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蒸し暑い季節にぴったりのメニュー。冷蔵庫の残り野菜を使い切りましょう!

蒸し暑い季節にぴったりのメニュー。冷蔵庫の残り野菜を使い切りましょう!

2023.07.26

蒸し暑い日々が続いています。食欲不振という方もいらっしゃるでしょう。あっさりしたものばかりだと夏バテしてしまいます。買ってきた材料が中途半端に冷蔵庫に残っているという事はありませんか?上手に材料を使いまわしながら、短時間でおいしいご飯を作りましょう!
(材料は特記がない限り2人分です)

前回:「調理する時間がない!」でもおいしくてバランスの良いササッとメニュー

POINT

  • 季節感を感じる食材で、冷蔵庫の整理も兼ねてみましょう。
  • 調理工程は少なく、省けることは省いて、短時間で調理を済ませましょう。
  • できるだけ調味料は単純に。
  • 今回使用しているめんつゆもだしじょう油も2倍濃縮のものです。

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

鮭の南蛮漬け

魚の値段が高くて驚きますが、鮭は価格が安定していて重宝します。いつもムニエルやバター焼きでは飽きるのでさっぱりと夏仕様です。

  • 鮭 2切れ
  • 小麦粉 適宜
  • オリーブ油 大さじ2(サラダ油でも可)
  • 漬ける調味料:砂糖小さじ1、だししょう油大さじ2、酢大さじ1
  • 玉ねぎ 小1/2個(今回は白と紫の玉ねぎを1/4づつ使用)
  • オクラ 2本(縦に切っておく)
  1. 玉ねぎは薄くスライスして、水にさらしておく。
  2. 鮭を漬ける調味料を深皿に作っておく。
  3. 鮭は洗って3等分に切り、小麦粉をまぶす。
  4. フライパンに油を熱して、端でオクラを軽く焼きながら、鮭を両面こんがりと焼く。
  5. 4の鮭を2の深皿に入れて両面を調味液に漬ける。
  6. 皿に、調味液少々と鮭3切れ、上に水気を切った玉ねぎをのせ、オクラを飾ります。
鮭はチリ産が多いように思っていましたが、最近では卵を輸入して東北地方の海面で養殖しているとか。
鮭は赤色だが生物学的には白身魚に分類されます。疲労回復や貧血予防に効くビタミンB群をすべて含んでいます。

なすと伏見とうがらしの味噌炒め

今夏はなすの生育が悪いのか、黒光りするものが少ないように思います。表面の紫色が濃くつややかなものが良品です。

  • なす 2本
  • 伏見トウガラシ 3本
  • サラダ油 小さじ1
  • 調味料:甜麺醤(テンメンジャン)、水大さじ2をかき混ぜて滑らかにしておく。
  1. なすは洗ってヘタを切り落とし、縦4~5等分に切って5分位水にさらす。
  2. 伏見トウガラシは斜めに切って、種を振り落としておく。
  3. フライパンに油をひき、水けをふき取ったなすを転がしながら焼く。
  4. なすがしんなりしてきたらトウガラシを加えて焼き、調味料を回しかける。
  5. 中火位のまま焼き付けて、水分が無くなったら火を止める。
なすは90%以上が水分ですが、カリウムが豊富で、ナトリウムを排泄する働きがあります。なすの紫色はナスニンという色素で、増えすぎると体に害を及ぼす活性酸素の働きを抑える働きがあります。

かぼちゃのサラダ

最近のカボチャは煮ても焼いても、とてもおいしく食べられます。驚くほど甘いものもあります。

  • かぼちゃ 1/4個
  • きゅうり 1/2本
  • ドレッシング:無糖のプレーンヨーグルト50ml、マヨネーズ大さじ2
  1. かぼちゃは皮をむき、2cm角位に切って電子レンジに4分位かけて、冷ましておく。
  2. きゅうりは薄い小口切りにして、塩少々を振ってしんなりしたら洗ってしっかり絞っておく。
  3. ヨーグルトとマヨネーズをよく混ぜて、カボチャとキュウリを加えて和える。
かぼちゃはβカロチンを多く含み、皮膚や粘膜を丈夫にします。最近はほとんどが西洋かぼちゃのようです。皮がプラスチックのように硬いことがありますので、ラップに包んで電子レンジにかけてから切ると、柔らかくなって楽です。

