両親が大切にしてきた昔から続く良いものは残しつつ、自身の経験を活かして新しい治療も取り入れながら、これからも地域の幅広い世代の人が安心して相談できる病院にしていきたいです
幼少期は海と緑に囲まれた尾道の自然の中でのびのびと過ごし、その後、高校卒業までは千田町に住んでいて、中学・高校ではバドミントン部に所属してました。スポーツ強豪校ではなかったので、個人競技なら上を目指せるのではないかとの狙いが的中し、中学では男子バドミントン部が少ないこともあって県大会に出場しましたけど高校になると他校が強くてダメでした(笑)。
父の地元である可部で両親が開業していたので、高校卒業後の選択肢には自然と医学部を目指し、専門も耳鼻咽喉科に進みました。
学生時代の野田先生
開業当時の野田耳鼻咽喉科医院
神奈川の大学を卒業後、広島市内のほか、尾道、三次などの総合病院で経験を重ねました。大学病院などの大きい組織よりも、少しのんびりした地方の病院の雰囲気の方が、気楽で好きでしたね。総合病院では、一般的な耳鼻咽喉科疾患(アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、扁桃炎、めまい、難聴など)から、頭頸部疾患(甲状腺腫瘍、唾液腺腫瘍、咽頭腫瘍、喉頭腫瘍など)に至るまで、幅広く外来診療と入院診療にあたり、より専門性の高い手術や、がんの治療など、様々な経験を積むことができました。
やがて両親が高齢になってきたこともあって、次第に「そろそろ病院を継いでほしい」と、無言の圧を感じてきて。。。(笑)
前から考えていたことではあったので、引き継ぎなどの準備を進め、コロナ禍も落ち着いた2023年の5月に野田耳鼻咽喉科医院の2代目院長に就任しました。コロナ禍中は受診控えなどもあり、これからまた日常が戻るタイミングになったのも新しいスタートには良かったのかなと感じてます。
現在の野田耳鼻咽喉科医院
1992年に開業した病院で、かなり古くなっていたので、この機会に待合室や診察室をきれいにして、新しい機械や設備も導入して、治療の幅も広がりました(本当はもう少し欲しい機器もあったのですが、順次の課題にしていきたいと思ってます)。
待ち時間に配慮して待合室にWi-Fiも導入しました。待ち時間短縮のためにスマホからの予約システムなどの導入も検討しているのですが、昔からの患者さんには高齢の方も多く、その方々を置き去りにしたくないという思いもあるので、少しずつ状況を見ながら皆さんがより来院しやすい病院にしていきたいと考えてます。
待合室
診察室
耳、鼻、喉という断片的なイメージがあるかもしれませんが、実は首から上を広く診る診療科です。喉の違和感や鼻の炎症や、嗅覚・味覚・聴覚の異変、めまい、アレルギー、無呼吸症候群など、様々な不安や困りごとの相談に応じています。特に甲状腺やリンパ節の異変は大きな病気と関わることがありますし、飲み込みにくさを放置して誤嚥性肺炎の要因やフレイル(加齢による衰え)の加速につながることもあるので、いつもと違う、最近ちょっと気になる、ということがある時は、「こんなことくらいで受診してもいいのかな」と遠慮することなく、まず相談してみてほしいと思ってます。
長く地域の方々に親しまれた野田耳鼻咽喉科を受け継ぎました。両親が長年大切にしてきた良いところは受け継いで、さらに自分の経験から活かせる知識や技術を取り入れていきながら、赤ちゃんから人生の大先輩まで、これまでの患者さんも新しい患者さんも通いやすい、地域の頼れる病院にしていきたいですね。
プライベートで楽しみにしていることは、スポーツ観戦が好きなので、新しいサッカースタジアムができることです。しばらく開業準備で忙しくしていて子どもたちと過ごす時間が限られていたこともあり、新しいスタジアムでサンフレッチェの応援をすることを楽しみにしてます。
令和5年4月から野田耳鼻咽喉科医院の院長に就任しました野田礼彰(のだのりあき)と申します。
これまでは勤務医として一般的な耳鼻咽喉科疾患(アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、扁桃炎、めまい、難聴など)から頭頸部疾患(甲状腺腫瘍、唾液腺腫瘍、咽頭腫瘍、喉頭腫瘍など)に至るまで幅広く外来診療と入院診療にあたってきました。これまでの経験も生かしながら、地域の医療に貢献してまいりたいと考えております。
当院では0歳のお子さんからご高齢の方まで、多くの患者さんに信頼して頂けるよう、患者さんの症状をよく聞いて、丁寧な診察と分かりやすい説明をしてから、治療を進めていくことを心掛けています。
耳、鼻、のどに関する症状や首の腫れ、めまい、その他にお悩みの症状などあれば、一度お気軽にご相談ください。
よろしくお願いいたします。