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秋の気配が感じられる、安価で簡単な調理!

秋の気配が感じられる、安価で簡単な調理!

2024.10.02

『暑さ寒さも彼岸まで』この言葉に救われる思いで過ごしました。お彼岸が来れば少しは涼しくなるのではないかと、期待しつつ『虫の声が聞こえる』『葛の花が咲いている』と秋の気配を探しながら暑い夏を乗り越えました。
『実りの秋』『天高く馬肥ゆる秋』新米も出回りますし、食材の数も増えます。果物の種類も一番多くて、おいしいものが食べたくなります。食べ過ぎに気をつけながら、簡単で美味しいお料理を安価に作ってみませんか!

(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)
(電子レンジは何も書いていないときは600wです。500wの方は少し時間を増やしてください)

前回:暑さに負けないように、美味しい料理を楽しみましょう!

POINT

  • 誰でも作れる簡単で、安価なメニューです。
  • 調理工程を少なく、電子レンジを活用し短時間で調理します。
  • 調味料は単純にして、手に入りやすい食材を使います。(代用できる食材を明記)
  • よく使われる調理上の言い回しを、改めて説明します。

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

冷凍ご飯のきのこ飯

しばしば「ご飯は炊かない」と言う声を聴きます。少ししか食べないからと思われる方は、自分の食べる分量を、炊飯後すぐにラップして保存しませんか?チンすれば、何時でも同じ量を食べることができます。

  • 冷凍ご飯 2人分(240~300g)
  • きのこ(しめじ、生しいたけ、まいたけ、エリンギ等)両手に一杯
  • 油あげ 1/3枚
  • ショウガ 1かけ分(みじん切り)
  • ごま油 大さじ1/2
  • 調味料:酒大さじ1、みり大さじ1、水大さじ2、めんつゆ大さじ2
  • 白いりごま 適量
  1. きのこ類は硬い部分を除いて小房に分け、長い部分は半分に切っておきます。
  2. 油あげは熱湯をかけて油抜きをして、0.5×2㎝位の短冊に切っておきます。
  3. 鍋にごま油を熱して、油あげときのこを入れて炒め合わせ、しんなりしてきたら調味料を加えて煮ます。

  4. 冷凍ご飯を電子レンジで解凍し(240gで4分位)、3を残った汁ごと混ぜ、ショウガを加えます。
  5. まんべんなく混ぜたら、ごまをふって、茶碗によそいます。

具材は、カニかまぼこや銀杏などがあれば、もっとご馳走風になります。刻みのりや三つ葉などを添えてもいっそう美味しいでしょう。大忙しの日でも冷凍ご飯があれば、炊く手間がいらず、簡単にご馳走ができます。ご飯を酢飯にして、少し煮汁を絞って混ぜれば混ぜずしになります。

冷凍ご飯は炊きたてを、湯気と一緒にラップして閉じ込めるのがコツです。冷めてしまったご飯では少しパサパサしてしまいます。

茶わん蒸し

卵に水とめんつゆを加えるだけの、超簡単茶わん蒸しです。具材はハムでも、かまぼこでも何でもOKです。暑い時期には、早めに作って冷やしておいても美味しいです。

  • 卵(Ⅿサイズ) 2個
  • 鶏こま切れ肉 4切れ
  • カニかまぼこ 4本
  • ほうれん草(冷凍)ひとつまみ
  • 調味料:めんつゆ大さじ1
  1. カニかまぼこは長さを半分に切っておきます。ハムやかまぼこを入れる場合も食べやすい大きさに切ります。
  2. 鶏肉は臭みを取るために分量外の酒をふっておきます。(なくても良いです)
  3. ほうれん草は冷凍庫から出して、解凍しておきます。
  4. ボールに卵を割りほぐしておき、水を1カップと1/2、めんつゆ大さじ1と1/2加えて混ぜておきます。
  5. 耐熱の容器に鶏肉、カニかまぼこ、ほうれん草を入れて、上から卵液を等分に加え、ふんわりとラップをしてレンジの中の両端に並べて4分加熱します。
  6. 4分して、箸を差し込んでみて濁った卵液がついていなければ出来上がりです。

ハムやパセリを散らして、洋風にしてもおいしいです。卵は、高くなったと言っても1個30円前後で、たんぱく質を6g程度摂ることができます。保存もできますので、余程コレステロール値が高くて医師による制限がある場合を除いて、毎日食べても良い食品です。