火曜日の献立

ゴーヤの肉詰め

『にがうり』という名前の通りモモルデシンという苦み成分が含まれています。緑色の濃い色の均一なつやのあるものを選びましょう。

  • ゴーヤ 1本
  • 合いびき肉 200g
  • 玉ねぎ 1/2個
  • 片栗粉 大さじ1
  • 小麦粉 適宜
  • 油 大さじ1
  • 調味料:塩、コショウ適宜、めんつゆ大さじ1、酒大さじ1
  • レタス 1/4個
  1. ゴーヤはまっすぐで太めのものを選び、両端を切り落とし長さを半分に切ります。
  2. 菜箸の太い方を使って、中の白いわたの部分を突きながら落としていきます。
  3. ほぼ白いわたが落とせたら、細めのティースプーンを使って穴の中をこそげて、くりぬきます。
  4. ゴーヤの穴の中に片栗粉を振りかけておきます。
  5. 玉ねぎはみじん切りにして、合いびき肉と混ぜて塩、コショウをしてよく練っておく。
  6. 穴の中に5のひき肉を練ったものを詰めて、1.5㎝位に切りそろえて余っているひき肉をしっかり詰めて、両面に小麦粉を振っておきます。(紅茶漉し器に入れて振りかけると上手くかけられます)
  7. フライパンを熱して油をひき、6のゴーヤを焼きます。片面をしっかり焼いて、もう片面も焼きます。
  8. 両面に焼き色がついたら、めんつゆと酒を混ぜて全体に振りかけます。
  9. 汁けがなくなったら火を切ります。
苦み成分のモモルデシンは消化液の分泌を促し、食欲を増進させます。また、血糖値や血圧を下げる働きも期待できるそうです。

カレースープ

カレー粉は20~30種類のスパイスをカレー用に配合した混合調味料です。色の原料、香りの原料、辛味の原料などが混ぜ合わせてあります。

  • ウィンナーソーセージ 適宜(大きさにより加減してください)
  • 玉ねぎ 1/2個
  • にんじん 4㎝
  • じゃがいも 1個(メ―クイーンの方が良い)
  • ズッキーニ 1/2本
  • ミックスビーンズ(いろいろな豆を蒸し煮にした加工品)100g
  • ピーマン 1個
  • 調味料:固形コンソメ1個・カレー粉大さじ1
  1. ウィンナーソーセージは1㎝位の小口切りにします。(ベーコンなど冷蔵庫にある肉の加工品を使用してください)
  2. 玉ねぎ、にんじん、ズッキーニ、ピーマンは2cm角位の食べやすい大きさに切っておく。
  3. じゃがいもは少し大きめの角切りにします。
  4. 鍋に2カップの水とコンソメを入れて、ピーマンと豆以外の材料を入れて火にかけます。
  5. じゃがいもが煮えたら、カレー粉と残りのピーマンと豆を加えて2~3分煮ます。
  6. 煮詰まったようなら、途中で水を加えて調整してください。
ハムは塊肉を使用して作りますが、ソーセージはひき肉に香辛料を混ぜて腸詰めにしたものです。これを燻煙したり、加熱してあります。ウィンナーソーセージは羊の腸、又は人工的な腸に詰めた太さが20㎜未満のものを指します。これらを少し加えることで調味料が単純でもスープの味に深みが出ます。

そうめんうりの酢の物

そうめんうりはカボチャの仲間で、肉質が粗く繊維質に富んでいるので輪切りにしたものを茹でると素麺のような糸状にほぐれます。

  • そうめんうり 2~3㎝の輪切りのもの
  • 調味料:甘酢(酢大さじ1、砂糖大さじ1/2、薄口しょうゆ小さじ1/2)市販の調合したものでも可
  • いりごま 適宜
  1. そうめんうりは皮が付いたまま、たっぷりの湯を沸かして茹でます。途中で1~2本すくって食べてみて少しまだ硬いかと思うくらいで火を止めて冷水にとります。
  2. 大きめのボールの中で、水を流しながら手でほぐしてそうめん状になったら、水を切ります。
  3. 甘酢で和えて、ゴマを振る。
酢の物は砂糖の量を加減して、しょう油や塩の代わりにめんつゆなどを使えば酢の物が苦手な人でも食べやすく仕上がります。

