コロナも落ち着きだして、マスクを外す機会も増えてきましたね。
長いマスク生活で、マスクを外した姿に自信を持てない方も多いのではないでしょうか?
「マスクを外すと顔が大きく見える・・・・・・」
そんな悩みを持たれている方は、咬筋のコリをほぐしてみてください。
咬筋のコリをほぐすことで、小顔を手に入れることができます。
この記事では、以下の内容について説明していきます。
顔を大きく見せてしまう原因の一つが「咬筋のコリ」です。
咬筋が硬くなってしまうと、頭の骨が咬筋に引っ張られてしまいます。
そのため「頬骨が前に出る」「顔が横に広がる」など、顔が大きく見える原因を引き起こしているのです。
咬筋をマッサージすることでコリがほぐれ、小顔に近づくことができます。
咬筋は咀嚼筋と呼ばれる筋肉の一つです。
咀嚼筋は、食べ物を噛む際に使われる筋肉のことを指します。
咬筋に触れるには、唇を閉じた状態でフェイスラインに4本手を添えて、上下の歯を噛みしめてみてください。
その際、盛り上がってきた部分の筋肉が咬筋です。
咬筋には、食べ物をすり潰して食べるために必要な、下顎を引っ張り上げる働きがあります。
咬筋は「何十キロの重さを持ち上げられる程の力がある」と言われており、とても力の強い筋肉です。
咬筋は力が強い筋肉の反面、硬くなりやすいため顔が大きくなる原因となってしまいます。
咬筋のコリの原因には以下のものが挙げられます。
食いしばりや歯ぎしりは、咬筋を緊張させ大きな負担がかかってしまいます。
特に睡眠中の食いしばりや歯ぎしりは「100Kgもの力が咬筋にかかっている」と言われているので要注意です。
咬筋は「メンタルの影響を受けやすい」とも言われており、食いしばりや歯ぎしりはストレスや疲労から引き起こされている可能性もあります。
食いしばりや歯ぎしりの自覚がない方は「頭痛や吐き気がある」「顔が歪んでいる」「顎が開きにくい」などの症状があれば、咬筋のコリを疑ってみてください。
よく噛んで食べることは、健康に良いイメージがありますよね。
しかし、噛む回数が多いと咬筋を使う回数も増加するため、咬筋が凝ってしまう原因となります。
硬い物を食べることも、よく噛むことと同様に健康には良いイメージです。
しかし、硬い物を噛むと20~30Kgの力が咬筋にかかり、咬筋のコリの原因となります。
咬筋が凝っているとは、どのような状態を指すのでしょう?
咬筋のコリのセルフチェック方法は以下の通りです。
一つでも当てはまれば、咬筋が凝っている状態です。
自分にも当てはまるかどうか、試してみてください。
咬筋のコリを予防する方法には以下の3つが挙げられます。
それぞれ詳しく説明していきます。
歯を食いしばることが癖になっている方は、普段から口を閉じている時も歯の隙間を開けるよう意識してみてください。
寝ている間に歯ぎしりをしてしまう方は、枕の高さの調整や、マウスピースを使用することで軽減できます。
硬い食べ物だけでなく、ガムなどの噛む回数が増える食べ物もできるだけ控えてください。
噛む際には、奥歯ばかりで噛まず前歯も使って、咬筋にかかる負担を分散させましょう。
いい姿勢を維持することで、歯の食いしばりを予防することができます。
首が前に出ていたり、猫背になっていたりすると、首や肩に余計な力が入ってしまいます。
首や肩への不安を減らすことで、咬筋のコリを予防していきましょう。
咬筋のコリをほぐすためには、以下に紹介するマッサージとストレッチを行ってみてください。
マッサージを行っている間は、軽く口を開いて力を抜いてください。
過度なマッサージや圧は、咬筋を刺激しすぎて逆効果になる恐れもあるので注意が必要です。
毎日5分程度、優しくマッサージしていきましょう。
耳たぶをつまんで、優しく後ろに回すだけのマッサージです。
耳には咬筋と繋がる筋肉があるため、耳たぶを回すことでも咬筋をほぐすことができます。
無理に大きく耳たぶを回す必要はなく、優しく回すだけでも十分にアプローチできます。
咬筋のコリをほぐすには、上記で紹介したマッサージとストレッチを実践してみてください。
そしてセルフケアだけではなく「歯の食いしばりや歯ぎしりを減らす」「硬い食べ物を避ける」「いい姿勢を保つ」などの予防もしっかり行いましょう。
咬筋の凝りを予防するためには、日常生活で過度のストレスを溜めすぎないことも大切です。
過度のストレスや疲労は、食いしばりや歯ぎしりを助長してしまいます。
また、料理中やデスクワーク中に無意識に歯を食いしばっている場合もあります。
日常生活でも、できるだけリラックスして咬筋を刺激しないよう注意してみてください。
咬筋のコリをほぐして、自信の持てる小顔を手に入れましょう!
本業では約10年間、病院での理学療法士業務を経験し、現在はデイサービスで機能訓練指導員として働いています。 プライベートでは、小学2年生と3歳の兄弟の子育てに日々奮闘しながら、ライターとしても活躍中です。