蒸しなすの薬味だれ

『秋茄子は嫁に食わすな』と言います。多少アクはあるかもしれませんが、美味しい季節です。

  • なす 小なら2本
  • 調味料(薬味だれ):青ネギ5㎝、ショウガ1/2かけ、酢大さじ1と1/2、めんつゆ大さじ2
  1. なすはヘタを取り、一口サイズの乱切りにして、5分位水に放しておきます。
  2. 薬味だれのショウガはネギと共にみじん切りにして、他の調味料と混ぜておきます。
  3. なすは耐熱ボールに入れて、ふんわりラップをして4分程度電子レンジで加熱します。
  4. 熱いうちに2の薬味だれをかけて、冷ましておき器に盛り付けます。

電子レンジで加熱する際は、水分が抜けないようにラップはふんわりとかけます。ピッタリかけ過ぎると中の蒸気がいっぱいになって、はじけることがあります。また、加熱したものは100度以上になっている場合もあるので、素手で取り出さないで乾いた布巾やミトンを使用しましょう。

火曜日の献立

鶏肉とピーマンのカレー炒め

手近にある材料でも、カレー粉の風味でご馳走になります。しょう油と砂糖が加わるだけでぐっとおかず感が増し、白米がおいしい一品になります。

  • 鶏もも肉 200g
  • 調味料(下味用):酒・しょうゆ各大さじ1/2、ショウガ汁小さじ1
  • ピーマン 4個(カラーピーマンがあれば緑と赤を2個ずつ)
  • 玉ねぎ 1/2個
  • 調味料:酒・しょう油各大さじ1、カレー粉小さじ2、砂糖小さじ1(混ぜ合わせておきます)
  • サラダ油 大さじ1
  1. 鶏肉は筋と黄色い脂肪の部分を切り取り、3㎝くらいの大きさに切り下味用の調味料をもみ込みます。
  2. ピーマンはヘタと種を除き、2~3㎝角に切り、玉ねぎも同じくらいの大きさに切っておきます。
  3. フライパンに油を熱して、鶏肉を入れてほぐすように混ぜながら炒めます。焼き色がついてきたら、ピーマンと玉ねぎを加えて炒めながら、調味料を加え、水50㏄位を振りいれて混ぜ合わせます。
  4. 火をやや強くして、手早く火を通して出来上がりです。

中華料理などでは、炒め合わせた物にかたくり粉でとろみをつけてとじることが多いですが、敢えてかたくり粉を使わず、できるだけ、口に入る調味料を減らします。

さつま芋のミルク煮

さつま芋の美味しい季節です。食物繊維が多く、熱に強いビタミンCが豊富です。

  • さつま芋 小1本(細長いものが良い)
  • 牛乳 1カップ
  • バター 10g
  1. さつま芋はよく洗って、皮ごと5㎜位の厚さに輪切りにし、水に放してからざるに上げておきます。
  2. 小鍋にサツマイモを入れて、牛乳とバターを加えて、弱火で水気が無くなるまで煮ます。

バターが無塩の場合は、塩を少々加えます。じっくり火を通した方が甘くなります。優しい甘さで、子供のおやつにもぴったりです。

即席きゅうりの甘酢漬け

電子レンジ活用で、佃煮風きゅうりを簡単に作ります。冷蔵庫で3~4日保存可能です。

  • きゅうり 1本
  • にんじん 4㎝
  • ショウガ 1/2かけ
  • 塩 少々
  • 調味料:しょうゆ大さじ1、みりん小さじ1、酢小さじ1、砂糖小さじ1
  1. きゅうりは縦半分に切り、種をスプーンでこそげ取り、1㎝幅で斜めに切って塩もみします。
  2. にんじんはスライサーで千切りにし、ショウガも千切りにします。
  3. 1のきゅうりをふんわりラップして電子レンジで1分加熱します。
  4. きゅうり、にんじん、ショウガと調味料を混ぜ、再度ラップして1分半位加熱します。
  5. 冷蔵庫で冷やしてから器に盛ります。

