「ニューボーンフォト」って皆さんご存じですか? 近年、少しずつ人気となりつつある比較的新しい「記念写真」のひとつです。
アメリカやヨーロッパでは、無事に出産を終えたことを家族や友達に報告するために、生まれたての赤ちゃんの写真入りの出産報告ハガキを送る習慣があり、そこからこの「ニューボーンフォト」の撮影文化が広まりました。
ニューボーンフォトとは、生後3週間までの赤ちゃんを撮影するものです。生後3週間といいう期間は、お母さんのお腹の中にいた時の姿、つまり胎児の姿をほぼ残していると言われています。日本でも、新生児の間にしか見られないその神秘的で可憐な姿を残したいと、需要が高まっています。
赤ちゃんの成長は目まぐるしく、個人差はありますが、生後1か月で身長は5㎝、体重は1㎏も増え、生まれた直後と比較すると本当に文字通り一回り大きくなっています。ニューボーンフォトはその時その瞬間、限られた期間しか撮影できない特別な記念写真です。
今回はそんなニューボーンフォトについてご紹介していきます。
冒頭でも記しましたが、ニューボーンフォトは撮影出来る期間が極端に限定される記念写真です。生後3週間までの姿を残すものですが、特におすすめの期間は【生後10日~2週間】です。
というのも、ニューボーンフォトは生後間もない、筋肉もほとんどなくふにゃふにゃの姿を撮影します。生後2週間ほど経った頃から赤ちゃんの関節は固くなりはじめ、ニューボーンフォトらしい神秘的な姿を残せるタイムリミットが近づきはじめます。
ニューボーンフォトと聞くと、おくるみに包まれて眠る赤ちゃんの姿を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。あの姿のように、体を丸く包み込めるのは、赤ちゃんが生まれたてのまだふにゃふにゃな時期だからこそなのです。
そのため、ベストタイミングは生後2週間頃までとされています。
いざ、ニューボーンフォトを撮ろう!と思いたった時に悩むのが、「どこでどうやって撮ろう・・・」という問題ではないでしょうか。
ニューボーンフォトを撮影する期間は10日~2週間の新生児期。外に連れ出すのも少し気が引けますよね。
出産された病院によっては、別途料金にてニューボーンフォトを病院内で撮影してくれるサービスを行っているところもあるので、それを利用することもできます。
ただ、産後は一般的に3~7日で退院になりますので、赤ちゃんが外の世界にまだ慣れていないところで撮影を進めることが心配であったり、お母さんの体も相当疲れているので、写真のことまで考えられない人がほとんどではないでしょうか。
セルフでの撮影をされる方もいらっしゃいますが、より神秘的なポージングや短時間で赤ちゃんになるべく負担をかけずにハイクオリティの写真を残そうと思い、プロに頼まれる方が多いのがニューボーンフォトです。
そこで退院後、少し落ち着いてからニューボーンフォトを撮りたいなと考え始めた時におすすめなのが【出張撮影】です。出張撮影は外に赤ちゃんを連れ出す必要もありませんし、畳1枚分程度のスペースさえあればプロの手によってフォトスタジオで撮影したかのような写真を撮影することができます。
実際に出張撮影を依頼した場合、どのような写真が撮れるのか気になりますよね。ニューボーンフォトは撮影アイテムがいくつかあり、その撮影小物の使い方によってバリエーションを展開しています。
まず思いつくのは、やはり「おくるみ」ではないでしょうか。すっぽりと体を包み込んで、足や手だけがちょこんと出ている姿はとてもかわいらしく愛おしさが募りますね。特別なおくるみがなくても無地の布や、レース等なにかをまとわせるだけでもニューボーンらしく撮影ができます。
また天使の羽などもよく見かけるのではないでしょうか。ぐっすりと眠る赤ちゃんに天使の羽をつけて撮影すると、まるで本当の天使のようでお母さんたちはきっとメロメロになるはずです。
その他によく使用されるのが「あみぐるみ」というぬいぐるみです。編んで作られた素材がベビーらしさを出し、新生児の赤ちゃんと並べて撮影するとかわいらしさが倍増します。
マタニティ写真でも使われるエコー写真はニューボーンフォトでも大活躍します。お腹の中にいた時の姿と、生まれてきた姿を一緒に撮影することで、我が子の誕生をより一層実感することができますよ。
さらには、お父さんやお母さんに包まれての撮影も人気です。赤ちゃんをお二人で抱っこする写真に加え、赤ちゃんの手や足だけを両親の手と一緒に撮影をするイメージカットなども人気が高まっています。
いかがでしたか?ひと口に「ニューボーンフォト」と言っても、バリエーションは様々で、撮影アイテムも多様に展開しています。ニューボーンフォトを撮影すると、「わが子のかわいい姿に産後の疲れも忘れて癒される」というお母さんたちの声もよく聞きます。
産後しばらくは家でゆっくり過ごすことになりますので、気分転換の一環にニューボーンフォトの撮影依頼をしてみるのもいいかもしれませんね。
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