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年の瀬の何かと慌ただしい日々に、ササッと準備できるご馳走を作ってみました。

年の瀬の何かと慌ただしい日々に、ササッと準備できるご馳走を作ってみました。

2024.12.27

秋を飛び越したと思ったらもう年の瀬です。急に忙しくなってきました。コロナやインフルエンザを寄せ付けないように、しっかり食事をして、できるだけ規則正しく過ごしましょう。
今回は忙しい中でも、簡単にご馳走が作れるレシピです。少し時間を作って、作ってみてください。

(材料は特記がない限り2人分です)
(使用しているめんつゆは2倍濃縮のものです)

前回:物語の中に出てくるお料理を作ってみました。

POINT

  • 忙しい日に簡単に作れるレシピ。
  • 調理工程を少なく、できるだけ短時間で調理します。
  • 食材が高騰しているので、手に入る食材でアレンジできるもの。(代用できる食材を明記)
  • 調味料もできるだけ市販のもので簡単に、また代用できるものを記載しました。

画像をタップするとレシピに移動します。

月曜日の献立

鯛めし

魚が全体に高値ですが、なかでも見栄えが良いにもかかわらず意外に安いのが鯛です。

  • もち米 1カップ(なければうるち米(いつもの米)でも良い)
  • 鯛の切り身 1切れ
  • 酒 大さじ1
  • 塩 少々
  • 調味料:酒・みりん・薄口しょうゆ各大さじ1+だし汁をすべて合わせて150㏄
  • ショウガ ひとかけ
  1. もち米は洗って、30分位水につけておいた後水けを切っておきます。
  2. 鯛の切り身は酒をふりかけておき、塩少々を振ってグリルなどでこんがりと焼きます。
  3. 耐熱ボウルに1.のもち米と調味料を入れて、フンワリとラップをかけて電子レンジで6分加熱します。
  4. 3.を取り出して全体をよく混ぜて、2.の鯛をのせてもう一度ラップをかけてさらに3分加熱をします。
  5. 4.を取り出して、鯛の皮と骨を取り除いて全体をさっくりと混ぜ合わせます。
  6. ショウガを針ショウガに細く切って天盛りします(一番上にのせます)。

お正月など、おせち料理やお餅に飽きた時は簡単にできるので重宝します。鯛でなくても、ホタテやエビなどでもおいしく作れます。ショウガの千切りを混ぜ込んだり、銀杏などを加えればしっかりおもてなし料理にもなります。

炒り鶏

年末年始、食べるものが偏りがちなので便通が気になる方もいらっしゃることでしょう。根菜類でしっかり食物繊維を補給しましょう。

  • 鶏小間切れ肉 150g
  • 冷凍和風野菜 1/2袋(150g)
  • ごま油 少々
  • 調味料:砂糖・酒各大さじ1、めんつゆ大さじ2
  1. 鶏肉も野菜も下処理がいりませんので、厚めの鍋か、少し深いフライパンにごま油小さじ1を中火で熱して、鶏肉を広げるように入れて片面に焼き色が付いたようなら、返して両面を焼きます。
  2. 1.の中にいんげん以外の冷凍野菜を加えて炒め合わせ、水をカップ1加えて中火で3分位煮て調味料を加え、煮立ったら落し蓋をして、弱火にして7~8分煮ます。
  3. 2.の中へ残しておいたいんげんを加えて全体をかき混ぜ、煮汁が少なくなるまで煮詰めます。
  4. 粗熱が取れるまでそのままにしておき、味をなじませます。

普段、煮物を作る時はこの冷凍の和風野菜にタケノコを足したり、きのこやごぼうを足したりして煮ることがあります。鶏肉の代わりに厚揚げや、竹輪などを足しても良いです。簡単に作れますが、手間がかかっているように見えませんか?

