赤ちゃんや幼児の男の子の育児で「おちんちんをどうやって洗えばいいの?」と戸惑った経験のあるママはとても多いのではないでしょうか。
またお子さんが成長するにつれて「どうしてママにはおちんちんがないの?」と聞かれ、どう答えたらいいのか悩んでしまう……という声もよく聞きます。
実はインターネットで調べてみても古い情報や誤った情報も多く、正しく知るのが難しいのがオムケア(男の子の性器のケア)なのだそうです。
2024年4月に、そんな男の子の親御さんに向けて、2歳から親子でオープンに性について知ることができる絵本が出版されました。
今回は、助産院の院長として10年以上正しい性の知識の普及に取り組んでいる、原作者の石嶺みき先生にお話を伺いました。
日本では性について親子で話すのはなんとなくタブーのような空気がありますが、本来は小さいうちから、正しい性器のケアの方法や、自分も相手も守れる性の知識を知っておくことがとても大切です。
思春期以降・中高生向けの性の本はそれなりにあるのですが、その年齢になると親子でオープンに性について話し合うのは難しいことも。もっと早い段階、ママやパパと一緒にお風呂に入る頃から楽しく正しい知識を学べるような絵本がなかったため、石嶺先生の「ぜひ作りたい」という願いから生まれたのが『ぞうちんとぱんつのくに』だということです。
特に女性であるママにとって分かりにくい、以下のような疑問に答えるQ&Aコーナーも。
回答は日本皮膚科学会専門医の監修付きなので、安心して参考にできますね。
さらに巻末のQRコードをスマホで読み取ると、絵本に登場するオリジナルソング「ぞうちんのおふろうた」が聴け、「正しいおちんちんの洗い方」を親子で歌いながら覚えることができます。
石嶺先生に、絵本の出版にあたっての想いやエピソードを聞かせてもらいました。
ーー2024年4月24日の出版から数週間経ちましたが、どのような反響がありましたか?
ーー関心があるのはママだけではないのですね。ちなみに、パパにはどのように絵本を生かしてほしいですか?
ーー今までにない絵本ということで、出版までに大変だったことはありますか?
ーーFamily.Drは、おもに広島エリアで子育て中のママ・パパが見て下さっています。ひとことメッセージをお願いします。
私が結婚・出産を経験したのは今から20年前の2000年。当時は今のようにインターネットやSNSが発達しておらず、育児書以外での情報源は雑誌くらいという限られたものでした。
娘たちが小さい頃はいわゆる「ワンオペ育児(核家族で平日は母親が1人で家事や育児を担うこと)」で、娘たちには喘息やアレルギーなどの持病もあり、当時は本当に毎日大変でした。
親にとって、妊娠~出産から赤ちゃんのお世話や成長発達・幼児の「イヤイヤ期」やトイレトレーニング・園や学校でのトラブル・ママ友付き合いまで、育児の悩みや苦労はその時々で大変大きなものだと思います。
しかし、せっかく工夫してその時期を乗り越えても、子どもの成長ステージにつれ受験や教育費など次々と新しい課題が現れ、過去の悩みは記憶の隅に追いやられがち。次の世代に伝えていく機会はなかなか得られません。
まさに今、かつての自分のように悩んでいるママ・パパがいたなら、自分の経験と知識から少しでも役に立ちたい…という思いから、お役立ち情報や先輩たちの体験談をもとにした解決のヒントなどを、WEBメディアでライターとして発信するようになりました。
より的確で悩みに寄り添ったアドバイスができるよう、NPO法人日本子育てアドバイザー協会の「認定子育てアドバイザー」資格も取得。発達心理学や医学・行政支援などに関する幅広い知識を身につけています。
現在は、育児教育ライターとして子育て情報やコラムを年間100本以上連載中。
かつての自分のように子育てで悩むママやパパへ、正しい知識に基づき心がふわっと軽くなるようなあたたかみのある記事をお届けしていきたいと思います。
年末も近づき、もうすぐ小学校に入学するお子さんのいるお宅では入学準備が進んでいることと思います。
学習机の購入を検討しているご家庭も多いと思いますが、ふと「小学校の宿題って、最初から自分の部屋でできるものかしら」と疑問に思うことはないでしょうか。 最近...続きを読む
子供たちが人間関係を身につける過程で、ケンカやトラブルはつきものです。
でも、中には事あるごとに「○○ちゃんが押した~」「弟がおもちゃ返してくれない」と大人に報告しに来る子がいますよね。 もちろん本当に大人の手助けが必要なこと...続きを読む
4月はピカピカの小学校一年生が入学する季節。親御さんとお子さんにとっても大きく環境が変わる時期です。
「給食ちゃんと食べられるかな」 「新しいお友だちとうまくやれるかな」 親御さんが気になることはたくさんあると思いますが、やはり学習面ではじめての授業につ...続きを読む
いざという時のために避難用の持ち出し袋を用意しているご家庭も多いと思いますが、お子さんが小さいと毎日忙しく、なかなか準備できない…という方もいらっしゃるかもしれ...続きを読む