以前の記事で、初心者さんでも失敗しにくいレーズン酵母起こしと元種作り、そしてそれを使ったカンパーニュの焼き方を紹介しました。
元種作りには、酵母液のみを使うので、取り分けたレーズンは余ってしまいます。
しかしこれを、捨ててしまうのは大変もったいないですよね!
ということで私は、酵母起こしの際に余ったレーズンも活用しています。
今回はオーソドックスに、レーズン食パンと簡単パウンドケーキを焼いてみました。
作り方もシェアしますので、ぜひ最後までお付き合いください。
前回:手作りパン初心者にもおススメ!自家製レーズン酵母で焼くカンパーニュ2種♪
みなさんはどんな食パンが好きですか?
シンプルなものでも、ちょっとハード系の食パンから高級食パンと呼ばれるようなリッチ系まで様々です。
具材が入っているものでは、クルミやごま、ミニ食パンだとさつま芋やチョコが入っている場合もありますよね。
そんな中でも、レーズン食パンは根強い人気があります。
天然酵母を使ったレーズン食パンは、ちょっともちっとして食べ応えがあり、香ばしいいい香りがして美味しいですよ。
それでは早速、作っていきましょう。
酵母液が完成したら、ろ過できる道具を使いレーズンを取り分けておきます。
私はいつもコーヒードリッパーを使っています。
お持ちでない場合は、ザルや網杓子などキッチンにある道具を活用してみてくださいね。
※夏場など気温が高い時は発酵が早く進むので、生地の様子をこまめにチェックしてみてください。早めに膨らむようなら、1時間を待たず冷蔵庫に入れても構いません。
スライスしたパンは、トーストしてバターなどをのせて食べるとおいしいですよ。
レーズンだけでなくクルミをプラスして入れても美味しそうです。
食パン作りでレーズンを使っても、まだ余っちゃうことがあります。
その場合は、焼き菓子に早変わりさせちゃいましょう。
今回は、100均で売っているミニサイズの型を使って、パウンドケーキを焼いてみました。
パウンドケーキは、混ぜて焼くだけの簡単な焼き菓子です。
ただし、焼き具合の見極めはちょっとコツがいるので、竹串を刺す場所を変えて、中をチェックすると失敗しにくいです。
たまに、端っこだけチェックしてOKかと思ったら、後で切ってみると、真ん中あたりがまだ半生なんてこともあります。
焦らずじっくり焼くといいでしょう。
また食べる分だけカットするのもポイント。
手作りのお菓子は保存料などが入っていないので、ちょっと時間が経つと乾燥して風味が落ちやすいのです。
遅くても翌日には食べきるくらいの量を焼くことをおすすめします。
また、お子さん用に作られる場合は、ブランデーを抜いて作ってみてくださいね。
お砂糖の代わりにハチミツを使ってもおいしいですよ。
今回は、食パンとパウンドケーキ作りましたが、ほかにも蒸しパンやクッキー、ホットケーキやドーナツなどにレーズンを入れても美味しいですよ。
また、元種も種つぎをしていく過程で元種が余ってしまうことがあります。
その場合は、今回のパウンドケーキのようにお菓子づくりに使ったり、ピザやお好み焼きを作る際に活用したりすることもできます。
あと、食パンの型までわざわざ買うのはちょっとな、という方もおられるかもしれませんね。
その場合は、前回紹介したカンパーニュの中にレーズンを入れるのもおすすめです。
カンパーニュならおうちにある丼を使っても形を作ることが出来ますし、初期費用をあまりかけずにパン作りを始めたい方にはいいでしょう。
次は、オーブンを持っていない方でも簡単にパンが焼ける方法を紹介したいと思います。
鍋やフライパンを使って焼く方法なので手持ちの調理器具を活用できます。
私も始めはオーブンを持っておらず、フライパンや魚焼きグリルを使ってパン作りを始めた経験があるので参考にしていただけたら嬉しいです。
また他にも、お子さんに喜ばれるような甘いパンや見た目が可愛いパンも順次紹介していきたいと思っています。
幼い頃から書くことや本が好きで、関西の編集プロダクションに勤務し、情報誌の編集に携わる。その後、創作活動を続けながら、介護福祉士を取得し、障害福祉の分野で約10年働く。現在はWEBライターとして、これまでの経験を活かし、福祉関連の記事や趣味である家庭菜園や手作り、飲食店の取材記事、You Tube動画の台本執筆などを執筆中。