代から食べられているそうです。

  • 大豆(煮てあるもの)2カップ
  • ニンジン 1/2本
  • ゴボウ 10cm
  • コンニャク 1/3枚
  • 昆布 15cm
  • 酒 大さじ1
  • 砂糖、しょう油 各大さじ3
  • みりん 大さじ1
  1. 大豆は乾燥したものは洗って、3倍以上の水に一晩浸して戻し、水ごと火にかけて弱火で八分通り火が通るまで煮ます。途中で差し水をしながら、吹きこぼれないように火加減をします。
  2. ニンジンは1㎝のさいの目に切り、ゴボウは包丁の背で皮をこそげて、細いところは3㎜の輪切りにし、水にさらす。コンニャクは1㎝のさいの目に切り、茹でておく。コンブは表面を拭いて5㎜核に切っておく。
  3. 大豆と2の材料を鍋に入れて調味料を加え、材料が浸かるくらいの水を加えてゴボウが軟らかくなるまで弱火で煮込む。昆布はすぐに煮溶けるので、大豆が軟らかくなってから入れる。また、市販の煮てある大豆は軟らかいので、他の材料が煮えてから加えたほうが良い。
大豆は畑の肉と言われ、タンパク質、大豆イソフラボン、鉄、カルシウム、大豆サポニンが豊富です。大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをしますので、エストロゲンの不足を補うことができます。その他、大豆はカルシウム、ビタミンB群も多く含み、老化防止にも効果があります。

わかめとカニカマの酢の物

生のわかめは食感も良く、ミネラルも豊富です。乾燥わかめは保存できるので、ぜひ常備して酢の物や汁物に使いましょう。

  • 生わかめ 50g
  • カニ蒲鉾 2本
  • 酢 大さじ2
  • 砂糖 小さじ1と1/2
  • 水 小さじ1
  • 薄口しょうゆ 小さじ1/3
  1. わかめ、カニ蒲鉾は食べやすい大きさに切っておく。
  2. 調味料を混ぜ合わせて1を和える。
わかめはカルシウムやマグネシウム、リンが豊富に含まれています。一番特筆すべきはヨウ素を含むことでしょうか。普通は不足することはないのですが、不足すると甲状腺機能に支障をきたします。また、水溶性の食物繊維を多く含むので腸内環境を整えてくれます。

木曜日の献立

黒豆ご飯(藤おこわと言います)

お正月に黒豆を煮た残りの乾燥大豆はありませんか? 黒豆が多すぎると黒っぽくなります。

  • 黒豆 1/3カップ
  • もち米 2カップ
  • 酒 大さじ2

※材料は3合炊き電気釜で炊ける量となっています

  1. 黒豆は三倍以上の水に浸して5~6時間おいてから、つけ汁ごと鍋に入れて弱火で硬めに煮て、つけ汁と豆を分けておく。
  2. もち米は1時間くらい前にとぎ、ざるに上げておく。
  3. 炊飯器にもち米を入れて豆の煮汁と酒、水を合わせて少なめに水加減をして、豆を加えて普通に炊く。
  4. 炊きあがったら十分に蒸らして、豆が全体にゆきわたる様に混ぜておく。
もち米のでんぷんの糖の成分は「アミロペクチン」100%でこれが強い粘りになっています。白米(うるち米)はこのアミロペクチンは80%で、残り20%が「アミロース」という糖の成分の違いがあります。

ブリとダイコンのあら煮

煮魚は沸いた煮汁の中に魚を入れて、動かさずに煮るのがコツです。

  • ブリのあら(1盛り)
  • ダイコン 10cm
  • サトイモ 4個
  • ショウガ 30g(薄切りと針ショウガ半々に)
  • だし昆布 10cm
  • しょう油、酒 各大さじ3
  • 砂糖 大さじ2
  • みりん 大さじ1
  1. 大根の皮をむき、4~5cmの厚めのイチョウ切りにする。