小松菜のお浸し

小松菜は、なんとほうれん草の6倍もカルシウムがあります。冬が旬なので栄養価も増します。

  • 小松菜 1/2把
  • 調味料:めんつゆ大さじ1
  • いりごま 小さじ1
  1. 小松菜は洗って、4㎝長さに切ります。
  2. 耐熱容器に入れて、ラップをし電子レンジで3分加熱します。
  3. サッと水に取って絞り、めんつゆで和えて器に盛ります。
  4. いりごまを振りかけます。

小松菜はアクが少ないので、茹でなくても使うことができます。煮物などにも下茹でなしで直接煮ることができます。

潮汁

鯛を一匹買ってさばいてもらうと、頭がついてきました。頭を縦半分に切ってもらって汁物にしてみます。

  • 鯛の頭 1尾分(縦二つに切ったもの)
  • だし昆布10㎝
  • 調味料:酒大さじ1、塩一つまみ、薄口しょうゆ小さじ1/4
  • ゆずの皮少々
  1. 鯛の頭(骨や身がついたあらがあれば一緒に使います)はきれいに洗って、塩を振って30分くらい置きます。
  2. 1.の鯛の頭は熱湯を回しかけてから、水でもう一度よく洗っておきます。
  3. 鍋に昆布と鯛の頭を入れて、水300㏄を加えて強火で煮ます。
  4. 3.が沸騰したら、火を弱めて5~6分煮て、酒と塩を加えて香りづけにほんの少々しょう油を垂らして出来上がりです。
  5. お椀によそったら、吸い口にゆずの皮を浮かべて勧めます。

魚の汁を作る時は、魚が新鮮なことと、血などが残らないようにしっかり洗っておくと生臭くないです。本来は海水で仕立てたため、潮汁と言うのだとか。魚はしっかり洗って、熱湯を回しかけ、水から煮る事や煮る時ふたをしないことも生臭さを残さない秘訣です。

火曜日の献立

鶏のから揚げおろし添え

惣菜で買ってきた揚げ物にはがっかりすることが多いです。できるだけキッチンを汚さないで簡単に作ってみませんか?揚げたてはおいしいです。

  • 鶏むね肉 1枚(300g位)
  • 調味料:ショウガのしぼり汁小さじ1、酒大さじ1、めんつゆ大さじ2
  • 片栗粉と薄力粉 適量
  • 揚げ油 適量
  • 大根おろし 1カップ
  • 味ポン酢 適宜
  1. 胸肉は洗って水けをふき、斜めの一口大に切り分けます。
  2. ビニール袋に調味料を混ぜ入れた中に、切った胸肉を漬け込みます。
  3. 10分位置いたら、汁気を切って別のビニール袋に片栗粉と薄力粉を半々に混ぜて入れ、鶏にまぶして、中火で熱した油で返しながら3~4分揚げます。余分な容器を汚さないし、手も汚れません。
  4. 大根おろしを甘酢、又は味ポン酢で軽く味をつけて皿に盛り付けて、その上に鶏のから揚げをのせます。
  5. 混ぜ合わせながら食べると、揚げ物なのにさっぱりと食べることができます。

胸肉は手羽を取り除いた胸の部位で、脂肪が少なく味が淡白です。胸肉はもも肉と違って火が通りやすいので油も少量で済みます。野菜などを揚げたい場合には、肉より先に揚げてしまいましょう。

もやしとにんじんのごまサラダ

もやしも少しは値上がりしましたが、野菜高騰の折、出番が多くなりました。

  • もやし 1/2袋
  • にんじん 3㎝
  • ほうれん草 少々(あれば)
  • 調味料:めんつゆ小さじ2、酢小さじ1、コショウ少々
  • すりごま 小さじ2
  1. もやしは洗って、水を切っておきます。にんじんは千切り、ほうれん草はにんじんの長さに合わせて切りそろえます。
  2. 耐熱のボウルに1の野菜を混ぜて入れ、軽くラップをかけて電子レンジで3分位加熱します。
  3. もやし臭さが気になるようなら、サッと水を通してから水を切っておきます。
  4. 調味料で和えて、器に盛りつけすりごまをふります。

もやしだけを電子レンジで加熱すると、どうしても青臭さが気になるので、バットなどに広げて冷ますと匂いも気にならず、シャキシャキ感も残せます。ごま油などを使ってナムルなどにするのもおいしいです。

