糖尿病は、血液中の糖(グルコース)が増えて血管疾患を起こす病気です。食事をすると、すい臓からインスリンが分泌され、血糖値を下げる働きをします。しかしインスリンの分泌が少なかったり、この働きが十分でなかったりして、血糖値が下がらないのが2型糖尿病です。血糖値が高いまま放置しておくと、毛細血管が障害を起こし、神経障害や、網膜症、腎症などといった合併症を起こしたり、動脈硬化のリスクが高まったりします。患者数は年々増加し、最近では子供たちまで血糖値の高い2型糖尿病の子がいるほどです。医療機関ではその方の体格や運動量を考慮しながら摂取エネルギー量を指導しますが、ここでは糖質を控えたり、脂質を控えてエネルギー量を抑えたメニューを作ってみました。
(材料は特記がない限り2人分です。また使用しているめんつゆは2倍濃縮です)
豚肉が大容量パックで安く買えた時は、サッとゆでて甘酢に漬けておくと日持ちし、無駄なく使えます。
作りやすい分量は豚肉500gをゆでて、(酢・白ワイン各カップ1/4、オリーブ油大さじ2、砂糖大さじ1、塩小さじ1/2、コショウ少々)を回しかけて密閉容器に入れておきます。
*ごぼうを使い切るため、量が多くなっています。残りは冷凍保存してください。
テレビで、「現代食用とされているごぼうは皮をむかなくても良い。大昔のものとは全く別物」という産地の方の話を聞き、良く洗ったらひげ根のところを軽くこすり取るだけで調理してみました。大きめに刻んだのでゆっくり煮ると驚くほどごぼうの香りがしました。
朝市に出かけてはやと瓜を見つけたので早速調理してみました。子供の頃食べた時はとっても薄く切ってあったように思いますが、しっかり噛めるように少し厚めに切ってみました。ネット等を検索するとここでもアクを取る方法が書いてありますが、塩水につけるのは抵抗があるので塩を少量振って、水洗いして調味しました。
コロッケを食べたいけど、じゃがいもは糖質だし、油もたくさん使うしなかなか食べにくいものですが小さな揚げないコロッケでストレス解消。オーブントースターで焼きます。
豆腐は肉類と比べるとカロリーは低いですが、植物性たんぱく質が豊富です。牛肉と煮ることで旨味を分けてもらいながら、かさ増しになりエネルギー量を抑えることができます。
大豆とその他の豆を比較すると、たんぱく質がしっかり摂れるのは大豆だけで、その他の豆類は糖質が多くなっています。彩が楽しいので、ミックスビーンズを使いました。
赤魚は実は『アラスカメヌケ』という外国産の魚ですが、鮮魚で売られることはなく冷凍もので切り身にして売られており、安価ですがくせがないので煮物には最適です。
牛肉とピーマンの青椒肉絲という料理があるのですから、きっと豚肉とピーマンもおいしいはずです。
ホウレン草はもともと冬の野菜です。一年中出回っていますが、小松菜と比べるとかなり高いので今はつい敬遠してしまいます。
秋めいてくるとシチューが食べたくなってきます。しかしシチューのルーの動物性脂肪は少し怖い気がしています。そこで豆乳で作ってみました。
もやしは価格が上がったと言ってもまだまだ安くて、使いでがあります。献立が決まっていなくてもついかごに入れてしまいます。夕方には売り場に無くなっていることが多い食材です。
ずいきを朝市で見つけたので20数年ぶりに調理をしてみました。ずいきは里芋などの茎の部分です。昔は干して束ねてあったような記憶があります。
今回手羽元を使いました。手羽元は手羽の中でも肉がたくさんある部分で、骨がついているので煮込み料理に適しています。
キャベツの千切りをいつも冷蔵庫に作っておきます。時間がない時も付け合わせにしたり、サラダの具材にできます。袋に入れて、酢少々を振っておけば最後は酢漬けの出来上がりです。
卵1個を使用せず、余った卵は内容、日付を記入して冷凍しておきました。
松茸が驚くぐらい高価なので、カナダ産の松茸を買ってみました。香りがかなり薄いような気がしました。子供の頃、嫌と言うほど食べたのが信じられないくらいです。
さごしは鰆の若い時の魚です。鰆ほど脂肪分がないのか少しパサパサしているので、きのこなどで加工するとおいしく食べられます。
なすは7月~9月が旬です。暑い夏が終わったら、なすの色つやが良くなって、濃い紫色でつやのあるなすが沢山出回っています。油との相性も良いですが、優しく煮びたしにするのもおいしいです。
糖尿病予防には、バランスの良い食事が基本ですが、食べ過ぎない事が大切です。糖質の多い食品を食べ過ぎたり、脂っこい料理を控えましょう。一日三食規則正しく食べる事。間食を減らすことも重要ですが、何よりも活動量を増やすことも大切です。次回は体重を減らすことに重点を置いたレシピを考えてみたいと思います。