  2. ブリのあらはきれいに洗って、ざるに取って熱湯をかけておく。
  3. ダイコンは1~2cm厚さの大きないちょう切りにして米のとぎ汁で、下茹でしておく。
  4. サトイモは皮をむいて半分に切って水につけておく。
  5. 鍋に昆布と水2カップ・酒、しょう油、砂糖、みりんを入れ煮立たせる。
  6. 煮立ったら、ブリ・薄切りのショウガを入れて落し蓋をして10分ほど煮る。
  7. 10分したらダイコンとサトイモを加えて落としぶたをして約15分間弱火で煮つめる。
  8. 火を止めたら、10分位味をなじませてから、盛り付ける。針ショウガは多すぎるほど載せましょう。
ブリは青魚なので、DHAやEPAと言った魚油が豊富に含まれて血液サラサラ効果がありますが、その分エネルギー量は多くなります。しかし血合いの部分にはタウリンが豊富に含まれていて、脳内では神経伝達物質として作用し、交感神経を抑制し高血圧を改善します。

切り干し大根の酢の物

保存できるので、野菜が足りないときに重宝します。煮るだけでなくいろいろな食べ方に挑戦してみましょう。

  • 切り干しダイコン 20g
  • ニンジン 3cm
  • キクラゲ 1枚
  • 薄切りのハム 1枚
  • セリ 4本
  • しょう油 大さじ1
  • 酢 大さじ1
  • ゴマ油 小さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  1. 切り干し大根は水で良く洗って、20分位水に漬けて戻します。
  2. ニンジンとキクラゲは千切りにして硬めに茹で、セリは熱湯へ漬けてしんなりしたら水に取り3cm長さに切っておく。
  3. ハムも3cm長さで細く切っておく。絞った切り干し大根も、長ければ食べやすいように切っておく。
  4. セリ以外の材料を合わせて、調味料をまぜて回しかけ食べる前にセリを加えてひと混ぜする。
切り干し大根は食物繊維の中でも特にリグニンと呼ばれる不溶性食物繊維が豊富です。腸内の善玉菌を増やす整腸作用や、水分を吸収して便の量を増やす役割もあり、便秘がちの方はぜひ献立に取り入れてください。また、カリウムが多いのも減塩効果があります。鉄分やカルシウムも多くうれしい食材です。

金曜日の献立

シーフードと卵の炒め物

魚介類を食べたいけど買うのが面倒とか、割合高価なのでつい肉類に偏っていませんか?冷凍のシーフードなら買い置きができるし安価です。

  • 冷凍シーフードミックス 120g
  • 卵 2個
  • タマネギ中 1/3個
  • マイタケ 1/2パック
  • ブロッコリー 1/3株
  • ショウガのみじん切り 1片分
  • しょう油、酒各 小さじ2
  • 中華だしの素(顆粒)、砂糖、酢 各小さじ1
  • サラダ油 大さじ1
  1. 冷凍のシーフードミックスは水洗いして半分ほど溶かし、分量以外の酒を大さじ1振っておきます。
  2. ブロッコリーは小房に分けて、耐熱容器に入れて600wで1分強かけて、硬めに火を通しておきます。
  3. タマネギはくし形に切ったものを半分に切り、マイタケは小房にほぐしておきます。
  4. 2のフライパンに、割りほぐした卵を入れて中火の強で、大きくかき混ぜて半熟程度で取り出しておく。
  5. タマネギ、ブロッコリー、シーフードをフライパンに入れて炒め合わせて調味料を加えて卵を戻して
  6. 強火にし、全体をザックリ混ぜ合わせて火を止める。
イカやエビ、貝類は脂質の少ない、たんぱく質の豊富な食材です。タウリンやアスタキサンチンなど健康食品でよく耳にする成分が含まれています。又、ブロッコリーは今が旬です。抗酸化作用のあるβ₋カロテンやビタミンⅭのほか、鉄やビタミンKなども含む栄養価の高い食品です。付け合わせだけでなく、もっと料理に使いましょう。

根菜の胡麻マヨネーズ和え

調味料の中でもマヨネーズはダントツに塩分が少ないので、上手に使いましょう。

  • レンコンの細いもの 10cm(ゴボウの千切りでも良い)
  • ニンジン 3cm
  • マヨネーズ 大さじ1
  • 白すりごま 小さじ2
  • しょう油 小さじ1/2
  1. レンコンは皮をむき、2㎜厚さの半月に切っておく。
  2. ニンジンは皮をむいて2㎜厚さで、太さに応じて円や半月に切っておく。
  3. 水2カップ、分量以外の酢大さじ1/2を入れた鍋にレンコンを入れて中火にかける。煮立ったらニンジンを加えて、再び煮立って1分ほどしたら火を止めてざるに取る。
  4. ボールにマヨネーズ、白すりごま、しょう油を入れて混ぜ合わせてレンコンとニンジンを和える。
胡麻はセサミンという名前が知られているように、抗酸化作用があるという事で、健康食品もたくさんあるようです。上手に献立に加えてみましょう。

