安佐南のクオッカ眼科。名前はユニークですが、いたって真面目な眼科です。
どんな学生時代を過ごしましたか。
小さい時から物を作ったり、絵を描いたり、手を動かすのが好きでした。小学校の時に友人同士で漫画を描いて、手作りの雑誌を発行したこともあります。中高では水泳・水球部で、泳ぐのは好きでした。ただ、あまり集団行動は得意ではなかったのと、球技が苦手だったので水球は断念し、美術部にも入りました。
好きな科目は英語で、英語の弁論大会で全国大会まで行けたのは良い思い出です。今もその時の下地が生きていて、英会話は海外旅行でも大変役に立ちますし、英語圏の方が受診されてもなんとかなります。英語の勉強を頑張って良かったと今になって思います。
眼科医を志した理由を教えてください。
私の祖父は二人とも医者で、父方の祖父は心臓外科医、母方の祖父は細菌学の研究をしていました。私が小さい頃に祖父が大学病院で仕事をしている姿を見て、医者を目指す一つのきっかけになったと思います。医学部に入ってからは、細かい作業のある顕微鏡下での手術に魅力を感じました。脳外科や整形外科にも興味がありましたが、学生実習の時に、綺麗な白内障の手術を目の当たりにし、眼のことをもっと学んでみようと決意しました。
実際に眼科に携わってみると、直径23mmの小さな臓器の中に大きな世界が拡がっていることが分かり、ますます眼科が楽しくなりました。特に白内障術後、良く見えるようになって、嬉しそうな患者さんのお顔をみるのが何よりの喜びに感じます。
「クオッカ」とは何でしょうか。クリニック名の由来を教えて下さい。
クオッカというのは、西オーストラリア州のロットネスト島に生息している動物で、カンガルーやワラビーの仲間です。人を怖がらないので自撮りもさせてくれますし、いつも笑顔でとても癒されます。
2011年から2年間、加齢黄斑変性の研究のためにオーストラリアのメルボルンに留学しましたが、病院のあり方や色々な価値観、考え方の違いなども学びました。メルボルンの街並みは美しく、古いものを生かしつつ新しいものをうまく取り入れて、人々の憩いの場所も沢山あります。
そんな状況をみて、オーストラリアと私との繋がりを保ちつつ、日本にはあまりないようなデザインのものを作りたいと思い、クオッカにあやかりました。院内は明るくてリラックスできる空間になったと自負しています。
クオッカ眼科をどのようなクリニックにしていきたいですか。
大学医局に所属していた頃は、県内の様々な関連病院で修行をさせてもらいましたが、一番良かったと思うのは、色々な先生に出会えたことです。中でも県立広島病院で故長谷部先生と出会えたことは、自分の眼科医としての模範となりましたし、その在り方は今でも現在の自分の核になっています。それは、患者さんの話をちゃんと聞いて、その人その人に合った治療を提案・実行する、と言う事です。井の中の蛙にならないように、しっかりと勉強も続けたいと思います。
真摯に診療を行う事で、患者さんもスタッフも私もみんながクオッカのような笑顔になれるようなクリニックを目指しています。目に関する事なら、まずは、クオッカ眼科クリニックで相談してみてください。