
安佐南区で初のリウマチ・膠原病内科クリニックです
医師になろうと思った経緯を教えてください
ずいぶん昔ですが祖父や叔父が安佐南区相田で病院をしていました。
両親が共働きだった私は幼い頃から祖父と過ごす時間が長く、よく一緒に遊んでもらっていました。幼稚園の年中か年長の時だったでしょうか。ある日、いつものように一緒に遊んでくれていた祖父が急に長い白衣をはおり、一緒に病院へ行くことになりました。大きな背中をみながら小道を歩いて初めて病院へついていった時の事は、幼いながらに印象的でよく覚えています。
そのとき、患者さんから「病気がよくなりました」「先生の顔をみるだけで元気になります」と感謝されている祖父の姿を見ました。中には、祖父が患者さんの手をにぎり声をかけると「ありがとう」と涙を流している患者さんもいらっしゃいました。そういった祖父の姿を見たとき、”顔をみただけで元気になってもらえる”、”難しい病気でも治療し元気にできる”医師になりたいと思ったのが大きな理由です。
祖父が亡くなって20年以上経ち、その時代より診断、治療ともに医学は進歩しております。しかし、いつの時代も1番大切なのはコミュニケーションだと思います。話しやすい雰囲気と分かりやすい説明、正確な診断と根拠に基づいた治療、そして”顔を見ただけ元気になる”と言って頂けるような医師になるという思いを胸に、同じ気持ちを持ったスタッフと「安佐南内科リウマチ科クリニック」を開院しました。
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開業に広島市安佐南区を選んだ理由は何でしょうか?
広島県(福山の中国中央病院:内科、県立広島病院:呼吸器リウマチ科、広島市民病院呼吸器内科リウマチ膠原病科、東広島記念病院リウマチ膠原病センター、JR広島病院リウマチ膠原病科)の内科、リウマチ膠原病内科、呼吸器内科の診療をしてまいりました。
今までの診療経験を生かし、地元である安佐南区にこれまでなかった「リウマチ膠原病内科」を中心として、「呼吸器内科」「疼痛緩和内科」の3本柱のクリニックを開院しました。専門医の診療が必要にも関わらず、遠くまで通院できない患者さんのお役に立ちたいと思っています。
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先生が診療の際に心がけていることは何ですか?
・主な病気のことだけでなく、何でも話せる話しやすさ
・難しい医学用語を使わない分かりやすい説明
・正確な診断と安全な治療
この3つを特に大切にしています。不安なこと、気になっていること、なんでもお気軽にご相談ください。
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最後に読者の皆様へメッセージをお願いします。
リウマチ膠原病疾患と呼吸器内科の2つが特に専門ですが、リウマチ膠原病は全身に症状が出ることがある病気ですので普段から全身の診察をしており、原因の不明の熱や症状が多彩にありどこに受診したらよいかわからない患者さんの総合内科としての診療も行っています。呼吸器内科も実際は感染症(風邪やインフルエンザなど)、アレルギー(気管支喘息)、禁煙外来、がん、免疫疾患と幅広く診療します。
血液検査・レントゲン検査・エコー検査・CT検査の各種検査が迅速にできる医療設備を整えております。画像検査については、広島市内の放射線専門医と連携し正確な診断を提供します。
2019年10月1日に開院したばかりですが、”想いをつなげる”クリニックとして、また皆様のかかりつけ医として、お力になれれば幸いです。よろしくお願いいたします。