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季節を感じられる安くて簡単にできるレシピです。

季節を感じられる安くて簡単にできるレシピです。

2024.10.31

『暑さ寒さも彼岸まで』この言葉を頼りに暑い季節を乗り越えてきましたが、どうも地球はおかしくなってきたのでしょうね。世界中で異常気象や災害が続いています。
食材もかなり値上がりしています。できるだけ手に入りやすい食材を使っておいしいご飯を作ってみましょう。
気候のはっきりした特徴が薄れつつありますが、折角季節のある日本にいるのですから季節感のあるレシピにしてみました。

(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)

前回:秋の気配が感じられる、安価で簡単な調理!

POINT

  • 誰でも作れる簡単で、ご馳走に見えるレシピです。
  • 調理工程を少なく、できるだけ短時間で調理します。
  • 調味料は単純にして、手に入りやすい食材を使います。(代用できる食材を明記)
  • よく使われる調理上の言い回しを、改めて説明します。

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

秋鮭の照り焼き

魚料理も匂いや後始末を考えるとちょっと億劫になりますが、フライパンで焼くだけなら簡単です。

  • 秋鮭 2切れ
  • 小麦粉 適宜
  • サラダ油 大さじ1/2
  • 調味料:しょう油、みりん、酒 各大さじ1(混ぜ合わせておきます)
  • ピーマン 2個(あれば赤と緑)
  1. 鮭はサッと流水で洗って、酒(分量外)をふりかけておきます。
  2. 小麦粉を茶漉しに入れて、鮭の表面に薄くまぶします。
  3. ピーマンはヘタと種を取って、縦長に4等分に切っておきます。
  4. フライパンに油を中火で熱して、鮭を盛り付ける際に上になる方を下にして焼きつけます。ピーマンもフライパンの空いたところで焼きます。
  5. 下側に焼き色がついてきたら、ひっくり返して両面を焼きます。焼き色がつくまでは触らないようにします。
  6. ピーマンを取り出して、鮭にからめるように調味料を流し入れます。泡立ってきたら火を弱め、焦がさないように揺すりながら鮭に絡めて火を止めます。
  7. 鮭とピーマンを盛り付けます。一般的には和食の付け合わせは手前に添えます。

魚をフライパンで焼くとき、小麦粉や片栗粉でコーティングしてから焼くと、身くずれを防げますし、うまみを閉じ込めることができます。小麦粉はふんわり、片栗粉はカリッとして食感も良くなります。

レタスと塩昆布の和え物

レタスは殆どが水分ですから、保存方法によってはすぐに使えなくなるのでさっさと食べてしまいましょう。

  • レタス 1/2個
  • 唐辛子 1本
  • 塩昆布 ひとつまみ(好みで)
  1. レタスは食べやすい大きさにちぎって洗い、水を切っておきます。

  2. ビニール袋にレタスと塩昆布、種を取って刻んだ唐辛子を入れて結び、指先でクチャクチャもみこんで冷蔵庫に入れておきます。
  3. 他の料理が出来上がった時に、器に盛れば出来上がりです。長時間置きすぎるとクタクタになります。

レタスを保存する時は芯の部分をくりぬいて、ぬれたキッチンペーパーを詰めて保存すると長持ちします。サラダばかりでなく、チャーハンに混ぜたり、肉やご飯をくるんで食べたりいろいろ使ってみましょう。

豆乳汁

いろいろな野菜を入れた実だくさんの汁物はそれだけで良いおかずになります。豆乳が余っていたのでだし汁代わりに入れてみたらコクがあっておいしい汁物ができました。

  • 油揚げ 1/2枚
  • しめじ 1/2パック
  • 大根 2.5㎝
  • 長ねぎ 5㎝
  • 調味料:だし汁1カップ(和風だしの素+水でも可)、みそ大さじ1と1/2
  • 豆乳 1カップ
  1. 油揚げは縦半分に切り、1㎝弱の幅に切ります。しめじは短めのものを使い、大根は皮をむいて5㎜厚さのいちょう切りに、長ネギは2~3㎜幅の小口切りにします。
  2. 鍋にだし汁を入れて、油揚げ、しめじ、大根を入れ中火で煮ます。
  3. 大根が煮えたら、小さな容器に少し煮汁を取り、味噌を加えて泡立て器で溶きのばします。
  4. 味噌を鍋に戻して豆乳を加え、吹き上がりそうになったら長ネギを加えて火を止めます。