里芋の味噌汁

里芋は10月~1月が旬ですから、色々な大きさのものがたくさん売られています。大きな里芋を味わってみましょう。

  • 大きめの里芋 1個(小さめなら2個)
  • だし汁 2と1/4カップ(かつお節のだし汁がおいしい)
  • 味噌(中味噌か白味噌を好みで適宜)
  • 七味唐辛子 適宜
  1. 里芋はきれいに洗って水けをふいて、大きな里芋の場合は横半分に切り、皮が付いたまま電子レンジで4分位加熱します。
  2. 鍋に2と1/4カップのだし汁を入れ、里芋を煮ます。里芋にくしを刺してスッと入るようなら味噌を加えて、煮立てないように火を止めます。
  3. 汁椀に里芋と汁を注ぎ、七味唐辛子を振って勧めます。

かつおだしは4カップ分で花かつお15gです。水を少し多めの4と1/2カップ入れて、かつお節を入れて火にかけ、中火の弱でゆっくり加熱します。沸騰してきたら湧き上がる手前で火を止め、細かいざるか、さらしで漉します。時には丁寧にとっただし汁を味わいましょう。

水曜日の献立

厚揚げステーキ

厚揚げ(別名生揚げ)は豆腐を厚めに切って油で揚げたものですが、木綿豆腐と絹ごし豆腐で作られたものがあります。

  • 厚揚げ 3丁(小さめなもの)
  • ほうれん草 100g
  • 白ネギ 5㎝
  • 調味料:めんつゆ大さじ、レモン汁小さじ2(好みで加減してください)
  1. 厚揚げは熱湯をかけて油を落とします。
  2. ほうれん草はサッとゆでて、4㎝位に切りそろえておきます。
  3. 白ネギは縦に切り目を入れて、芯を取り縦に細く千切りにし水に放しておきます(白髪ネギと言う)。
  4. フライパンを熱し、厚揚げを両面こんがりと焼きます。好みで、食べやすい大きさに切ります。
  5. 皿に厚揚げとほうれん草を盛り、調味料を回しかけて白髪ネギを飾ります。

厚揚げは大きなまま使ったり、小さく切ったり、焼く、煮る、炒め物などいろいろな調理法があります。熱湯をかけるか、湯をくぐらせて使うと油っぽさが残らず、味が染みやすくなります。少量の肉と合わせて使うとボリュームも出るし、食べやすくなります。

根菜のポトフ

寒くなると温かい煮物がおいしいです。濃い味のおでんも良いですが、根菜の自然な甘みも味わい深いものです。

  • 手羽元 4本
  • 大根 12㎝
  • 里芋 6個
  • れんこん 10㎝
  • 干ししいたけ 小4枚
  • コンニャク(今回使ったものは丸い手作りコンニャク)1個
  • だし汁 2カップ(前日のかつおだしのかつおで2番だしを取っておくと良い)
  • ごまだれ:練ごま1/2カップ、しょう油大さじ2、砂糖・みりん各大さじ1、だし汁大さじ2、すりごま大さじ2(作りやすい分量です)
  1. 手羽元はきれいに洗っておきます。
  2. 大根は皮を厚めにむいて、1.5~2㎝位の半月に切って米のとぎ汁で茹でておきます。
  3. 里芋は洗って水けをふいて、電子レンジで加熱して皮をむきます。
  4. れんこんは皮をむいて厚めの半月に切っておきます。
  5. 干ししいたけは水に浸けて、戻しておき、戻し汁は根菜を煮る際に使います。
  6. コンニャクは好みの大きさに切り、茹でておきます。

  7. 大きめの鍋に3カップの水と5.の戻し汁、だし汁2カップを加えて火にかけ、里芋を除く1~6の材料を入れて軟らかく煮えるまで火にかけます。里芋は煮くずれやすいので、他の材料が軟らかくなってきたら足します。
  8. 器に盛り、ごまだれを添えて勧めます。

