『暑さ寒さも彼岸まで』この言葉に救われる思いで過ごしました。お彼岸が来れば少しは涼しくなるのではないかと、期待しつつ『虫の声が聞こえる』『葛の花が咲いている』と秋の気配を探しながら暑い夏を乗り越えました。
『実りの秋』『天高く馬肥ゆる秋』新米も出回りますし、食材の数も増えます。果物の種類も一番多くて、おいしいものが食べたくなります。食べ過ぎに気をつけながら、簡単で美味しいお料理を安価に作ってみませんか!
(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)
(電子レンジは何も書いていないときは600wです。500wの方は少し時間を増やしてください)
しばしば「ご飯は炊かない」と言う声を聴きます。少ししか食べないからと思われる方は、自分の食べる分量を、炊飯後すぐにラップして保存しませんか?チンすれば、何時でも同じ量を食べることができます。
具材は、カニかまぼこや銀杏などがあれば、もっとご馳走風になります。刻みのりや三つ葉などを添えてもいっそう美味しいでしょう。大忙しの日でも冷凍ご飯があれば、炊く手間がいらず、簡単にご馳走ができます。ご飯を酢飯にして、少し煮汁を絞って混ぜれば混ぜずしになります。
冷凍ご飯は炊きたてを、湯気と一緒にラップして閉じ込めるのがコツです。冷めてしまったご飯では少しパサパサしてしまいます。
卵に水とめんつゆを加えるだけの、超簡単茶わん蒸しです。具材はハムでも、かまぼこでも何でもOKです。暑い時期には、早めに作って冷やしておいても美味しいです。
ハムやパセリを散らして、洋風にしてもおいしいです。卵は、高くなったと言っても1個30円前後で、たんぱく質を6g程度摂ることができます。保存もできますので、余程コレステロール値が高くて医師による制限がある場合を除いて、毎日食べても良い食品です。
『秋茄子は嫁に食わすな』と言います。多少アクはあるかもしれませんが、美味しい季節です。
電子レンジで加熱する際は、水分が抜けないようにラップはふんわりとかけます。ピッタリかけ過ぎると中の蒸気がいっぱいになって、はじけることがあります。また、加熱したものは100度以上になっている場合もあるので、素手で取り出さないで乾いた布巾やミトンを使用しましょう。
手近にある材料でも、カレー粉の風味でご馳走になります。しょう油と砂糖が加わるだけでぐっとおかず感が増し、白米がおいしい一品になります。
中華料理などでは、炒め合わせた物にかたくり粉でとろみをつけてとじることが多いですが、敢えてかたくり粉を使わず、できるだけ、口に入る調味料を減らします。
さつま芋の美味しい季節です。食物繊維が多く、熱に強いビタミンCが豊富です。
バターが無塩の場合は、塩を少々加えます。じっくり火を通した方が甘くなります。優しい甘さで、子供のおやつにもぴったりです。
電子レンジ活用で、佃煮風きゅうりを簡単に作ります。冷蔵庫で3~4日保存可能です。
数日経ってもおいしく食べられます。ポリ袋で他の調味料と混ぜるだけでも一品が完成します。
いわしやあじでも南蛮漬けにすると、さっぱりとして美味しく食べられます。
日本近海には約20種類のかれいが生息し、ひらめとは「左ひらめに右かれい」で見分けます。煮魚にも適した魚です。
豆腐を作った搾りかすであるおから(卯の花)を使った懐かしい味の再現です。
卯の花(おから)は「きらず」とも呼ばれ、最近では乾燥おからが食物繊維食品として売られています。
小松菜は冬場に旬を迎える栄養豊富な野菜です。
小松菜は関東発祥の野菜で、カルシウムや鉄、カロテンが豊富です。旬は12月~3月です。
卵入りのミートローフは、子供にも人気の一品です。電子レンジを使って手軽に作れます。