豆乳は昔から豆腐製造の副産物としてありましたが、青臭さが好まれず一般的ではありませんでした。最近では製造法が飛躍的に改善され、美味しい豆乳が沢山製造されています。大豆固形分8%以上を豆乳と言います。おいしく調整された豆乳飲料は大豆固形分が2%~4%程度になっています。

火曜日の献立

トマトソースのペンネ

小麦粉に温湯を加えて練り、成型したものの総称がパスタであり、ペンネは両端を斜めに切り落としてとがっているから『ペン先』と言う意味だそうです。表面に筋が入ったものはソースが絡みやすくおいしく食べられます。

  • ペンネ 160g
  • 豚ロース肉(ブロック)200g(角切り肉でも可)
  • オリーブ油 大さじ1/2
  • 玉ねぎ 小さめ1個
  • トマト 1個
  • 昆布茶 小さじ1
  • ニンニクみじん切り 小さじ1
  • トマトジュース カップ1/2
  • 白ワイン 50cc
  • 調味料:塩・コショウ各少々、黒コショウ適宜、唐辛子1本(半分に切り種を取っておく)、バジル5~6枚
  1. 豚肉は3~4cm角に切り、塩・コショウをします。玉ねぎは繊維に沿って8mm幅の薄切りにし、トマトはくし形に8等分に切ります。
  2. ペンネは昆布茶を加えた湯で表示通りの時間茹でます。今回使用したペンネは12分でした。
  3. フライパンに油を入れて豚肉を中火で焼き、各面にしっかりと焼き色がついたら、玉ねぎを加え、くたっとなるまで炒めます。その後、ニンニクを加えてさらに炒めます。
  4. 3のフライパンに白ワインを加えて強火にし、アルコールを飛ばしたら、トマトジュース、唐辛子、トマトを加えます。煮立ったら弱火にします。
  5. 塩・コショウで味を調え、茹でたペンネを加えます。
  6. 皿に盛り、黒コショウとバジルを加えて出来上がりです。(お店ではこの時にオリーブ油を回しかけますが、エネルギー量を考えて省きます)

パスタはうどん等と同じく小麦粉を練って作ったものなので、麺のエネルギー量は変わりません。しかしパスタの方は油や肉類を使うので高エネルギー量になります。子供のいる家庭では、早ゆでのマカロニなどを使うと軟らかく食べやすくなります。

キャベツのサラダ

キャベツを買ったら、付け合わせだけでなくサラダなどにもどんどん使いましょう。野菜スライサーで細く切ると生でも食べやすくなります。食べにくい人は電子レンジで加熱してください。

  • キャベツ 80g
  • にんじん 30g
  • ホールコーン缶(小) 1/2缶
  • ゆで卵 1個
  • 調味料:好みのドレッシング適宜
  1. キャベツとにんじんは細い千切りにして水に放し、シャキッとさせてから水を切ります。
  2. キャベツ、にんじん、コーン、輪切りにしたゆで卵を器に盛り付けます。
  3. 好みのドレッシングは控えめにかけ、少し物足りないくらいで食べ終わると丁度良いです。

ドレッシングは植物性の油脂に、酢または柑橘類の果汁、調味料を合わせて調整されたものです。ノンオイルのものは塩気が多いことがあるので、成分を見て特徴を知って使いましょう。また、いろいろな種類を買い過ぎると賞味期限が気になります。基本のものを作って、調味料を足し引きして使いましょう。