水曜日の献立

いろいろ野菜の卵焼き

冷蔵庫に使いかけの野菜がたまってきてスープを作ることがありますが、卵でとじても意外においしく食べられます。マヨネーズと牛乳を加えるとふんわり焼けます。

  • 卵 3個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • キャベツ、エリンギ、カラーピーマン等の残り野菜(2cm角に刻んで両手に山盛り)
  • グリンピースカップ 1/2(残った豆を冷凍しておいたもの)
  • トマト 1個(生では熟しすぎて食べにくいものを種を取って小さく刻んでおく)
  • かぼちゃ 100g(皮ごと電子レンジで軟らかくして2㎝角に切っておく)
  • 調味料:塩、コショウ各少々、コンソメ顆粒小さじ1/2、マヨネーズ、牛乳各大さじ1
  • オリーブ油 大さじ1/2
  1. フライパンにオリーブ油を熱して、硬そうな野菜から炒めて軽く塩、コショウをし、しんなりしたら、かぼちゃを加えて炒め合わせる。
  2. 1のフライパンの野菜の中に溶きほぐした卵とコンソメ、マヨネーズ、牛乳を混ぜて加える。
  3. 中火にして、ざっくり混ぜて平らにしたら、弱火で蓋をしてじっくり蒸し焼きにします。
  4. 表面が固まってきたら、裏返して両面をこんがり焼きます。
たいていの家庭には卵があると思います。コレステロールを気にしすぎて食べませんと言う方もおられますが、冷蔵で保存できる貴重なたんぱく質源です。1日1個なら問題ありません。コレステロール値が高いと言われる方も1日おきなら大丈夫です。蒸したり、茹でたり、炒めたりいろいろに活用しましょう。

ブロッコリーのピーナッツバター和え

食べたくて買ってもついつい冷蔵庫の隅に追いやられている朝食グッズはありませんか?チーズフードやジャム等も上手に料理に活用して、早めに使い切りましょう。

  • ブロッコリー 1/4個
  • 調味料:ピーナッツバター大さじ1、めんつゆ小さじ1
  1. ブロッコリーは小房に分けて、電子レンジで1分ほど加熱し水に取って粗熱をとり、水気を切っておく。
  2. ボウルにピーナッツバター大さじ1、めんつゆ小さじ1と水小さじ1を加えて電子レンジで20秒ほど加熱して混ぜ合わせて、ブロッコリーを和えます。
ブロッコリーはカリフラワーと同じく花野菜と呼ばれる冬の野菜ですが、1980年代から急速に普及してきて今では季節が分からないほど年中流通しています。ビタミンB・Ⅽ、鉄、食物繊維が豊富です。緑の色が料理を引き立てますので、付け合わせだけでなくいろいろに利用してみましょう。

とろろ汁

ヤマノイモ類の中でも一番目にするのが長いもだと思いますが、自然薯や大和薯に比べて粘りけが少なく扱いやすいのでとろろ汁が簡単にできます。

  • 長いも 10㎝
  • 調味料:酢適宜、めんつゆ大さじ1
  1. 長いもは皮をむいたら酢を少しふりかけて、おろし器ですりおろします。
  2. すりおろした長いもにめんつゆを加えて、泡だて器で混ぜて水を加えて濃さを好みに調整します。
  3. 焼きのりか、青のりを上に飾ります。
消化酵素のジアスターゼは大根より多く含まれています。生で食べることができるので消化酵素が良く働きます。ビタミンB1も多いので、消化促進と疲労回復効果もあり暑い夏には効果的な食べ物です。
酢を少し振りかけることで、白く仕上げることができます。

