〒735-0016 安芸郡府中町青崎中24-26 クリニックモール向洋4F
小児科・アレルギー外来・乳幼児健診・予防接種・病児保育室
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9:00~12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ (9:00~12:30) | ○ | ○ (9:00~12:30) | / |
16:00~18:00 | ○ | ○ | ○ | / | ○ | / | / |
JR「向洋駅」北口すぐ側
仁保橋よりJR「向洋駅」北口方面に約5分
通常、生まれてすぐの赤ちゃんは風邪をひきません。それは母体(お母さん)の免疫グロブリンという免疫物質が、胎盤を通じて受け継がれているからです。お母さんが風邪をひくということは、その病原体に対しての免疫を持っていなかった(あるいは免疫が少なかった)ということを意味しますので、その病原体に対しての免疫は赤ちゃんも持っていないことになります。産後の体調は十分に注意してください。免疫グロブリンの半減期、つまり量が半分に減る期間は2~3週間です。そのため、生後4~6か月でお母さんの免疫グロブリンがなくなります。この時期からの感染症は、赤ちゃん自らの免疫で戦うことになります。
さて、こどもの感染症の9割はウイルスが原因です。このほとんどは抗生物質が効果ありません。効果がないばかりか、耐性菌が増える、下痢する、将来の炎症性腸疾患の可能性が増える、心臓疾患で死亡する可能性が増えるなど、悪いこともあります。したがって、抗生物質は必要なときだけにとどめておいた方がいいのです。なかには、細菌性髄膜炎(外来患者5万~20万人に1人)などの重症細菌感染症もありますが、内服の抗生物質で制御できるような細菌ではありません。最近はヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンのおかげで、細菌性髄膜炎患者はさらに減少しています。当院では、診察の結果で細菌感染症の所見がある場合や、検査などで細菌感染の可能性がある場合に抗生物質を処方するようにしています。
気管支喘息は1980年代には病態が気管支の慢性炎症であることが解明されましたが、その時代以降も治療法はずいぶんと変わりました。私が研修医のころはround-the-clock therapy(RTC)療法という、テオフィリン血中濃度維持療法が主体でした。2000年に小児に対してロイコトリエン受容体拮抗薬(オノンやキプレス、シングレア)が使えるようになり、小児の気管支喘息の治療が変わったように思います。
また、そのごろから治療ガイドラインも整備され、吸入ステロイドを用いてでも発作をなくすことが推奨されています。当院では独自の治療法ではなく、多くの専門科が推奨する「小児気管支喘息治療・管理ガイドライン」に準じて治療を行っています。
アトピー性皮膚炎は皮膚の病気で、二次的にアレルギーを発症するのではないかと言われています。つまり、皮膚のバリア機構が破綻することで、抗原が体内に入って感作が成立します。そのため、アトピー性皮膚炎治療の基本はスキンケアです。症状に合わせてかゆみ止めなど内服する場合もあります。また、食物アレルギーなど、各種アレルギー検査も施行していますのでご相談ください。
発育・発達のチェックと病気や異常の早期発見を目的として乳幼児健診を行っております。
感染症患者さんと一緒にならないようにしております。
・乳児健診
・血液型検査
・普通診断書
・領収証明書
・治癒証明書
ワクチンを受けることができる月齢になったら、速やかに接種を受けることをおすすめします。最近では「生後2か月になったらワクチン」と言われています。
ひと昔と比べ、ワクチンの種類がすいぶん多くなりました。そのため、最近では同時に接種せざるを得ないし、日本小児科学会では同時接種を推奨しています。同時接種の利点として、
1.各ワクチンの接種率が向上する。
2.子どもたちがワクチンで予防される疾患から早期に守られる。
3.保護者の時間的負担が軽減する。
当院では同時接種の本数に制限していません。予防接種は副反応もあり、同時接種での副反応は各ワクチン副反応の足し算あることは事実です。しかし利点の方が大きく、当院では重症な病気を予防するために同時接種を勧めています。ワクチンスケジュールの作成もしていますので、お気軽にご相談ください。
病児保育室は、お子さんが風邪などで熱を出した時に、仕事や急な用事で保護者の方がそばにいられない場合、子どもさんをお預かりして、保護者の方に代わって日中の育児をさせていただく施設です。
保育の理想は、よく象に例えられます。「大きな耳で子供たちの言葉をよく聞く」、「やさしい目で見守る」、そして「小さな口、つまりあまり口出しせず子供たちを尊重する」こと。私たちの病児保育室施設は、理想の保育を実践するよう、「ダンボ」と名付けました。
病児保育室「ダンボ」は、府中町の「病児・病後児保育事業」委託施設です。
このたび向洋に向洋こどもクリニックを開業いたしました。
少子化が進む現代社会において、子どもは地域で育んで行かねばならない大切な存在です。
小児科医として、子どもの病気の診療や予防はもちろんのこと、心身の健全な発達を支援し、ご家族の皆様と子どもの成長をともに喜び合えるクリニックにして行きたいと考えています。
小児科医は子どもに関しては頭のてっぺんから足先まで対応すべき、医師の中で一番のgeneralistであると思っています。
しかし、クリニックで対応困難と判断した場合には、近隣のマツダ病院の他、これまで勤務してきた広島大学病院、舟入病院や、各専門機関に迅速に紹介することも心がけています。親しみやすさが取り柄ですので、何でもお気軽にご相談ください
※経歴
平成 5年 川崎医科大学付属病院 小児科
平成 8年 徳島大学医学部付属病院 小児科
平成14年 日本学術振興会 特別研究員
平成16年 広島大学病院 小児科
平成24年 広島市立 舟入病院 小児科部長
平成25年 向洋こどもクリニック 院長
[学会]
日本小児科学会
日本血液学会
日本免疫学会
日本臨床腫瘍学会
日本小児血液・がん学会
日本小児救急医学会
日本アレルギー学会
[専門医・指導医]
小児科専門医
血液専門医・指導医
小児血液・がん暫定指導医
臨床腫瘍学会暫定指導医
アレルギー専門医