できる限り痛みのない、苦しくない内視鏡検査を目指します。
医師を志したのはなぜですか?
子どものころ、よく風邪をひいていたので、かかりつけの小児科で診てもらっていました。注射が好きな人なんていないでしょうけれども、注射が嫌で脱走した記憶があります。それでも、いつも優しく丁寧に診察してくれる先生を見ていて、子ども心にかっこいいなと思っていましたね。またその頃、とある天才外科医が出てくる漫画が好きで漫画を読み漁っていたので、その影響もあったかもしれません。それから、将来は人を救う、誰かの役に立つ仕事に就きたい、と思っていたことから医学の道を目指しました。
消化器内科、内視鏡を専門にされたのはなぜですか?
卒業後、広島大学病院で2年間研修しましたが、そのうち3ヶ月間は内視鏡の研修を選択しました。元々興味はあったのですが、そこでは内視鏡で病気を診断すると同時に治療まで完結できていたことから、その達成感に強く惹かれました。天才外科医が出てくる漫画とは診療科が違いますが、私の中では少し通じるものがあり、内視鏡を上手くなりたい、と思うようになりました。その頃から15年以上経ちましたが、今でもその気持ちは変わっていませんね。
クリニックの特徴を教えてください。
おんじ内科クリニックでは、できる限り痛みのない、苦しくない内視鏡を目指しています。患者さんにとって、内視鏡と聞くと、痛い、辛いといったイメージがある方が多いと思います。そのイメージを少しでも良くするために、楽に内視鏡をするための方法を私なりに考えてきました。ちょうど2020年に高画質の細いカメラが発売されましたので、これを使った胃内視鏡も一つの方法と考えています。ご希望によっては眠くなる注射を行って、うとうとしている間にできる内視鏡、さらに、検査前の準備から検査、回復まで、患者さんが横になったまま対応できる移動可能なリクライニングベッドも採用しています。日帰りの大腸ポリープ切除も行っており、安心してお待ちいただけるトイレ付きの個室もご用意しています。
最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。
当院はJR海田市駅の近くの南大正町に2021年4月20日新しく内科クリニックとして「おんじ内科クリニック」を開業いたしました。スーパーや大型書店、郵便局などの商業施設に隣接した、賑わいのある利便性の良い立地にあります。当院では内視鏡検査に加え、東広島や呉での地域医療の経験を生かした一般内科や消化器内科、エコー検査にも力を入れています。地域のみなさんの親しみやすい「かかりつけ医」として、健康面や体の不調などお気軽にご相談いただければと思います。