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自家製酵母作りの番外編☆レーズンを使った食パンとパウンドケーキを紹介!

自家製酵母作りの番外編☆レーズンを使った食パンとパウンドケーキを紹介!

2023.11.08

以前の記事で、初心者さんでも失敗しにくいレーズン酵母起こしと元種作り、そしてそれを使ったカンパーニュの焼き方を紹介しました。
元種作りには、酵母液のみを使うので、取り分けたレーズンは余ってしまいます。
しかしこれを、捨ててしまうのは大変もったいないですよね!
ということで私は、酵母起こしの際に余ったレーズンも活用しています。
今回はオーソドックスに、レーズン食パンと簡単パウンドケーキを焼いてみました。
作り方もシェアしますので、ぜひ最後までお付き合いください。

前回:手作りパン初心者にもおススメ!自家製レーズン酵母で焼くカンパーニュ2種♪

酵母起こし後のレーズンを使って食パンを焼こう

みなさんはどんな食パンが好きですか?
シンプルなものでも、ちょっとハード系の食パンから高級食パンと呼ばれるようなリッチ系まで様々です。
具材が入っているものでは、クルミやごま、ミニ食パンだとさつま芋やチョコが入っている場合もありますよね。
そんな中でも、レーズン食パンは根強い人気があります。
天然酵母を使ったレーズン食パンは、ちょっともちっとして食べ応えがあり、香ばしいいい香りがして美味しいですよ。
それでは早速、作っていきましょう。

材料

  • レーズン 100g
  • 酵母液 20g
  • てんさい糖 10g
  • 塩 5g
  • バター 10g ※常温に戻しておく
  • 小麦粉 300g(全粒粉50g、強力粉250g)

用意するもの

  • オーブン
  • 食パンの型
  • 小麦粉少々(成形する際の手粉に使います)
  • スケッパー等
  • ゴムベラ等

作り方

1.酵母液とレーズンを取り分ける

酵母液が完成したら、ろ過できる道具を使いレーズンを取り分けておきます。
私はいつもコーヒードリッパーを使っています。
お持ちでない場合は、ザルや網杓子などキッチンにある道具を活用してみてくださいね。

2.材料を入れて混ぜ、寝かせる

工程
  1. 酵母液とレーズンをボールに入れます。
  2. 酵母液が活発に働くように砂糖を先に入れておきます。
  3. 常温に戻しておいたバターを入れます。
  4. その他の材料も全て入れ、ゴムベラ等で粉気がなくなるまで混ぜます。
  5. ある程度まとまったら、ボールの上に布きんなどをかけ、1時間ほど生地を休ませます。
  6. 1時間後、生地の四方を伸ばしながら持ち上げ、真ん中に向けて折りたたみます。
  7. 再度、生地を丸く整え、次は30分休ませます。
  8. 30分後、6と同じように生地を伸ばしては折りたたみます。
  9. 形を丸く整えたら、タッパーなどに入れ、常温で1、2時間放置します。
  10. 2倍程度にふくらんだら、冷蔵庫に入れ一晩寝かせます。

※夏場など気温が高い時は発酵が早く進むので、生地の様子をこまめにチェックしてみてください。早めに膨らむようなら、1時間を待たず冷蔵庫に入れても構いません。

3.一晩寝かせた生地を成形し、二次発酵させる

  1. 一晩寝かせ、2.5倍~3倍くらいに膨らんだ生地を冷蔵庫から取り出します。
  2. 手粉をひいて、生地を長方形に優しく伸ばします。
  3. スケッパーなどを使い生地を2等分します。
  4. 生地を縦に三つ折りしたら、ロールケーキのように巻き、端をとじます。
  5. 食パン用の型に薄く油を塗っておく(クッキングペーパーを敷いてもOK)
  6. とじ目を下にして、生地を隣り合わせに並べ、食パンの型へ入れます。
  7. 常温で(気温が低い季節ならオープンの発酵機能などを使い)発酵させます。

4.オープンを余熱し、焼く

  1. 食パンの型の高さを超えるくらいまで膨らんできたら、オープンを220度に設定し余熱を開始します。
  2. 余熱が終わったら、2、30分ほど様子を見ながら焼きます。
  3. 食パンの山にきれいな焼き色が付いたら完成です。
  4. オープンから取り出したら、火傷に注意しながら食パンの型の底を台に打ち付けて空気を抜きます。※高熱なので、溶けてしまわない素材の場所で行ってください。
  5. パンを型から出したら、熱を冷ましてからスライスします。

スライスしたパンは、トーストしてバターなどをのせて食べるとおいしいですよ。
レーズンだけでなくクルミをプラスして入れても美味しそうです。

酵母起こし後のレーズンで焼き菓子も作れる!