バナナとリンゴのフランべ

いつもある果実も熱を加えると、おいしいデザートができます。

  • バナナ 1本
  • りんご 1/2個
  • レモン汁 1/2個分
  • バター 10g
  • 調味料:砂糖大さじ1、白ワイン大さじ2
  1. バナナは皮をむいて横半分に切り、更に縦半分に切ります。りんごは皮をむかずに芯を切り取り、1cm幅のくし形に切ります。
  2. フライパンにバターを熱し、弱めの中火でバナナとりんごの両面を焼きます。
  3. 砂糖を振り入れて、フライパンを揺すりながら味を絡めます。
  4. 煮詰まってきたら、白ワインを振り入れ、アルコールを飛ばして火を止めます。※写真は冷凍のベリーを散らして華やかにしてみました。

りんごは王林を使ったので黄色ですが、赤いりんごを使うときれいな色のデザートになります。バナナにシュガースポット(黒い斑点)が出てきたら、ぜひ焼いてみてください。

水曜日の献立

鶏もも肉の粒マスタードソース

鶏肉の皮はカリカリに焼くと香ばしくておいしいです。皮が嫌いな方も試してみてください。

  • 鶏もも肉 1枚
  • 調味料:塩・コショウ各少々
  • オリーブ油 小さじ1
  • エリンギ 2本(好みのきのこで可)
  • マイタケ 適量
  • ソース:白ワインカップ1/2・粒マスタード大さじ2・ニンニクのすりおろし1/2かけ分・バター10g
  1. 鶏肉は洗って2枚に切り、白い筋を切り、厚みのある所を平らにし、両面に塩・コショウをします。
  2. きのこ類はフライパンかオーブントースターで焼いておきます。
  3. フライパンにオリーブ油を入れ、強火で熱し、鶏肉の皮面を下にしてフライ返しで上から押しつぶすように焼きます。中火で5~6分焼いたら、弱めの中火で裏側を焼きます。
  4. 焼き上がった鶏肉をキッチンペーパーか網の上に取り出します。
  5. フライパンにそのまま白ワインを加えて中火でアルコールをとばし、ソースの材料を加えて混ぜながら、とろみがついたら火を止めます。
  6. 皿にソースを敷き、鶏肉ときのこをのせて完成です。

鶏のもも肉は身も締まり旨味が豊富な部位です。皮つきのままだと旨味が増しますが、加熱すると縮むので皮の部分をフォークなどで刺しておくと縮みを防ぎ、調味料もしみこみやすくなります。

にんじんの炒めもの

にんじんは昔と比べると随分癖が無くなり、甘みも増しています。にんじんに含まれるカロテンは油で調理すると吸収力が高まります。

  • にんじん 1本
  • ごま油 大さじ1/2
  • 調味料:塩・黒コショウ各少々
  1. にんじんは皮をむいて斜めに薄切りし、これをずらして重ね、端から千切りにします。
  2. フライパンにごま油を熱し、にんじんを中火で炒めます。
  3. にんじんがしんなりとしてきたら、塩と黒コショウで味を調えます。

にんじんが苦手な方は、めんつゆ風味にすると食べやすくなります。ていねいに斜めの千切りにすることで、にんじんがしんなりしてきれいに仕上がります。

ポテトのヨーグルトサラダ

ヨーグルトとリンゴの酸味が絶妙なバランスで、爽やかなサラダです。

  • じゃが芋 小2個
  • りんご 1/4個
  • きゅうり 1本
  • レタス 適宜
  • カニかまぼこ 50g
  • ゆで卵 1個
  • 調味料:マヨネーズ大さじ3、プレーンヨーグルト大さじ3、塩・コショウ各少々
  1. じゃが芋は皮ごと電子レンジで加熱し、皮をむいて厚さ1cmの半月に切ります。りんごは皮をむかずにくし形に切り、厚めのいちょう切りにし、きゅうりは厚さ1cmの輪切りにします。レタスは洗って水を切っておきます。
  2. カニかまぼこは粗めにほぐし、ゆで卵は殻をむいて縦4等分に切ります。
  3. ボウルにゆで卵とレタス以外の材料を入れ、調味料を加えてざっくりと混ぜ合わせます。
  4. 器にレタスを敷き、3を盛り付け、ゆで卵を飾ります。