時間がない時は、電子レンジで加熱した玉ねぎと合挽肉を混ぜ、レンジで5~6分加熱して簡単に仕上げることも可能です。
ミートローフの副菜にぴったりな、さっぱりとしたポテトサラダです。
シンプルな味付けで、じゃが芋の美味しさを引き立てるサラダです。ハムやシーチキンを加えても良いです。
簡単に作れる定番のミルクスープ。あと一品欲しい時に便利です。
マグカップにキャベツやハムを入れ、牛乳と水を加えて電子レンジで加熱することで、簡単に1人分のスープが作れます。
さつま芋のおいしい季節です。さつま芋をたくさん買ったので、肉じゃが風にしてみました。
食物繊維の豊富なさつま芋ですが、糖質でもありますのでご飯の量は控えめにしましょう。『天高く人も肥ゆる秋』にならないように。
トマトジュースはヘルシーというイメージですが、糖質も多いので糖尿病疾患のある友人は「血糖が上がるのよね」という事でした。飲むばかりではなく、具材を足してスープにしてみましょう。
汁物が必ずほしいと言われる人もいらっしゃいますが、1g近い食塩を摂取することになります。具材をたくさん入れて、具材の味で食べましょう。1日の食塩量は6gを目標にしてください。
今年は暑さのせいでゴーヤも高くて、驚きました。30年位前は沖縄や宮崎が産地でしたが、全国的に広まって最近はどこのお店にもあるようです。
ゴーヤはビタミンⅭが豊富です。熟すと赤くなって軟らかくなって真っ赤な種が飛び出してきます。宮崎の知人はこの種は甘いので子供の頃食べていたそうです。
粥は米から作るととてもおいしいです。この粥は簡単ですが、横浜の中華街にある粥のお店と変わらないくらいおいしいのでぜひ試してみてください。
トッピングを工夫するとさらに中華風になりおいしく食べられます。鶏肉は手羽元などを使えば、骨からも旨味が出てさらにおいしく食べられます。ぶつ切り肉は骨のかけらが危ないので止めた方が良いでしょう。
たれをかけて、電子レンジで加熱するだけで驚くほど本格的なチャーシューができます。食べてびっくりです。冷蔵庫で数日保管できます。
電子レンジ調理の本で見つけて、作ってみたものです。味がどうかしら?とかパサパサでは?と心配しましたが全く問題なくおいしくできます。万頭に挟んで食べたら本場の中華に負けないのでは?と勝手に得意がっています。練がらし等を添えても良いかもしれません。
エチオピア近辺が原産のオクラも、50年位たってすっかり日本に定着しています。ぬめり物質は整腸作用や、コレステロールを減らす働きがあるという研究結果があります。血糖値も下げると書かれた本もありましたが、実際の論文は確認していません。
オクラは塩をつけて板ずりして毛を落とせば、生のまま刻んでも食べられます。完熟した種子はコーヒーの代用品にもなるとか。おきあみ(エビのようなとても小さな形の乾燥させたもの)が手に入ったので、買ってきました。おきあみは漁獲後すぐに冷凍されて養殖魚のえさや釣りの餌に利用されるのだそうです。しかし栄養価は高く、たんぱく質だけでなくミネラルも豊富で、特に赤い色は鮭などに含まれるアスタキサンチンという抗酸化物質が含まれています。
今月のお料理はかなり大胆に電子レンジで手抜きをしてみました。どうでしょうか?
暑さに疲れたのか、高齢者の体重減少が気になっています。若い人の中には冷たいものの摂取が多すぎたのか体重が増えた方もおられます。馬と一緒に肥えないように今のうちに立て直してください。3度の食事をできるだけ規則正しく、バランス良くを目標に工夫をして食事してください。
お彼岸から秋の気配がしてきました。来月はしっかり秋の素材を使った、日本の四季が感じられるようなレシピを考えたいと思います。もちろん簡単に、電子レンジをどんどん使って、手抜きでできる工夫をしながら。