私は糖尿病を主とした栄養食事指導をしていますが、最近「16時間ダイエットをして痩せたいのだけど」という相談を受けることがあります。長年栄養指導をしてきて、食べないで痩せようとした人のリバウンドをたくさん見てきました。結論から言うと16時間断食は、断食後の血糖値が高くなったり、筋肉量が減ってしまう恐れがあります。 人間の体は、エネルギー不足になると、筋肉のたんぱく質を分解してエネルギーに変換する「 蛋白異化作用 たんぱくいかさよう (糖新生)」が働きます。食事の時間が空いて、エネルギーが不足すると、この蛋白異化作用により、筋肉のたんぱく質をエネルギーとして使ってしまうことになります。 その結果、筋肉量が減少してしまいます。 筋肉量を減少させないために、サプリメントに頼るのではなく、食事の中で上手にたんぱく質を摂取しましょう。厚労省は「日本人の食事摂取基準」で、18歳以上の男性は1日60g、18歳以上の女性だと1日50gのたんぱく質摂取を推奨しています。
(材料は特記がない限り2人分です)
コンビニには蒸した鶏肉が色々な味付けで売られていますが、かなり塩分の多いものがあります。焼き付けて旨味を閉じ込めてからゆでれば軟らかく、ゆで汁も使えます。
「秋なすは嫁に食わすな」と言うほどおいしいし、多食すればお腹を下すとされていますが最近のなすは特に水にさらしたりしなくても調理できます。
卵は保存がきき、栄養価の高い完全食品です。食べ過ぎなければコレステロールも問題ありません。
竜田揚げの由来は諸説ありますが、材料にしょう油で下味をつけて小麦粉ではなく片栗粉をまぶして、油で揚げる料理を竜田揚げと言います。立田揚げと書く場合もあるようです。
小松菜は東京の方で栽培され始めた青菜で、ほぼ一年中栽培されて病気にかかりにくいようです。アクが少ないので直接炒めたり煮たりできますし、なにより安価です。どしどし使いましょう。
子供の頃、秋から冬にかけてなますや白和えの中に柿や干し柿が使われていたような気がします。なんだか懐かしい味です。
小ぶりな土付きのれんこんをたくさん買ったので、硬くなりがちな鶏ひき肉の中につなぎとしてすりおろしたり、粗くたたいたりして混ぜてみました。れんこんの食感も良い感じです。
これは数年前に、糖質オフのフランス料理のレシピを考えている時に見つけた三國シェフのレシピです。衣のないキッシュ風なので見た目は茶わん蒸しですが、食べるとキッシュです。
他の二品が手間がかかるので、三品目は超簡単メニューです。それにもやしは高くなったと言っても、まだとても安いので助かります。
あんかけそばの熱々を食べてみませんか?カリカリに麺を焼いて、ジューッとあんをかけて本格中華の味です。
ニンニクを刻むのが面倒なので、電子レンジにかけてみました。軟らかくなるのでつぶれるし、匂いが軽減したような気がします。
時には冷たいゼリーもおいしいものですが、市販の甘いゼリーは驚くほど砂糖が入っています。カロリーのほとんどが糖分によるものです。ゼラチンで簡単ゼリーを作ってみましょう。
子供たちが小学生のころ、朝食に蒸し大豆を使ったスープをよく作っていました。生協で買ったり、自分で煮た豆を使っていましたが、最近は一般的になったのか手軽に蒸し大豆が手に入るので喜んでいます。
安価ですが、簡単でたんぱく質を摂取することができるので定番メニューに加えてください。具はその時々で何でも良いと思います。
ごぼうの旬は5~6月、11~2月です。堀たての香りの良いごぼうがたくさん売られています。太さが均一で、できれば土付きの方が風味は勝ります。
旅先でむかご(山芋のつるにできる直径1~2cmの肉芽)を見つけて、思わず懐かしい気がして買い求めました。山芋の赤ちゃんと言う感じでこれが土に植わると山芋ができます。
材料は作りやすい分量にしています。
沢煮とは狩りをする猟師が野外で塩漬けの豚肉といろいろな山菜を混ぜて煮込んだ汁物と言う事のようです。
レバーはついつい臭みが気になって敬遠しがちですが、ショウガや山椒の香りをきかせれば、常備菜になります。4~5日は冷蔵保存できます。
れんこんは一番モチモチしておいしい季節です。細くてでんぷん質が少ないような部位は酢れんこんにして常備菜にしておくと便利です。
ダイエットには前回も書きましたが、食べる量もさることながら、活動量が重要です。しっかり筋肉を使いましょう。そして、『あなたの食べたものでしかあなたの体は作られません』もっと真剣に食べることを考えてみてください。次回はお正月休み対策について考えてみたいです。お母さんにとっては家族が一日中家で食事をするのはしんどいことです。みんなが関わって作れそうなメニューを考えます!