野菜を大きめに切ってざっくりと混ぜ合わせることで、それぞれの味がしっかりと感じられ、いつものポテトサラダとは違う食感が楽しめます。低カロリーのマヨネーズを使うとカロリーを抑えられますので、コショウや酢を加えて上手に活用しましょう。

木曜日の献立

和風ポトフ

「pot-au-feu(火にかけた鍋)」が語源のポトフ。和風アレンジで簡単に楽しめる一品です。

  • 鶏手羽先 6本
  • オリーブ油 大さじ1
  • 大根 150g
  • じゃが芋 小2個
  • しめじ 1/2パック
  • いんげん 6本
  • ミニトマト 6個
  • 調味料:和風だしカップ2(だしの素でも可)、白ワインカップ1/3、塩・コショウ各少々
  • ローリエ 1枚
  1. 鶏手羽先は全体に軽く塩・コショウをしておきます。
  2. 大根は大きめの乱切りにし、じゃが芋は皮付きのまま大根と一緒に下茹でしておきます。しめじは小房に分け、いんげんはサッとゆでておきます。

  3. 深めのフライパンにオリーブ油を熱し、手羽先の皮側を下にして強火でこんがりと焼きます。
  4. 白ワインを加え、強火でアルコールを飛ばしたらだし2カップを加え、中火で煮込みます。
  5. 大根、じゃが芋、しめじ、ローリエを加え、煮立てない程度の火加減で10分ほど煮ます。最後にいんげんとミニトマトを加えます。
  6. 塩・コショウで味を調え、出来上がりです。

フライパン一つで作ることで、手羽先の旨味を最大限に引き出し、洗い物も少なく済みます。大根とじゃが芋は電子レンジでの下茹でが可能で、時短調理にも◎。

大豆と昆布のサッと煮

手軽に作れる大豆と昆布の煮物。栄養満点で日持ちも良い一品です。

  • 蒸し大豆 200g(2パック)
  • だし昆布 5㎝
  • 調味料:めんつゆ大さじ1と1/2、みりん大さじ1
  1. だし昆布は表面を拭いてカップ1の水に浸けて戻し、軟らかくなったらハサミで1~2㎝角に切ります。
  2. 小鍋に昆布の戻し汁を入れ、大豆と昆布を加え、大豆が浸かる程度まで水を足して煮ます。
  3. 調味料を加えて落しぶたをし、中火で煮立て、沸騰してきたら弱火で煮ます。
  4. 少し煮汁が残る程度で火を止めます。

市販の煮豆は甘めですが、水煮や蒸した大豆を使うと好みに合わせて味付けが可能です。大豆のイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをし、更年期や骨粗しょう症の予防に効果的です。

キャベツの蒸し物

冬キャベツを使ったシンプルで美味しい蒸し物。柔らかく甘みが引き立ちます。

  • キャベツ 1/4個
  • 調味料:めんつゆ大さじ1と1/2、黒酢大さじ1、ごま油小さじ1
  1. キャベツは芯をつけたまま、1/4個を更に半分に切ります。
  2. 平らな皿にキャベツを並べ、ラップをして電子レンジで3分加熱します。硬そうならひっくり返して更に1分加熱します。
  3. キャベツがくったりしたら、皿に盛って混ぜ合わせた調味料を添えます。

調味料にラー油を加えてピリ辛にするのもおすすめ。キャベツの代わりに白菜を使っても美味しくいただけます。寒くなると野菜の甘みが増し、大きめに切ることで風味をしっかり味わえます。

金曜日の献立

卵チャーハン

冷蔵庫の残りご飯を使って簡単に作れる卵チャーハン。ご飯がパラパラになる秘訣もご紹介。

  • 冷たいご飯 300g(各自加減してください)
  • 卵 2個
  • 長ねぎ 1/2本
  • ごま油 大さじ1
  • 調味料:塩ひとつまみ、めんつゆ大さじ1、コショウ少々(黒コショウがおすすめ)
  1. 卵は溶きほぐし、長ねぎは青いところも一緒にみじん切りにしておきます。
  2. 大きめのフライパンにごま油を入れ中火で熱し、溶いた卵を流し入れて手早くかき混ぜます。
  3. 卵が固まってきたらみじん切りのねぎを加えて一緒に炒めます。
  4. ねぎの香りが立ったら、ご飯を加えて塩を振り、全体に広げます。
  5. 強火よりやや弱い火で、かき混ぜながら全体を炒め、ご飯がパラパラになるまで加熱します。
  6. ご飯を少し寄せて、鍋肌にめんつゆを入れ香りを立たせ、全体にからめます。コショウで味を調えて火を止めます。