木曜日の献立

サモサもどき

餃子の皮が冷蔵庫に残っていたので、作ってみました。水餃子も良いですが、餃子の皮のような小麦粉で作った皮を使った料理が世界中にいろいろあります。

  • 餃子の皮(大) 14枚
  • 鶏ひき肉 100g
  • 玉ねぎ 1/2個
  • にんじん 3㎝
  • ピーマン 1個
  • じゃがいも 1個
  • オリーブ油 小さじ1
  • 揚げ油
  • 調味料:塩少々、カレー粉大さじ1/2、クミンシード小さじ1(なくても良い)
  1. 玉ねぎ、にんじん、ピーマンは粗みじんに切っておきます。
  2. じゃがいもは皮のまま半分に切って電子レンジで3分ほど加熱して、粗熱が取れたら皮をむいて1㎝角位に切っておく。
  3. フライパンに鶏ひき肉と1の野菜を入れて、塩少々を加えて炒めておく。
  4. 野菜がしんなりしたらじゃがいも、カレー粉、クミンシードを加えて炒め合わせる。
  5. 餃子の皮で4の具を、餃子を包む要領で指先で皮のふちに水を付けて、包んでいきます。
  6. 揚げ油を熱して、170℃位でパリッと揚げます。具は火が通っているので皮がきつね色になれば出来上がりです。
サモサはインドの軽食です。フィジーに長期滞在した時、カレー味のジャガイモが印象に残っています。ひょっとしたら、じゃがいもではなくタロイモだったかもしれません。同じようなものをメキシコの食事の中にも見つけました。カレー味でなくてもいろいろに工夫したらバリエーションが広がりそうです。

トマト煮

子供の頃、我が家では料理好きの母がいち早くトマトを植えてケチャップを作ったりしていましたが、
私は朝早く起きて、まだ朝露がついている冷たいトマトをかぶりつくのが好きでした。

  • 軟らかくなった完熟トマト 大1個
  • ベーコン 1枚
  • 玉ねぎ 1/2個
  • ズッキーニ 1/2本
  • ミックスビーンズ(蒸し煮)100g
  • 調味料:コンソメ顆粒小さじ1/2、塩、コショウ適宜、あればタイムやローリエなどのハーブ
  1. トマトは洗ってヘタの反対側を十字に切れ目を入れて皿にのせ、電子レンジで1分弱加熱して皮をむいておく。(一般的には、切れ目を入れて熱湯につけて皮をむきます)
  2. 材料は全て、2~3㎝位の大きさに切りそろえます。
  3. 鍋に水2カップを入れて火にかけ、ミックスビーンズ以外の材料と、コンソメ、ハーブを入れて中火で煮る。煮立ってきたら弱火にしてやわらかくなるまで煮る。
  4. 最後にミックスビーンズを加え、ハーブを取り出して塩、コショウで味を調える。
ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるほど熟したトマトにはリコピンが多く強力な抗酸化作用があり、有害な活性酸素を除去しがんや動脈硬化を予防する働きが期待されます。またβカロチンは肌荒れ防止にも効果的です。

きゅうりの南蛮漬け

今年はキュウリが高くて驚きます。安いと思って袋買いしたキュウリがしなびていませんか?
合わせ酢に漬けておくと2~3日おいしく食べられます。食欲がない時は重宝します。

  • きゅうり 3本
  • にんじん 1本
  • 調味料:酢大さじ3、砂糖大さじ1、めんつゆ大さじ2、ゴマ油小さじ1
  1. きゅうりは洗って、まな板の上に並べてすりこ木で(なければ棒状のもので代用)ひびが入るくらいトントン叩いてから、乱切りにします。(叩くと味が早く滲みます)
  2. にんじんはスライサーで細い千切りにしておく。
  3. ジップロックの袋の中に調味料を合わせて入れておく。
  4. ジップロックの中に、きゅうりとにんじんを入れて外側からよく混ぜ合わせておく。
  5. 冷蔵庫に入れて、20分位すれば食べられます。
きゅうりは95%以上が水分です。体の熱を冷まし、利尿作用もあります。カリウムが多いので体内のナトリウム(塩分)を排泄する働きがありますので、血圧が気になる方はカリウムの多い野菜をしっかり摂取しましょう。