好みで味ポン酢や、辛子などをつけてもおいしく食べられます。ごまだれはしゃぶしゃぶや、焼き肉などにも重宝します。

大根の皮の金平風

大根を多量に使うときは、大根をきれいに洗って、皮を厚めにむき金平を作ります。油揚げなどを加えてもおいしいでしょう。

  • 大根を使った残りの皮 適宜
  • ごま油 小さじ1
  • かつお節 適宜
  • 調味料:めんつゆ大さじ1、みりん小さじ2、七味唐辛子適宜
  1. 大根の皮は幅0.5~1㎝幅で3~4㎝長さに切りそろえます。
  2. 鍋にごま油を熱して、1の大根を炒めてしんなりしてきたら、かつお節、めんつゆとみりんを加えて炒め合わせて水けが無くなったら火を止めて好みで七味唐辛子をふります。

大根の皮は実の部分と違って、炒め煮にしても硬さが残るので煮物とは違った食感が楽しめます。きんぴらと言う料理は、野菜を炒めて砂糖としょう油で味付けして煮つめ、唐辛子などを効かせたものをいいます。ごぼう以外にはれんこんなどでも作ります。

木曜日の献立

簡単ピラフ

ピラフは元々中近東発祥の料理で、米と具を炒めて、オーブンや直火で煮る米料理です。

  • 米 1合
  • ホタテ貝 4個(ベビーホタテでも良い)
  • ミックスベジタブル 2/3カップ
  • 玉ねぎ 小1/2個
  • オリーブ油 小さじ1
  • バター10g
  • 白ワイン 大さじ1
  • 調味料:塩小さじ1/2・コショウ少々・ターメリック適宜(カレー粉でも良い)
  • パセリ(乾燥)適宜
  1. 米1合を20分ほど早めに洗って、ざるに上げて水を切っておきます。ミックスベジタブルは、解凍しておき、玉ねぎは粗みじんに切っておきます。ホタテ貝は4等分に切っておきます。
  2. 深めのフライパンにオリーブ油を引いて、玉ねぎとホタテ貝を入れて炒め、その中に米を入れて炒め合わせて最後にミックスベジタブルを加えて、耐熱ボウルに移します。
  3. 2.に水1カップと白ワイン調味料をすべて加えて全体をさっくり混ぜて、ふんわりラップをして、6分30秒電子レンジで加熱します。
  4. 一度取り出して、全体を混ぜ再びふんわりラップをして3分30秒加熱します。ラップをしたまま8分ほど蒸らして、全体をざっくり混ぜます。
  5. 皿に盛り、パセリを振って出来上がりです。

カレー粉やケチャップなどを炊飯器に入れると、いつまでも匂いが取れないという悩みもありません。チキンライスなども気にせず作れます。

鶏団子のミルクスープ(1人分です)

「牛乳味はどうも苦手だ」と言う人も居られます。子供と大人の味の調整もできます。1人の昼食でも簡単に用意ができます。

  • 鶏挽肉 60g
  • 調味料:塩・コショウ各少々
  • マカロニ 30g(早ゆでタイプ)
  • ほうれん草 50g
  • 調味料:塩・コショウ各少々、コンソメ顆粒適宜
  • 牛乳 50㏄
  1. 鶏挽肉は肉は塩・コショウをして良く練り混ぜて、3つの団子に丸めます。

  2. 3㎝位に切ったほうれん草とマカロニと1.の団子を器に入れて、調味料を加え水1カップを加え、ラップをかけずに電子レンジで7分~8分加熱し、熱いうちに牛乳50㏄を加えて全体をよく混ぜて頂きます。

ほうれん草もちぎったり、料理ばさみで切れば包丁も、まな板も要りません。これなら朝ご飯にも間に合いそうです。マカロニの代わりにご飯を入れたりすれば雑炊になります。

りんごのサラダ

今一つ甘味が足りないなぁと思ったらりんごやキウイは、野菜と合わせてサラダにしてしまいましょう。

  • りんご 1/4個
  • きゅうり 1/2本
  • サラダ菜 適宜
  • 調味料:好みのドレッシング
  1. りんご、きゅうりは洗ってコロコロに切ります。
  2. サラダ菜はちぎって適当な大きさに切ってピラフと一緒に盛り付けます。
  3. 好みのドレッシングをかけて頂きます。

