子育て支援&児童虐待防止 広島県のご当地ヒーロー 安芸戦士メープルカイザー with ファミリードクター

『全国児童虐待防止推進月間』

皆さんこんにちは。
広島県のご当地ヒーロー、安芸戦士メープルカイザーです。
児童虐待防止啓発活動に関して広島県より委嘱を受けて今年で8年目になります。
1年を通して児童虐待防止啓発活動に力を入れていますが、11月は『全国児童虐待防止推進月間』として、より力を入れて様々な啓発活動を行わさせていただきました。

広島県では児童虐待に関する通報件数が年々増加傾向にあり、メープルカイザーが活動を始めた10年前に比べると約2500件近く増えています。
広島県では令和1年度の相談・対応件数が年間4500件を越える通報が入っております。

10年この活動をしてきて感じた事は、時が流れていくにつれ、児童虐待の内容も変わってきています。
特に今は、新型コロナウイルスの影響もあり、相談件数が増えている状態です。
10年前は子どもを叩いたり、怪我をさせたりする『身体的虐待』が多かったのですが、現在では、無視をしたり、言葉による脅しや暴言をあびせたりする『心理的虐待』が多くなっています。

しかし『通報件数が増えているという事は悪いことなんでしょうか?』
広島県では児童虐待に関する通報件数の増加とは反対に、児童虐待に関する重大な事件等は年々減少しています。
これは県民の皆さんの『児童虐待』に対しての意識が高まり、子ども達をしっかりと見守っているからだと思います。
その結果、児童虐待に関しての重大な事件が未然に防げているのではないかと考えています。

児童虐待防止推進月間と言えど、今年度は新型コロナウイルスの影響で、配布する活動や人に接する活動などが出来ず、テレビやラジオから呼び掛けたり、SNSを活用するなど、出来る事をやらせていただきました。
それ以外に広島県でも児童虐待を未然に防ぐために、様々な取り組みを行っています。
その1つが『ネウボラ』という取り組みです。
妊娠がわかったお母さんが安心して通える、相談やお話ができる場所です。
日頃から私は、子育てに悩んだり困ったりしたら声に出して相談してくださいとお願いしています。
声に出すことで気持ちが楽になるからです。
そんな相談が気軽にできる場所が『ネウボラ』だと思ってください。

子育ては『孤独』で『孤立』しやすいイメージがありますが、お母さんを支えてくれる場所は沢山あるんです。

お母さんが安心して楽しく子育てができるような広島県として、様々な取り組みや場所があります。
いざ困った時にあたふたするより、使う使わないは別として、事前に相談できる場所を探しておくのもいいかもしれませんね。

先にも言いましたが、現在広島県では児童虐待に関しての重大な事件は起きていません。だからこそ私たちは『まだやるべき事がある』と思います。
これからも県民の皆さんに児童虐待防止に関しての意識を高めていただき、子どもたちが安心して暮らせるよう、私たち大人がしっかりと子育てを頑張っているお母さんやお父さんを支え、子どもたちの笑顔を守っていける社会を作っていけるよう、力を合わせて頑張っていきましょう!

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