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くせになる楽しさ!シイタケの菌打ちをやってみました!

くせになる楽しさ!シイタケの菌打ちをやってみました!

2023.08.25

冬場に雨が降ると数日後にはたくさん生えてくれたシイタケ。原木栽培のシイタケは、品種にもよりますが、大体1年の中でも、気温が低下する晩秋から春先の期間しか収穫できません。「来年以降はもっとたくさん収穫できるようにするぞ!」と意気込んで、たくさんのシイタケの種駒を打ち込む原木(コナラ)を購入しました。

庭に湿気が多い場所や、庭木があり、直射日光が当たらない場所があればシイタケ栽培に挑戦できます。また、そのような場所がなくても、人工的に直射日光を遮ることのできる空間が作れるのであれば、どなたでも挑戦できますので、参考にしてみてくださいね。

それでは、原木の購入からシイタケ菌を打ち込んでいく作業まで、順番に紹介していきます!

シイタケ栽培をするために用意するもの

シイタケ栽培にはクヌギやコナラといったドングリの原木を使用するのが適しています。広島ではコナラの原木が手に入りやすいと思いますので、シイタケ栽培をしてみたい方は、JAや産直市に問い合わせてみてください。

シイタケ栽培を始めるために用意するものはこちら

  • 原木(コナラ)
  • 原木に穴をあけるドリル
  • シイタケの種駒
  • トンカチ(100均でもよい)

道具や種駒等は、JAで購入しました。

原木(コナラ)の準備

原木は、長さ90センチ、直径10~15センチのものが扱いやすいと思います。原木が太ければ太いほど、収穫量が多く、長い期間収穫できるメリットがあります。しかし、細いものに比べて発生までに時間がかかることと、とにかく重たい!!というデメリットがあるので、先ほど述べた大きさが良いと思います。価格は購入場所にもよりますが、1本600円~900円ぐらいです。

原木に穴をあけるドリル

木工用ドリルでも穴は開きますが、この度は原木20本程度打ち込むので、シイタケの穴あけ専用のドリルを使用しました。力も早さもあり、一瞬で穴が開きます。

シイタケの種駒

原木1本につき、原木の直径×3倍程度の種駒を打ち込むようになります。打ち込む原木の本数、直径を参考に、必要な数の種駒を購入します。この種駒に、シイタケ菌がいます。

トンカチ(100均でもよい)

早くたくさん打ち込んでいきたい場合は、大きなトンカチで良いですが、種駒を打つときに、トンカチの端が原木を傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。
100均にあるような小さめのトンカチだと、時間はかかりますが、原木に傷が入りにくいのでおすすめです。子どもも一緒に手伝いやすいので、小さめのトンカチが良いですよ。

原木にドリルで穴をあける

まず最初に、原木にドリルで駒菌を打ち込む穴をあけていきます。かなりの削りカスが飛び散るので、屋外で作業を行う場合でも、ブルーシートの上で作業すると、あとの掃除が楽にすみます。地面でそのままやってしまうと、土と木くずが混ざって掃除がしにくくなるので注意が必要です。

しかし、原木をブルーシートの上に移動させるだけでもかなりの重労働。次の日の腰痛が確定しました。

15~20センチ間隔で穴をあけていきます。一列穴をあけ終えたら、今度は5~10センチ程下にずらし、また同じように15~20センチ間隔であけます。この2列目以降は、上段であけた穴と穴の間に穴をあける感じです。ドリルでの作業は危険ですので、慎重に作業を行いましょう。

夫がほとんど穴を開けてくれましたが、私も体験してみました。すると、シイタケ専用ドリルのパワーと、穴が開くまでのスピードに驚きました!穴を開ける瞬間に、ドリルが下にぐいっと引っ張られる感覚がありました。

一歩間違えると、大けがをしてしまいそうなので、私は恐くてもうやりたくないなと思いました。もちろん、子どもには絶対にやらせないようにしてください。少量の原木なら、専用ドリルではなく、木工ドリルで十分だと思います。

見ると、靴下が木くずだらけになっていました。洗濯が大変そうです・・・。

シイタケの種駒打ち

原木を1周して同じ間隔で穴をあけたら、そこに種駒を打ち込んでいきます。種駒は、打ち込む側が若干細くなっているので、穴に差し込んでトンカチで打ち込んでいきます。

トントン打ち込む、この単純作業が、何ともくせになる!!一発で「トン」と打ち込めると快感です!!ここでは、子どもたちの出番。すべての穴に、きちんと打ち込みます。

打ち残した穴があると、そこからばい菌が入ってしまい、台無しになってしまいます。穴の数と、種駒の数を合わせるのも大変でした。

「原木シイタケは、この種駒を打ち込んだところから生えてくるのでは?」と思われていますが、これは違います。打ち込んだ種駒からシイタケの菌糸が、原木全体に回り、そして原木の至るところから生えてくるようになります。
また、原木に種駒を打ち込んで、すぐにシイタケが出てくるのではなく、シイタケの打ち込みをした翌年の秋にシイタケが発生します。なので、今回打ち込んだ原木から発生するのは2024年の秋になります。収穫までが長いですが、シイタケが発生した時の喜びは大きいですよ。

仮伏せ

種駒を打ち込んだら、写真のようになります。仕上げは、仮伏せといって、原木を井桁に組んで、ブルーシートで覆い、乾燥させないように5月初旬頃まで置いておきます。中が乾燥しないように、定期的に確認し、乾燥しているようであれば散水して水分を補給させます。

自家消費用の家庭菜園では、原木2~3本で十分の量のシイタケができると思います!ぜひ、挑戦してみてくださいね!

この記事のライター

レモン

広島市在住の30代主婦。幼稚園から小学生までの3人の男の子のママ。夫の無農薬栽培の畑も手伝っています。 大学では環境問題を学びました。自然が大好きで、子どもの山歩きサークル歴5年。キャンプや釣りも始めたので、毎週のように子どもたちと山・川・海をハシゴする超アクティブ派!! 子育て中のママ目線の記事を書いていきたいです。

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