そもそもサラダの意味はラテン語のsal(塩)からきており、野菜でなくても塩をかけて食べるものを指す言葉のようです。いろいろ試してみましょう。

金曜日の献立

肉じゃが

肉じゃがをフライパンで短時間に作ってみましょう。

  • 豚細切れ肉 150g
  • じゃが芋(メークインが良い)3個
  • 白ネギ 1本
  • すき焼き麩 6個
  • サラダ油 小さじ1
  • 調味料:めんつゆ大さじ2、砂糖・みりん各小さじ1
  1. じゃが芋は皮をむいて、1.5㎝厚さの輪切りにします。
  2. 白ネギは厚めの斜め切りにします。
  3. すき焼き麩は水に浸けて戻しておきます。

  4. 大きめのフライパンに油を引き、じゃが芋を並べて焦げ目がつくくらいまで中火の強で裏表を焼きます。
  5. この中に、豚肉、ねぎの順に加えて、肉の色が変わるまで炒め、水カップ1/2を加えて煮立て、アクをすくいます。
  6. 調味料を加えて、水を絞ったふを加えて弱火にして煮込みます。
  7. 弱火の中火で落しぶたをして10分位煮込んで、出来上がり。

煮物は出来上がりから温度が冷める時に味が入るので、少し味をなじませてからつぎ分けましょう。普通の肉じゃがを作る時は、メークインではなく男爵芋の方が、ホクホクしておいしくできます。

ナマコ酢

ナマコは日本語では『海鼠』と書き、中国語では『海参』と書いて、滋養強壮の漢方薬として珍重されます。

  • ナマコ 2人分(大きいものが手に入らなかったので、切り分けたものを買いました)
  • 大根おろし カップ1杯分
  • 調味料:ポン酢・ゆずの皮適宜
  1. ナマコはサッと水洗いして、ざるに取ります。
  2. 大根おろしに添付の調味料か、ポン酢を混ぜ合わせます。
  3. 1.のナマコとだいこんおろしを合わせて、ゆずの皮を細く切って天盛りします。

ナマコは内臓を取りだしたら、サッとゆでて薄い酢水に浸けて保存するようですが、私は食べる前に薄く切って、二杯酢か三杯酢と合わせます。赤ナマコより青ナマコの方が軟らかいからか、関西では青ナマコが好まれます。

小松菜のワサビ和え

夏の暑さのせいか、軒並み青菜の値段が高騰しています。ほうれん草より安いので度々食べることになります。

  • 小松菜 1/2把
  • 調味料:酢小さじ2、めんつゆ小さじ1/2、練わさび小さじ1/2
  1. 小松菜は根側の方を気をつけて良く洗い、根っこの方から熱湯に入れて2分位茹でます。
  2. 4㎝位に切って、軽く水けを絞って調味料で和えます。
  3. 小鉢に盛って、焼きのりをのせてさっくり混ぜます。

焼きのりは香りも良くて、全体の味を引き締めてくれます。あまり早くから合わせると水分を吸ってべちゃべちゃになってしまいますので食べる前に合わせます。

土曜日の献立

アジのから揚げ

アジも小さいものは安く買えますので、見つけたらから揚げにして南蛮漬けにしておくと忙しい日に重宝します。

  • 小アジ 4尾
  • 小麦粉 適宜
  • 揚げ油 適宜
  • 春菊 適量(前もって洗っておく)
  • 玉ねぎ 1/4個(薄切りにして水にさらしておく)
  • 調味料:酢大さじ1、めんつゆ大さじ2、みりん小さじ1/2(電子レンジで30秒加熱しておく)
  • レモンの薄切り(あればで良い)
  1. 小アジはぜいごを包丁でそぎ落とし、頭を切り落としたら3枚におろし洗っておきます。
  2. アジ全体に小麦粉をつけて、余分な粉をはたきおとしたら、170~180℃の油でカラッと揚げます。
  3. 皿に、水を切っておいた春菊を敷き、揚げたアジを並べて水を絞った玉ねぎをのせ、レモンを添えます。
  4. 食べる前に調味料をかけます。

アジは豆アジと呼ばれるほど小さいものは、はらわたを取っただけで2度揚げをすると頭も食べられます。その際、ぜいごだけはそぎ落としておいた方が食べやすいです。

切り干し大根(作りやすい分量です)