金曜日の献立

焼きコロッケ

コロッケは手作りだと本当においしいですが、手間が大変です。前日にじゃがいもを茹でて粉吹き芋にしておけば冷まさなくても良いので簡単にできます。

  • じゃがいも 中くらい3個
  • 玉ねぎ 1/2個
  • 合いびき肉 150g
  • むきエビ 80g
  • ミックスビーンズ(蒸し煮)40g
  • パセリ 2枝(みじん切りにしておく)
  • 青じそ 2枚(縦4等分にして、細い千切りにする)
  • オリーブ油 小さじ1
  • 調味料:塩、コショウ各少々、カレー粉小さじ1
  • 衣用:小麦粉適量、卵2個、パン粉適量
  • 付け合わせ:キャベツの千切り、トマト1個、キュウリ適宜
  1. じゃがいもは前日に茹でて鍋の中で弱火にして、しっかり水分を飛ばしながら熱いうちにつぶしておきます。 冷ましたら、冷蔵庫で保存します。
  2. 玉ねぎはみじん切りにして、2:1位に分けて、2を合いびき肉と一緒に油で炒めて塩コショウをしておきます。1の方はむきエビと一緒に炒めて、塩少々とカレー粉を加えて炒めておきます。
  3. じゃがいもは2:1:1位に分けて、じゃがいも2とひき肉入り玉ねぎ、じゃがいも1とむきエビ入りにはパセリを加えて混ぜておきます。残りの1のじゃがいもにはミックスビーンズと青じそを加えて塩、コショウ少々を加えて混ぜます。
  4. パン粉は1/2袋のパン粉にオリーブオイル大さじ1位を加えて、フライパンで混ぜながらこんがり焼いておきます。
  5. それぞれをゴルフボール位の大きさに丸めて、小麦粉、溶きほぐした卵、パン粉の順につけて、200℃から220℃に熱したオーブントースターでカリッと焼きます。
  6. 皿に付け合わせの野菜と一緒に盛り付けます。
平日に手作りコロッケなんてとんでもないと思いますが、下準備をしておけば取りかかりやすいし、
揚げ油がいらなければキッチンも汚れないし、片づける手間もいりません。しかも大量の油の節約と摂取エネルギーの節約になります。100gで15g(約大さじ1強)の油が必要なので、ざっと135kcal減です。

なすと油揚げの煮びたし

煮びたしは普通の煮ものと比べて、薄味で汁気が多い煮物のことを言います。優しい味に仕上げましょう。

  • なす 2個(長なすなら1本)
  • 寿司揚げ 2枚(普通の油揚げなら1/2枚)
  • いんげん 6本位
  • 調味料:めんつゆ大さじ2、みりん小さじ1
  1. なすはヘタを切り落として、縦に4等分にし、寿司げ揚げは熱湯をかけて半分に切っておく。
  2. 鍋になすが浸かるくらいの水を入れて火にかけ、沸騰してきたら寿司揚げとめんつゆ、みりんを加えて弱火で蓋をして煮る。
  3. いんげんは別に茹でておいて、なすが煮えてきたら加えて彩良く仕上げる。
  4. たっぷりの煮汁と一緒に盛り付ける。
なすは油と相性が良いので、油で炒めてから煮てもおいしい。またタカの爪を加えたり、冷たく冷やしたりいろいろに楽しめる食材です。

モロヘイヤの酢の物

モロヘイヤはエジプト原産で『王様が食べるもの』と言う意味です。古代エジプトで重病の王様がモロヘイヤスープで元気になったとか。1980年代に流行ったような記憶があります。

  • モロヘイヤ 1束
  • カニ蒲鉾 2本
  • 味ポン酢 大さじ1/2弱(商品によって加減してください)
  1. モロヘイヤは茎から葉っぱをむしり取ります。
  2. 葉っぱの部分だけをサッとゆでて水に取って、1㎝幅くらいに刻みます。
  3. ぎゅっと絞って、ほぐしたカニ蒲鉾と一緒に味ポン酢で和えます。
モロヘイヤは夏が旬です。茹でて刻むとぬめりが出てきます。ぬめり成分やカルシウム、ビタミン類が豊富ですので、見かけたら試してみてください。健康食品として粉末状の商品になったものもあります。