食パン作りでレーズンを使っても、まだ余っちゃうことがあります。
その場合は、焼き菓子に早変わりさせちゃいましょう。
今回は、100均で売っているミニサイズの型を使って、パウンドケーキを焼いてみました。

材料

  • てんさい糖 100g
  • 卵 2個
  • レーズン 酵母液作りで余った分全部(大量にある場合は分けてください)
  • 元種 80g
  • ベーキングパウダー 5g
  • バニラエッセンス 5g
  • ブランデー 5g
  • 塩 2g
  • シナモン 2g
  • 米油 75g
  • 小麦粉 薄力粉180g

用意するもの

  • ミニサイズのパウンドケーキ型
  • クッキングペーパー
  • オーブン

作り方

1.材料を混ぜ合わせ、焼き型とオーブンを準備する

  1. ボールに材料を全て入れて混ぜます。
  2. オーブンを180度に設定し余熱をします。
  3. 焼き型にクッキングペーパーを敷いておきます。
  4. 生地を型に入れ、底に軽く衝撃を与えて空気を抜きます。

2.オーブンで焼く

  1. オーブンの予熱が終わったら、5、60分焼きます。
  2. 時々、竹串などを生地に刺して、中の焼け具合を確認します。
  3. 串に液状の生地が付かなくなったら、焼き上がりです。
  4. 型から出し、冷めたらカットしましょう。

パウンドケーキは、混ぜて焼くだけの簡単な焼き菓子です。
ただし、焼き具合の見極めはちょっとコツがいるので、竹串を刺す場所を変えて、中をチェックすると失敗しにくいです。
たまに、端っこだけチェックしてOKかと思ったら、後で切ってみると、真ん中あたりがまだ半生なんてこともあります。
焦らずじっくり焼くといいでしょう。
また食べる分だけカットするのもポイント。
手作りのお菓子は保存料などが入っていないので、ちょっと時間が経つと乾燥して風味が落ちやすいのです。
遅くても翌日には食べきるくらいの量を焼くことをおすすめします。
また、お子さん用に作られる場合は、ブランデーを抜いて作ってみてくださいね。
お砂糖の代わりにハチミツを使ってもおいしいですよ。

ほかにもある!元種やレーズンが余った時の活用法

今回は、食パンとパウンドケーキ作りましたが、ほかにも蒸しパンやクッキー、ホットケーキやドーナツなどにレーズンを入れても美味しいですよ。
また、元種も種つぎをしていく過程で元種が余ってしまうことがあります。
その場合は、今回のパウンドケーキのようにお菓子づくりに使ったり、ピザやお好み焼きを作る際に活用したりすることもできます。

あと、食パンの型までわざわざ買うのはちょっとな、という方もおられるかもしれませんね。
その場合は、前回紹介したカンパーニュの中にレーズンを入れるのもおすすめです。
カンパーニュならおうちにある丼を使っても形を作ることが出来ますし、初期費用をあまりかけずにパン作りを始めたい方にはいいでしょう。

次は、オーブンを持っていない方でも簡単にパンが焼ける方法を紹介したいと思います。
鍋やフライパンを使って焼く方法なので手持ちの調理器具を活用できます。
私も始めはオーブンを持っておらず、フライパンや魚焼きグリルを使ってパン作りを始めた経験があるので参考にしていただけたら嬉しいです。
また他にも、お子さんに喜ばれるような甘いパンや見た目が可愛いパンも順次紹介していきたいと思っています。

この記事のライター

コバヤシユウコ

幼い頃から書くことや本が好きで、関西の編集プロダクションに勤務し、情報誌の編集に携わる。その後、創作活動を続けながら、介護福祉士を取得し、障害福祉の分野で約10年働く。現在はWEBライターとして、これまでの経験を活かし、福祉関連の記事や趣味である家庭菜園や手作り、飲食店の取材記事、You Tube動画の台本執筆などを執筆中。

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