数日経ってもおいしく食べられます。ポリ袋で他の調味料と混ぜるだけでも一品が完成します。

水曜日の献立

かれいの南蛮漬け

いわしやあじでも南蛮漬けにすると、さっぱりとして美味しく食べられます。

  • かれいの切り身 2切れ
  • 衣:かたくり粉適宜
  • 揚げ油 適量
  • 玉ねぎ 1/2個
  • にんじん 5㎝
  • 調味料:砂糖大さじ1、めんつゆ・酢各大さじ2、酒大さじ1、唐辛子1/2本
  1. 玉ねぎは薄切り、にんじんはスライサーで千切りにしておきます。
  2. 1と調味料を合わせておきます。
  3. かれいは洗って、薄くかたくり粉をつけて油で揚げます。
  4. 3を熱いうちに2の玉ねぎとにんじんの入った調味料に漬けます。
  5. かれいと玉ねぎ、にんじんを一緒に盛り付けます。

日本近海には約20種類のかれいが生息し、ひらめとは「左ひらめに右かれい」で見分けます。煮魚にも適した魚です。

卯の花の炒り煮

豆腐を作った搾りかすであるおから(卯の花)を使った懐かしい味の再現です。

  • 卯の花(おから)300g
  • 干ししいたけ 小2枚
  • にんじん 10㎝
  • ごぼう 10㎝
  • いんげん(冷凍可)6本
  • ごま油 大さじ1
  • だし汁 カップ2(湯にだしの素としいたけの戻し汁を加えます。)
  • 調味料:酒大さじ2、めんつゆ大さじ2、砂糖・みりん各大さじ1
  1. 干ししいたけは戻して薄切りにし、にんじんは千切り、いんげんは斜め切りにし、ごぼうはささがきにして水に放しておきます。
  2. 鍋にごま油を熱して材料を炒め、卯の花を加えます。
  3. だし汁と調味料を加え、弱火で煮つめます。
  4. 汁けがなくなるまで煮詰めたら味を確認して火を止めます。

卯の花(おから)は「きらず」とも呼ばれ、最近では乾燥おからが食物繊維食品として売られています。

小松菜のごま和え

小松菜は冬場に旬を迎える栄養豊富な野菜です。

  • 小松菜 1/2把
  • 調味料:めんつゆ小さじ1
  • すりごま 大さじ1
  1. 小松菜を3㎝長さに切り、耐熱容器に入れて電子レンジで3分加熱します。
  2. 流水に取り、水気を絞ってから調味料とすりごまで和えます。

小松菜は関東発祥の野菜で、カルシウムや鉄、カロテンが豊富です。旬は12月~3月です。

木曜日の献立

ミートローフ

卵入りのミートローフは、子供にも人気の一品です。電子レンジを使って手軽に作れます。

  • ゆで卵 2個
  • 合挽肉 250g
  • 玉ねぎ 1/2個
  • 卵 1個
  • パン粉 1/3カップ
  • サラダ油 適量
  • 調味料:塩・コショウ各少々、ナツメグ少々
  • ソース:ケチャップ大さじ2、ウスターソース大さじ1、あれば赤ワイン少々

  1. 玉ねぎをみじん切りにして、電子レンジで3分加熱し、冷まします。
  2. 合挽肉、パン粉、卵、調味料と玉ねぎを粘りが出るまで混ぜ合わせます。
  3. アルミホイルに油を薄く塗り、2の半量を広げ、ゆで卵を埋め込んで残りの肉をかぶせ、形を整えます。
  4. 230度のオーブンで20~25分焼きます。
  5. 粗熱が取れたら切り分け、ソースをかけて召し上がれ。

時間がない時は、電子レンジで加熱した玉ねぎと合挽肉を混ぜ、レンジで5~6分加熱して簡単に仕上げることも可能です。

ポテトサラダ

ミートローフの副菜にぴったりな、さっぱりとしたポテトサラダです。

  • じゃが芋 大1個
  • にんじん 3㎝
  • きゅうり 1/2本
  • りんご 1/4個
  • 調味料:塩・コショウ少々、レモン汁小さじ1(省略可)、マヨネーズ大さじ3
  1. じゃが芋は電子レンジで4分加熱し、粗熱が取れたら皮をむいていちょう切りにします。
  2. にんじんは薄切りにし、ラップをして電子レンジで2分加熱します。
  3. きゅうりは小口切り、りんごは薄いいちょう切りにします。
  4. 材料をボウルに入れて調味料を加え、さっくりと和えます。

シンプルな味付けで、じゃが芋の美味しさを引き立てるサラダです。ハムやシーチキンを加えても良いです。

ミルクスープ

簡単に作れる定番のミルクスープ。あと一品欲しい時に便利です。

  • 冷凍ほうれん草 適量
  • ベーコン 1/2枚
  • きのこ 適量
  • 牛乳 1カップ
  • 調味料:コンソメ顆粒少々、コショウ少々
  1. 鍋に水1カップとコンソメ顆粒を入れて火にかけ、ベーコンときのこを加えます。
  2. 沸騰したら牛乳を加え、弱火でほうれん草を加えます。
  3. コショウで味を調え、完成です。