土曜日の献立

いたや貝の炊き込み飯

生食用のいたや貝が売られていたので、買ってみました。ホタテ貝よりずっと小粒で、ベビーホタテくらいの大きさです。普通は手に入らないので、ベビーホタテで作ってみてください。

  • 米 2合
  • いたや貝 200g
  • 油揚げ 1/2枚
  • 千切りショウガ 1かけ分
  • 調味料:だししょう油大さじ2、酒大さじ3
  • 青じその千切り 2枚分

(作りやすい分量にしています)

  1. 米2合は30分以上前に洗っておく。
  2. いたや貝は洗って、油抜きをした油揚げを5㎜幅に刻んだものと一緒に調味料を加えて、1と1/2カップの水を入れた小鍋で煮ておく。煮過ぎると硬くなるのでサッと煮て、煮汁を漉しておく。
  3. 洗った米を炊飯器に入れて、煮汁+水でいつもの通りの水加減にして、煮た油揚げと千切りショウガを炊飯器に加えて炊飯する。
  4. 蒸らす状態になったら貝を炊飯器に加える。
  5. 上下をしっかり混ぜ貝が均等に混ざったら、茶碗についで青じそを飾る。
貝やタコ、イカなどは熱を加えるとどんどん硬く身がしまってくるので、牡蠣飯なども牡蠣が小さくなってしまうので、別炊きの方が良い。

厚揚げとピーマンの豆板醤焼き

豆板醤(トウバンジャン)は空豆を発酵させて作った中国の四川地方の味噌で辛いのが特徴の味噌です。入れ過ぎないように気をつけてください。

  • 厚揚げ 2個
  • ピーマン 大1個
  • 油 小さじ1
  • 調味料:豆板醤 大さじ1/2、しょう油 大さじ1/2、酒 大さじ1
  1. 厚揚げはざるに並べ熱湯を回しかけて、一口大に切っておく。
  2. ピーマンも厚揚げに合わせて、少し小さいくらいに切っておく。
  3. フライパンにごま油を熱して、厚揚げを並べて両面を薄く焦げ目がつくくらい中火にして焼きつける。
  4. ピーマンを加えて、混ぜ合わせた調味料を入れて汁けがなくなったら火を止める。
豆板醤は辛味調味料ですが、小さじ1杯で塩分が1.24gあります。よく高血圧の方に「塩分を控えてください」とお話しすると、「塩気はいかんけど、辛いのは良いのよね」と聞かれることがあります。辛さに気を取られて塩味がピンときませんが、日本の味噌は小さじ1で塩分0.7g、しょう油は0.9gです。
調味料は買うときに表示を見て買ってください。

切り干し大根のサラダ

切り干し大根は買って忘れていると黄色くなって、風味も悪くなります。新しいうちに煮物や卵とじ、和え物、サラダなどに使ってしまいましょう。

  • 切り干し大根 25g
  • にんじん 4㎝
  • きゅうり 1/2本
  • (あれば、きくらげやハムも入れるとおいしい)
  • 調味料:めんつゆ2倍濃縮大さじ2、酢大さじ1と1/2、ゴマ油小さじ1
  1. 切り干し大根は洗って、たっぷりの水で戻す。あまり長くつけすぎると味が薄く、柔らかくなりすぎますので、20分位で良いでしょう。
  2. にんじんときゅうりはスライサーで細い千切りにします。
  3. 切り干し大根は水けを絞って、2のにんじんやきゅうりと一緒に調味料で和えます。
食物繊維たっぷりで、ビタミン、ミネラルが豊富な乾物類を買って買い物に行けないけど何か1品という時のお助け食材にしましょう。賞味期限が長くても梅雨を越さないほうが良いようです。少なくても夏の間に片づけてしまいましょう。

今回のメニューは節約を意識しながらも冷蔵庫やストックの食材が使えるメニューで、あまり面倒でないものをと思っていましたが、出来上がってみるとちょっと大変そうに見えます。
また、書き方を簡単にするためにカタカナを多用したのが違和感があったので少しづつ直しています。来月はもっと手軽なメニューを考えようと思います。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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