呼吸器専門医として、地域のかかりつけ医として
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医師になろうと思った経緯をお聞かせください。私は、生まれて高校卒業まで田舎で育ちました。小学校高学年の時、祖父を消化器癌で亡くしました。遠方の病院で入院加療をしておりましたので、残念ながら臨終に立ち会えませんでした。亡くなる数日前に、早く元気になってくれるよう血管の浮き出た手を握りしめ励ましたのをよく覚えています。祖父の死をきっかけに、生命の尊さを実感し、医師になることを決意しました。今現在、夢叶い、医師として社会貢献できることを、本当に幸せに思います。これまで支援してくださった皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、これからも精進していきたいと思います。
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開業に広島市西区を選んだ理由は何でしょうか?呼吸器疾患は、気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)といった閉塞性換気障害や細菌性肺炎、非定型肺炎、ご高齢の方に多い誤嚥性肺炎、非結核性抗酸菌症、肺結核などの呼吸器感染症、肺がん、悪性胸膜中皮腫などの悪性腫瘍、間質性肺炎、睡眠時無呼吸症候群など多岐にわたります。呼吸器疾患の多くは慢性の病気であり、生涯にわたって治療と管理が必要です。通院の利便性、最後の勤務先である広島市民病院に近く連携が取りやすいことを考慮し、2018年4月に広島市西区楠木町にクリニックを開院しました。
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先生が診療の際に心がけていることは何ですか?当クリニックには、レントゲン、CT、呼吸機能検査、心電図、簡易睡眠ポリグラフ検査など専門的な医療機器を完備し、正確な診断、最善の治療を提供できるよう心がけています。多くの呼吸器疾患や全身の癌の発生に影響する喫煙から患者さんを守るために禁煙外来を開設し、ニコチン依存症の治療も積極的に実施しています。また肺がんの早期発見を目的とした低線量肺がんCT検診も行っています。
かかりつけ医として、高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病や風邪の診療、各種予防接種、健康診断なども気軽に受診していただけるクリニックでありたいと思っています。 -
最後に読者の皆様へメッセージをお願いしますかねはら内科・呼吸器クリニックは一般内科と呼吸器内科の2本柱としたクリニックです。
長引く咳、痰、息切れ、血痰、いびきなどの症状、たばこを止めたい、肺がんが気になるなどでお悩みの方、また高血圧、糖尿病、高脂血症、痛風などでお悩みの方、お気軽にご相談ください。スタッフ一同、笑顔で対応させていただき、当クリニックに来てよかったと思っていただけるよう努力してまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。