マグカップにキャベツやハムを入れ、牛乳と水を加えて電子レンジで加熱することで、簡単に1人分のスープが作れます。

金曜日の献立

さつま芋の肉じゃが風

さつま芋のおいしい季節です。さつま芋をたくさん買ったので、肉じゃが風にしてみました。

  • さつま芋 小2本(250g)
  • 豚切り落とし肉 150g
  • 玉ねぎ 1/2個
  • 生シイタケ 2個
  • サラダ油 大さじ1
  • 調味料:砂糖大さじ1、めんつゆ大さじ2、酒大さじ1、七味唐辛子少々
  1. さつま芋はよく洗って皮付きのまま、1㎝厚さの輪切りにします。大きなものなら半月に切り、5分間水にさらしておき、水けをふいておきます。
  2. 玉ねぎは縦半分に切り、更に横半分に切って縦2㎝幅位に切ります。しいたけは一口サイズに切ります。
  3. 豚肉は長いものは一口サイズに切っておきます。
  4. 鍋に油を熱してさつま芋、玉ねぎ、しいたけを入れて中火で熱し、油が全体に回ったら豚肉を混ぜながら加えて調味料を入れ、煮立ったら弱火にしてふたをします。
  5. 7分位煮たら、全体を混ぜてふたを取って、大きくかき混ぜながら煮汁が無くなるまで煮ます。
  6. 器に盛って、好みで七味唐辛子を振ります。

食物繊維の豊富なさつま芋ですが、糖質でもありますのでご飯の量は控えめにしましょう。『天高く人も肥ゆる秋』にならないように。

トマトジュースのスープ

トマトジュースはヘルシーというイメージですが、糖質も多いので糖尿病疾患のある友人は「血糖が上がるのよね」という事でした。飲むばかりではなく、具材を足してスープにしてみましょう。

  • ウインナーソーセージ 3個
  • キャベツの葉 1枚(手で一口大にちぎります)
  • トマト 大1/2個
  • 調味料:塩・コショウ少々
  • トマトジュース カップ1
  1. ウインナーソーセージは斜め半分に切ります。
  2. トマトは1/2個を更に半分に切って、皮ごと1㎝幅のくし形に切ります。
  3. 鍋に水1カップを入れて、ちぎったキャベツとウインナーソーセージを入れて火にかけ、沸騰してきたらトマトとトマトジュースを入れて弱火で煮て、キャベツが軟らかくなっていたら、塩、コショウで味を調えて火を止めます。
  4. 物足りないようならコンソメ少々を足しても良いです。

汁物が必ずほしいと言われる人もいらっしゃいますが、1g近い食塩を摂取することになります。具材をたくさん入れて、具材の味で食べましょう。1日の食塩量は6gを目標にしてください。

ゴーヤ(にがうり)の甘酢漬け

今年は暑さのせいでゴーヤも高くて、驚きました。30年位前は沖縄や宮崎が産地でしたが、全国的に広まって最近はどこのお店にもあるようです。

  • ゴーヤ 1本
  • 市販の甘酢 100㏄
  • 一般的な酢 50㏄
  1. ゴーヤは縦に切って、スプーンで種とワタをしっかりこそげ取ります。
  2. 1㎝幅位に切って、塩少々をふりかけて塩もみをすると苦みが和らぎます。(私は塩を摂りたくないので、塩もみはしません)よく洗って、水を切ります。
  3. 口の広いガラス容器などに、酢を混ぜて入れてその中にゴーヤを漬け込みます。
  4. 1日経ったら食べられます。

