これまで重ねてきた経験、診てきた患者さんの年齢や症例の幅広さには自信があります。それを多くの方の安心に活かしていきたいと考えています
わりとのんびりしていましたが、勉強は好きだったので、何も言われなくても勉強しているような子どもでした。
中学2年生くらいまでは少年合唱団に入っていて、人前に出ることも苦手ではありませんでした。歌うことは今でも好きなのでカラオケも好きなんです。
親戚に医師が多い家系でしたので、自然に将来の選択肢に医師があり、小学校の卒業文集に既に「お医者さんになりたい」と書いていました。皮膚科を選んだのは、自身がアトピー体質で皮膚が弱いことに悩まされていたから、ということもあります。 また私が進学した当時の広島大学医学部はまだ形成外科がなく、各専門科が手術まで担当しており、皮膚科のレベルも高くて学べる内容が広かったことも理由の一つです。
学生時代の柳瀬先生(左下)
ヨット部の柳瀬先生(左)
高校まで勉強ばかりしていたので、大学に入ってからは楽しくて仕方ありませんでした。先輩からも「学生の間は勉強も大切だがどれだけ遊んでも損はないぞ」と聞いていたので、しっかり楽しもうと決めていました。ただ、進学や試験はなんとかクリアできたのは幸運でした。
部活はヨット部に入って、授業が終わるとみんなで艇庫のある廿日市の地御前まで行って海に出ていました。ヨットは「洋上のチェス」と呼ばれていて、風の捕まえ方やルートの取り方など頭脳戦の部分が大きく、とても楽しかったです。何より部活の後にみんなで飲んで騒ぐ雰囲気が最高に楽しかったですね。
研修医時代は劣等生でした。医学的な知識や技術はもちろんのこと、先輩医師や看護師さんとの人間関係や患者さんへの接し方も未熟で、日々悩んでいました。そこから、もがいて自分なりに人間力を培って打開したところから、本当の意味での医師としての歩みが始まったと感じています。
総合病院でも経験を積んだ後、東京の虎の門病院で皮膚外科やレーザー治療における日本で最も有名な先生のもとで2年間修行する機会をいただきました。論文作成や学会発表に積極的に取り組む姿勢などとても多くのことを学び、今でもその時に育んだ全国の知り合いがいます。また同時に、広島で真面目に培ってきたことが全国で通用するという自信も得ました。
その後帰郷し、広島大学病院で多数の手術の執刀を重ねたり、大学院で研究したり、総合病院で部長として治療の難しいたくさんの患者さんの治療に携わったりしてきました。開業後はその経験を活かして、患者さんにまじめに向き合っていきたいと考えています。紙屋町に決めたのは、お仕事帰りの方も、バスセンターを利用する高齢や遠方の方も通院しやすいと考えたからです。地下道から本通りを通れば、雨の日でも傘を差さずに来院していただくこともできます。
正しい診断をして、わかりやすく患者さんに病態と治療法を伝え、最善の治療で早く治すことです。思い上がってはいけませんが、様々な症例を診てきた経験、治療の実績は負けないくらい重ねてきた自負がありますし、今でも新たな知識や技術の習得も日々続けています。多くの場合、疾病は様々な要因により生じるものですが、それらを丁寧に見つけてそれぞれに的確に対処しなくては改善しません。病院で診てもらっても良くならない、薬をつけても治らないという時は、診断そのものや治療アプローチなどが誤っていたりすることも考えられるので、セカンドオピニオンとしても受診いただきたいと思います。
多くの患者さんは少なからずご不安を抱えておられるでしょうから、できる限り病態と治療の道筋をわかりやすくお伝えして少しでも安心してもらえるように心がけています。
予約を取りやすいようにアプリもご用意しましたので、どうぞご活用ください。
乾癬治療で有名な先生方との全国講演会の一幕
基本的には動いていることが好きで、いつも何かに挑戦していたい性分です。ですので、仕事においては講演会の依頼なども積極的に受けています。例年、全国各地で年間20〜30本を受けているので、時間も体力も要しますが、講演原稿の準備で常に新しい知識を取り入れることで自身のアップデートにつながります。人前で話すために情報を整理することは、患者さんへのよりわかりやすい説明に役立っています。
また仕事と並行して論文執筆も続けていますし、より多くの皮膚疾患に悩む人に情報が届くようにブログやコラムも書くようにしています。
【関連リンク】
・紙屋町やなせ皮ふ科クリニック 院長コラム
・紙屋町やなせ皮ふ科クリニック 院長ブログ
そんな追い込み体質(笑)を維持するためには体力も必要なので、休日には10km以上走ります。先輩の先生に平和マラソンに誘われたことがランニングを始めたきっかけですが、走ることで体力づくりや健康維持にもなりますし、聞きたかったセミナーなどを聞き流す時間にも活用できます。講演先で知らない町を走ったり、30km走などに挑戦したり、楽しみながらリフレッシュに役立てています。
2012.11.03 平和マラソン(左)と、2023年の最長ラン記録(右)
皮膚科の範囲は非常に広く、頭のてっぺんから足の先まで、皮膚だけでなく粘膜や爪、髪の毛まで含まれます。また皮膚の変化から内臓の疾患を見つけることや、関節痛などに皮膚科の対処が有効なこともあり、全身の不調を紐解く鍵になります。幸いにも皮膚の異変は目で見て気づきやすいので、気になることは何でも早めに受診していただけたらと思います。
皮膚のかゆみからアトピー性皮膚炎、乾癬、じんましん、血管炎、難治性の下腿潰瘍、皮膚外科手術に至るまで幅広く、最前線で治療にあたってきた高い専門性を活かして診察に対応します。またレーザー機器やドクターズコスメ、ボトックスなどまで幅広く備えて、美容皮膚科にもリーズナブルな価格で積極的に対応したいと考えていますので、お気軽にご相談ください。
みなさま、はじめまして。
このたび2023年4月、広島市中区紙屋町に紙屋町やなせ皮ふ科クリニックを開業いたしました。
私は広島大学病院や広島総合病院で皮膚科の基礎を研修後、東京虎の門病院に国内留学する機会を頂き、診断学やレーザー、皮膚外科の研鑽を積みました。広島大学病院ではたくさんの重症なやけどや皮膚がん患者の皆様の手術・治療を最前線で行う一方で、大学院では悪性黒色腫など皮膚がんの新規診断法の研究にも従事しました。尾道総合病院、安佐市民病院では地域基幹病院の部長としておよそ10年間勤務し、お子さんからご高齢のかたまで診察し、皮膚のかゆみからアトピー性皮膚炎、乾癬、じんましん、膠原病にいたるまで、特に治療が難しい患者の皆さまを対象に最前線で治療に取り組んで参り、また皮膚がんや皮膚の良性腫瘍をはじめとした手術も数多く執刀いたしました。
紙屋町やなせ皮ふ科クリニックでは、以下のことをお約束したいと思います。
①常に高い専門性をもち正しい検査と診断のもと、わかりやすいご説明をいたします。
②医師、スタッフともに患者の皆さまに寄り添ったあたたかい診療を心がけます。
③肌の若返りや脱毛、シミ取りなどの美容診療もご希望に応じて対応します。
④さまざまな皮膚のできものの手術にも対応します。
皮膚の治療を通じて、患者の皆さまを明るく元気にしたいと考えています。よろしくお願いいたします!
専門分野
皮膚外科、皮膚悪性腫瘍、乾癬、アトピー性皮膚炎、レーザー治療