家庭では中華鍋がなかったり、火力が弱いことが多いので、少し大きめのフライパンを使い、水分をしっかり飛ばしながら仕上げるのがポイントです。

ゆで豚

シンプルでヘルシーなゆで豚のレシピ。茹でた豚肉を手作りの調味料で楽しむ一品です。

  • 豚肉ロースブロック肉 500g
  • 長ネギ 15㎝
  • 豆もやし 1パック
  • 調味料:塩適宜、顆粒チキンスープの素小さじ2
  • 調味料:白みそ大さじ1と1/2、練りごま大さじ1、みりん小さじ1、すりごま小さじ1
  • ※市販のからし酢味噌でもおいしいです。
  1. 豚肉は塊のまま塩をすり込み、冷蔵庫に1時間ほど入れておきます。

  2. 豚肉が入る鍋に水とねぎ、豚肉、チキンスープの素を入れ、中火で沸騰するまでふたをして加熱します。
  3. ぶくぶくしてきたら中火の弱にし、アクを取ってふたを少しずらして煮ます。
  4. 30分位煮たら、一度竹串か菜箸を刺してみて、スッと入って透明な汁が出てきたら出来上がりです。
  5. 豚肉を取り出したら、その鍋で洗った豆もやしを茹でます。
  6. 豚肉は粗熱が取れてから、好みの厚さにスライスし、豆もやしと一緒に盛り付けます。
  7. 調味料とゆで汁少々を泡立て器でしっかり混ぜ合わせて添えます。

家庭では市販の調味料にアレンジを加えることで、さまざまな味わいが楽しめます。冷蔵庫の調味料を活用して、工夫してみてください。

杏仁豆腐

アーモンドの香りが楽しめる簡単な杏仁豆腐のレシピです。アーモンドエッセンスがなければ、バニラエッセンスでも代用できます。

  • 牛乳 250㏄
  • 湯 大さじ3(80℃程度までの沸騰していない湯)
  • ゼラチンの粉 5g
  • 甘味料(パルスイート使用) 小さじ1
  • アーモンドエッセンス 少々
  • あればクコの実少々(水に浸し、ふやかしておく)
  1. ゼラチンは大さじ3倍の湯でよく溶かしておきます。
  2. 牛乳、甘味料、アーモンドエッセンスを加えて混ぜます。
  3. 混ぜたものをガラス容器に等分に入れ、氷水を張ったバットに入れて冷やします。
  4. 粗熱が取れたらラップをして冷蔵庫で冷やし固めます。
  5. 固まったら、上にクコの実を飾ります。

ゼラチンは動物性の材料からできているため、暑い時期には固まりにくいことがあります。その場合、寒天を使用するのもおすすめです。高齢者にはゼラチンが熱で溶けるため、誤嚥の心配が少ないです。