ゴーヤはビタミンⅭが豊富です。熟すと赤くなって軟らかくなって真っ赤な種が飛び出してきます。宮崎の知人はこの種は甘いので子供の頃食べていたそうです。

土曜日の献立

中華風粥

粥は米から作るととてもおいしいです。この粥は簡単ですが、横浜の中華街にある粥のお店と変わらないくらいおいしいのでぜひ試してみてください。

  • 米 1/2カップ
  • 鶏もも肉 150g
  • 酒 大さじ1
  • ショウガ 1かけ
  • ニンニク 1かけ
  • 赤唐辛子 1/2本
  • 鶏がらスープの素 大さじ1
  • 調味料:塩・コショウ少々
  • ごま油 少々
  1. 鶏肉は一口大に切って、酒をふっておきます。
  2. ショウガは皮をむいて薄切りにして、ニンニクは半分に切っておきます。
  3. 米は洗ってざるに上げておきます。
  4. 耐熱の大きな容器に米と、水3カップを入れ、ショウガ、ニンニク、鶏がらスープの素、鶏肉を入れて、上からふんわりとラップをします。
  5. 電子レンジで9分30秒加熱します。フツフツしているのを確認してから、600wから200wくらいの弱に切り替えて15分加熱します。
  6. 鶏肉とショウガと一緒に器に盛って、ごま油と好みで唐辛子をのせて勧めます。
  7. ナッツや、クコの実などがあれば上に飾ります。

トッピングを工夫するとさらに中華風になりおいしく食べられます。鶏肉は手羽元などを使えば、骨からも旨味が出てさらにおいしく食べられます。ぶつ切り肉は骨のかけらが危ないので止めた方が良いでしょう。

手作りチャーシュー

たれをかけて、電子レンジで加熱するだけで驚くほど本格的なチャーシューができます。食べてびっくりです。冷蔵庫で数日保管できます。

  • 豚肩ロースかたまり肉 300g位
  • 調味料:にんにくのすりおろし1かけ分
  • 豆板醤 小さじ1/2
  • みそ・しょう油 各大さじ1
  • 砂糖 小さじ2
  • ごま油 小さじ1
  • 水 大さじ1
  • 青ネギ 少々
  • 付け合わせ:セロリ・トマト各適量(ある野菜を好みで、好きなように盛り付けてください)

  1. 小さめの器に調味料を合わせて入れ、この中に豚肉をそのまま入れてたれをしっかりくぐらせてラップをせずに電子レンジで11分加熱します。
  2. そのまま器ごと取り出したものにラップを二重にぴったりかけて、20分おき、中まで火を通します。
  3. ラップを外して、周りに残ったたれを全体に回しかけます。
  4. 取り出して、5㎜厚さに切って器に並べてセロリやトマトを添えます。

電子レンジ調理の本で見つけて、作ってみたものです。味がどうかしら?とかパサパサでは?と心配しましたが全く問題なくおいしくできます。万頭に挟んで食べたら本場の中華に負けないのでは?と勝手に得意がっています。練がらし等を添えても良いかもしれません。

オクラの和え物

エチオピア近辺が原産のオクラも、50年位たってすっかり日本に定着しています。ぬめり物質は整腸作用や、コレステロールを減らす働きがあるという研究結果があります。血糖値も下げると書かれた本もありましたが、実際の論文は確認していません。

  • オクラ 8個
  • おきあみ 小さじ4杯(なければかつお節で良い)
  • 調味料:めんつゆ 小さじ1
  1. オクラはがくをぐるりと切り取って、塩を手でこすりつけ、洗い流します。
  2. 鍋に湯を沸かして、丸ごとオクラを入れて色が鮮やかになったらサッと引き上げて、水に取ります。
  3. 5㎜より薄いくらいの小口切りにして、めんつゆを絡めます。
  4. 器に盛っておきあみをふりかけます。

オクラは塩をつけて板ずりして毛を落とせば、生のまま刻んでも食べられます。完熟した種子はコーヒーの代用品にもなるとか。おきあみ(エビのようなとても小さな形の乾燥させたもの)が手に入ったので、買ってきました。おきあみは漁獲後すぐに冷凍されて養殖魚のえさや釣りの餌に利用されるのだそうです。しかし栄養価は高く、たんぱく質だけでなくミネラルも豊富で、特に赤い色は鮭などに含まれるアスタキサンチンという抗酸化物質が含まれています。

今月のお料理はかなり大胆に電子レンジで手抜きをしてみました。どうでしょうか?
暑さに疲れたのか、高齢者の体重減少が気になっています。若い人の中には冷たいものの摂取が多すぎたのか体重が増えた方もおられます。馬と一緒に肥えないように今のうちに立て直してください。3度の食事をできるだけ規則正しく、バランス良くを目標に工夫をして食事してください。
お彼岸から秋の気配がしてきました。来月はしっかり秋の素材を使った、日本の四季が感じられるようなレシピを考えたいと思います。もちろん簡単に、電子レンジをどんどん使って、手抜きでできる工夫をしながら。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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