トレーニングの方法には、フリーウェイトトレーニングとマシントレーニングの2種類があります。
フリーウェイトトレーニングは、ダンベルなどを使って行うトレーニングのことです。
フリーウェイトトレーニングは全身を効率的に鍛えることができますが、フォームを意識して行う必要があります。
逆にマシントレーニングは特定の部分をピンポイントで鍛えることができ、フォームを意識して行う必要がないので初心者の方にはオススメのトレーニング方法です。
今回はマシントレーニングを行うメリット・デメリットと、マシンの特徴について詳しく説明していきたいと思います。
ここでは、マシントレーニングのメリットについて紹介します。
マシンは鍛える部位に沿って設計されているため、誰でも正しいフォームでトレーニングすることができます。
マシントレーニングは身体を固定しているので、常に安定した動作で実施することができ、安全性が高いメリットもあります。
マシンは鍛えられる部位が決まっています。
操作方法も簡単なので、初心者でも簡単にピンポイントで鍛えることができます。
また、怪我をしている場合も患部に負担をかけないように、特定の部位のみ鍛えることも可能です。
マシンの場合、重量の調整も幅広く設定することができます。
自分に合った負荷を設定しやすい点もメリットの一つです。
ここでは、マシントレーニングのデメリットについて紹介します。
マシントレーニングは鍛えたい部位によってマシンが異なるため、自宅で幅広くトレーニングを行うことは困難です。
マシントレーニングは、1つのマシンで鍛えられる筋肉が限られてしまいます。
全身の筋肉を効率よく鍛えたい方は、フリーウェイトトレーニングの方が向いています。
マシントレーニングに使われているマシンは、海外製の輸入品が多いため小柄な人にはサイズが合わないことがあります。
ここでは、マシントーニングにはどのような種類があるのか紹介していきます。
エアロバイクは自宅でも購入されている方が居るかもしれません。
エアロバイクの効果は、脚力や有酸素運動能力を向上させることです。
筋肉の柔軟性や関節の可動域を改善させる効果も期待できます。
ルームランナーもエアロバイク同様に、有酸素運動能力を向上させる効果があります。
しかし、ただ歩くだけでは効果は十分に発揮されません。
運動初心者の方は、ルームランナーだけで10000歩歩くことを目標にしてみてください。
距離にすると5~6kmを目安に始めてみるのがオススメです。
慣れてきたら傾斜をつけていくと負荷が上がるので、効率よく運動することができます。
腹筋を鍛えたい方はアブドミナルクランチが最適です。
アブドミナルクランチでは「腹直筋」と「腹斜筋」を鍛えることができます。
ポイントは、呼吸法を意識して鍛えたい部位に合わせて目線を変えることです。
チェストプレスは「大胸筋」を鍛える効果があります。
大胸筋は男性が鍛えるイメージがありますが、女性のバストラインを綺麗に整える効果も期待できます。
また、大胸筋だけで無く「上腕三頭筋」を鍛えることもできるので、二の腕を引き締めたい方にもオススメです。
筋トレ初心者の女性の場合、20~30kgから始めるのが良いでしょう。
シーテッドローは「広背筋」「僧帽筋」「大円筋」「菱形筋」を鍛える効果があります。
左右の筋肉をバランスよく鍛えられるため、初心者にもオススメなマシンです。
シーテッドローには、姿勢を改善し肩こりを解消させる効果が期待できます。
「大腿四頭筋」を集中して鍛えたい方にオススメのマシンです。
大腿四頭筋は全身の筋肉で最も大きな筋肉なため、鍛えることで基礎代謝が向上します。
レッグプレスでは「大臀筋」「大腿四頭筋」「ハムストリング」「下腿三頭筋」を鍛えることができます。
レッグエクステンションとの違いは、一つの筋肉を鍛えるのではなく複合的にトレーニングができる点です。
レッグプレスは間違ったフォームで行うと膝を痛めやすいため、つま先はやや外側に向け、膝をつま先の向きに合わせる点に注意して行いましょう。
マシントレーニングには自宅で行えないというデメリットがありますが、鍛えたい筋肉を効率よく鍛えることができます。
トレーニング初心者の方は、マシンを使って正しいフォームで鍛えることがオススメです。
ジムを利用すれば専属のトレーナーがマシンの使い方を指導してくれます。
マシントレーニングの効果をさらに上げるためには、フリーウェイトトレーニングを組み合わせる方法もあります。
自分に合った方法でトレーニングを行っていきましょう。
本業では約10年間、病院での理学療法士業務を経験し、現在はデイサービスで機能訓練指導員として働いています。 プライベートでは、小学2年生と3歳の兄弟の子育てに日々奮闘しながら、ライターとしても活躍中です。