関節や神経の痛みに悩むすべての患者さんに、より良い医療を提供できるクリニックに。
整形外科の医師になろうと思われた経緯をお聞かせください。
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私が幼少の頃、祖母が膝や腰が痛いと言いながら体をさすり、「お医者さんになっておばあちゃんの膝を手術してね。」と言われ、純粋な幼稚園児であった私は、「痛みを治せる医師」になりたいと思うようになりました。しかし、その後は成長するにつれて、スポーツ選手や世界中を探検する人といったよくある子供の夢を抱くようになり、医師になりたいとは全く考えてもいませんでした。やがて中学校・高校で部活動を行うようになると、肘や肩・腰などの痛みによって本来の実力が出せなくなったチームメイトを見かけるようになり、「運動器の痛みを治せる医師」の必要性を感じ、幼少期の思いが再び湧き上がり医師を目指すようになり、医学部卒業後も運動器の専門家である整形外科の道に進むこととしました。
開業にこの街を選んだ理由は何でしょうか?
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当然なことですが、生まれ育った地域や生活している地域が、人生に影響を与え重要であることはどんな人にも共通することであると思います。この戸坂という地域は、私にとって生まれ育ち、現在でも生活しているかけがえのない地域です。周りには、他の地域での開業を勧める人もいましたが、私はこの戸坂の地で開業することに何の迷いもありませんでした。なぜなら、私にとってこの戸坂の地域はかけがえのない地域であり、この地域が活性化され、発展することが私にとって何よりも重要な事であるからです。この戸坂地域の健康増進に当クリニックが少しでも貢献でき、この地域の活性化に寄与することが、医師になった私のなすべき事であると信じ、日々診療して参ります。
先生が診療の際に心がけていることは何ですか?
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診療の際に重要であることは、患者さんのお話をうかがい、患者さんの悩みや不安に寄り添うことであると考えます。整形外科の場合には背骨や手足の痛みに悩まれて来院される患者さんが多く、お話をじっくりうかがうことでその痛みの原因にある程度たどり着けると考えます。次に原因と考える病に対して、適切な検査を行い、診断する眼力をもつことも重要です。そのために当クリニックでは、エコー検査やMRI・骨密度検査に最新の検査機器を準備し、正確な診断に心がけています。最後に重要なのは、患者さんへのわかりやすい説明です。正確な診断をしたとしても、患者さんに理解して受け入れてもらえなければ何の意味もありませんので、可能なかぎり専門用語を使わず、わかりやすい説明を心がけます。
最後に読者の皆様へメッセージをお願いします。
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大学病院や国立病院といった大病院での高度な整形外科治療や、イタリア留学中に経験した2500例以上の臨床症例など、整形外科臨床医としての20年以上の経験を、今後は生まれ育った戸坂の地での治療に注いで参ります。当クリニックでは、患者さんが持っている潜在能力を引き出し、可能な限り手術的治療に頼らない保存的治療を提供させていただきます。当然、整形外科の治療では手術的治療が必要となるケースもありますので、その際は広島大学病院をはじめ広島市近郊の総合病院をご紹介させていただきます。開院後は、「誠実で温かみのある医療の提供」を当クリニックの理念に掲げ、スタッフ一同で患者さんのご来院をお待ちしております。