土曜日の献立

鶏つくね鍋

肌寒くなってくると何となくお鍋が恋しくなります。小さな土鍋も売っていますので、キッチンで仕上げたお鍋を食卓に運ぶだけでもご馳走になります。

  • 鶏ひき肉 250g
  • れんこん 50g(みじん切り)
  • 長ネギ 10㎝(みじん切り)
  • ショウガ 1かけ(みじん切り)
  • かたくり粉 大さじ1と1/2
  • めんつゆ 小さじ2
  • ショウガ 1かけ(うす切りにする)
  • 白菜 1/6株
  • 春菊 1/2束
  • 長ネギ 残りの物
  • くずきり(生)1袋(150g)なければマロニーなどで代用
  • 調味料:昆布 10㎝、めんつゆ 適宜
  • 薬味:もみじおろし・すだち各適宜 ※もみじおろしは大根に穴をあけ、唐辛子を刺しこんで一緒にすりおろすと簡単にできます。
  1. 鶏つくねの材料を混ぜて、全体がねっとりするまで練り混ぜます。
  2. 鍋に水とうす切りのショウガを入れて、沸騰したらつくねを丸めながら湯の中に落としていきます。つくねが浮き上がってきたら、容器に取ります。
  3. 白菜は食べやすい大きさに切り、春菊は茎を少し切り落とします。長ネギは斜め切りにします。くずきりはサッと洗って水を切っておきます。
  4. 土鍋に昆布と7分目くらいまで水を入れて、火にかけて、めんつゆを入れて薄めに味をつけ、鶏つくねと野菜を加えて煮ます。
  5. 白菜が煮えたら火からおろして、食卓へ運び薬味を添えます。

鍋物はいろいろな味が合わさり、旨味満点です。つくねは生のまま鍋に入れても良いですが、前もって火を通しておくとスープが濁らないし、全て火が通っているので安心して食べられます。

れんこんの金平

れんこんはひと節買ったほうが良いので、少し多めです。つくねに使った残りで金平を作ります。食材は中途半端に残っても使わずに捨ててしまうことがないように上手に繰り回して使いましょう。

  • れんこん 200g位 小さめひと節(この中から50gをつくねに使った残り)
  • ごま油 小さじ1
  • 調味料:酒大さじ2、砂糖大さじ1、めんつゆ大さじ1と1/2
  • いりごま 少々
  1. れんこんは皮をむき、端から3㎜幅の輪切りにします。大きめのれんこんの場合は半月に切り、水洗いしてざるに上げておきます。
  2. 調味料はあらかじめ混ぜておきます。
  3. 鍋にごま油を熱して、れんこんを加えて中火で炒めます。透き通ってきたら2の調味料を加えて中火で炒り煮にします。
  4. 器に盛って、いりごまを振ります。好みで七味唐辛子を振ってもおいしい。
  5. れんこんが厚めの場合は、ポリ袋に入れて少し電子レンジで加熱してから使うと良い。

日持ちがするので、多めに作っても良い。れんこんは蓮の地下茎です。中国地方では岩国周辺でたくさん栽培されており、夏には蓮の花がきれいです。れんこんは穴があいているので、見通しが効くという縁起物でおせち料理に使われます。11月~2月が旬です。

大根とカニかまぼこの甘酢

フランス料理のお店で、蟹を使ったお料理をいただきました。蟹をカニかまぼこに、ソースを甘酢に変えて作ってみました。

  • カニかまぼこ 6本
  • 大根(茎側の太いところをカニかまぼこの長さに合わせて切る)
  • 調味料:米酢大さじ1、水50㏄、砂糖10g、昆布2㎝角
  1. 調味料は昆布を入れて煮て、火を止めておきます。
  2. 大根は皮をむいて、左手に大根を持って、右手に包丁を縦に持ち、ねかせるように大根に沿わせて、親指で押さえながらできるだけ薄く皮をむくように切っていきます。できれば10㎝は切れないように繋げます。それを6枚作ります。
  3. 大根のかつらむきにしたものを、甘酢に漬けておきます。
  4. 大根がしんなりしたら、カニかまぼこを巻きます。
  5. 器に盛り付けて出来上がりです。

大根ひとつとっても、料理によって厚さを変えた輪切りや半月切り、いちょう切り、又繊維の方向に沿った千切り(水に放すとピンとします)や繊維を切る千切り(しんなりします)かつらむきにしてから細く千切りする場合もあります。いろいろな切り方を知っておくと料理に幅が広がります。

やっと秋らしくなってきました。先が読めませんが冬はもうすぐやってきます。おせち料理の案内が沢山届きます。今から何だか気ぜわしい気もしますが、次回は少し簡単にできるお正月のレシピの練習も良いかしらと思っています。又この間本箱で、『大草原の小さな家』という大好きだった本を見つけました。この中にはたくさんのお料理が出てきます。いろんな物語の中のお料理も作ってみたいと思っています。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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