切り干し大根も乾燥のさせ方によって、風味がまるで違う気がします。

  • 切り干し大根 1袋(20g)
  • 油揚げ 1枚
  • 調味料:だし汁1カップ、めんつゆ大さじ3、みりん小さじ2
  1. 油揚げはサッと熱湯をかけて、油抜きをして絞り、縦半分に切って1㎝幅の短冊に切ります。
  2. 切り干し大根は水に浸けて戻し、食べやすい長さに切っておきます。
  3. 鍋にだし汁と戻し汁を入れて、軽く絞った大根と油揚げを入れて煮ます。煮立ったら、調味料を入れて中火の弱で煮ます。
  4. 時々かき混ぜながら、汁気が少なくなるまで煮詰めます。

切り干し大根は水で洗って、ぬるま湯に浸けると早く戻ります。ぬるま湯に浸けた時の戻し汁は大根の甘味や香りが出ていますので煮汁に使ってください。

ショウガの甘煮(作りやすい分量)

昔、和食のお店で食べた味が忘れられず自己流で時々作ります。

  • ショウガ 100g
  • 調味料:砂糖大さじ2、酒・みりん各大さじ1、めんつゆ少々
  1. ショウガはよく洗って、皮は包丁の背でこそぎ落とします。
  2. ショウガは繊維に沿って棒状に切るか、又はスライサーで薄切りにして水に放します。
  3. たっぷりの水で2~3回水を替えて辛味を取ります。
  4. 鍋にカップ1の水とショウガ、調味料を入れて火にかけます。
  5. 煮立ったら、落とし蓋をして弱火にし煮汁がほぼなくなるまで煮ます。
  6. 冷めるまでそのままにしておきます。少量を小皿に取ります。

しっかり水を替えないと辛味が残ります。薄切りだと比較的辛味が抜けやすいです。

揚げアップルパイ

おいしくなかったりんごを煮て、余っていた餃子の皮でくるんであげました。

  • りんご 1/2個
  • 調味料:砂糖大さじ1と1/2、レモン汁少々
  • 餃子の皮 8枚(余っていた分)
  • 揚げ油 適量
  1. りんごは皮をむいて半分を4つに切り、5㎜厚さに切って小鍋に入れ砂糖をふりかけておきます。
  2. 1.に水50㏄を入れて弱火で煮ます。
  3. りんごが透き通ってクタッと煮えてきたら、レモン汁を加えてひと混ぜして火を止めます。
  4. 餃子を作る要領で、小さじに取ったりんごを包みます。
  5. 170度位の油で4.を揚げます。やや色づくまで揚げたら油を切ります。

油を使うついでに揚げてみましたが、アジを揚げる前に揚げてください。マックで食べるアップルパイを思いついて作ってみましたが、なかなかおいしいです。

年末年始と一年でも一番忙しい季節です。コロナもインフルエンザも流行っています。しっかり食事をしてちゃんと寝ることが最大の予防策です。人混みではマスクは忘れずに。
今回はできるだけ簡単に、手抜きをしながらご馳走を作りたいと考えて電子レンジをフル活用しました。次回もどこまで上手に電子レンジが使えるか、簡単調理を考えてみます。それと材料の使いまわしを上手く考えて節約することも考えたいです。

この記事の監修

管理栄養士 伊藤 教子

長年、管理栄養士として病院の給食管理・栄養管理に従事後、現在、内科糖尿病専門医院にて糖尿病を中心とする生活習慣病、高齢者の低栄養等の栄養食事指導をしています。
ライフワークとして「あなたの体は、あなたの食べたものでできている」ということを意識した「食」の啓発活動を行なっています。
【経歴・資格・所属学会】
※経歴
広島大学大学院保健学研究科修士課程修了
介護施設、病院勤務を経て、現在内科糖尿病専門医院にて栄養食事指導に従事。

※資格
管理栄養士 / 日本糖尿病療養指導士
高血圧循環器予防療養指導士 / 栄養相談専門指導士

※所属学会
日本病態栄養学会 / 日本糖尿病学会
日本高血圧学会 / 臨床栄養協会
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