なめたけのおろし和え

なめこは生でも食べられそうですが、必ず火を通して食べましょう。消化不良を起こします。

  • なめこ 1袋
  • 大根おろし 1カップ
  • 薄口しょう油 小さじ1/3
  • カツオ節 適宜
  1. なめこは熱湯に入れて、ワーと浮いてきたらざるに取って冷まします。
  2. 大根おろしとなめこを混ぜてしょうゆ、かつお節を合わせて調味します。
なめこは水に溶けてゼリー状になる食物繊維と水に溶けない食物繊維の両方を含みます。ぬめり成分はたんぱく質の吸収を促進する働きがあります。また、ぬめり成分は粘膜を保護したり強化したりする働きがあります。

土曜日の献立

●トースト
ポトフにはご飯よりこんがり焼いたパンがおいしいでしょう。ガーリックトーストもおいしいかもしれません。
ガーリックトーストは、バターとすりおろしたニンニクを混ぜてパンに塗り、5分ほど焼いて出来上がり。
●イチゴ
毎年新しい品種が出てくる気がします。すっかり秋から春先までとなったイチゴの季節。しっかり味わいましょう。

豚肉のポトフ

豚肉と野菜をコトコト煮るだけ、時間はかかるが手間いらず。冷蔵庫の整理でもしながら煮込みましょう。

  • 豚ロース塊肉 500g(残ったら日曜日のサンドイッチ用に)
  • キャベツ 1/4個
  • ジャガイモ 2個
  • ニンジン 1本
  • レンコン 1/2節
  • ブロッコリー 4房
  • ベーコン切れ端 1枚分
  • コンソメ顆粒 小さじ1
  • 塩、黒コショウ 少々
  1. ブーケガルニ(ローリエ、タイム、パセリ、ローズマリーなど)をタコ糸で縛って作っておく。ハーブがなければ、市販の乾燥した瓶詰でも十分です。
  2. 豚肉は塩、コショウを控えめに表面にまぶしておく。
  3. キャベツは1/4個をさらに半分に切る。ブロッコリーは小房に分けておく。
  4. ジャガイモは皮をむいて半分に切り、ニンジン、レンコンも同様に大きめに切っておく。

  5. 鍋に水カップ5とコンソメ顆粒、ブーケガルニを入れて火にかけ、肉の塊を入れてアクを取りながら40分位煮たら、ブロッコリー以外の野菜とベーコンを入れて煮ます。
  6. 肉に竹串を刺して濁った汁でなければブロッコリーを加えてひと煮たちさせたら塩、コショウで味を調えて完成です。時間を短縮させたい時は肉を半分に切ると早く火が通ります。
  7. 豚肉は5mm厚さに切って野菜とともに盛り付けます。
キャベツは生でも食べられますし、野菜の中でも特にビタミンCの含有量が多く、ほかにも、食物繊維、カリウム、ビタミンKなどを補給したい時にはお勧めです。一年中出回っていますから、千切りにしてジップロックに入れておけば朝の忙しい時にも重宝します。ベジファーストをと言う方は是非千切りキャベツを用意してください。ポトフではクタクタに煮えていますので、いくらでも食べられます。

ホウレン草と生シイタケの和え物

ホウレン草は代表的な緑黄色野菜です。めんつゆ利用で簡単和え物を作ります。

  • ホウレン草 1把
  • 生シイタケ 2枚
  • めんつゆ 小さじ1
  1. ホウレン草はよく洗って、茹ですぎないように根元から茹でて、水にさらして3cm長さに切る。
  2. 生シイタケはホウレン草を茹でる前に、サッと熱湯をくぐらせて、5mm幅に切っておく。
  3. ホウレン草と生シイタケをめんつゆで和える
ホウレン草はβ-カロテン、ビタミンAが豊富で皮膚や髪の健康維持に有効です。また、冬のホウレン草は夏の3倍もビタミンⅭを含むということです。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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