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広島市西区のいのくち内科・呼吸器クリニック:餘家 浩樹院長

いのくち内科・呼吸器クリニック 餘家 浩樹院長(広島市)

何でも相談できて、ワンストップで解決できる呼吸器内科に

「こんなこと聞いていいのかな?」と思われない“かかりつけ医”を目指して

生きる上で欠かせない呼吸器。咳、息切れ、いびきなど『これくらいで』と見過ごしがちな症状が日常生活や健康を改善する鍵になることも多いので、まずは何でも聞いてもらえる存在になりたいです

珍しい苗字と感じましたが、ご出身を伺ってもよいですか?

愛媛県南部の山間部です。地域でも同じ苗字の家は親戚だけだったので、珍しいと思います。
野山を走り回る子ども時代を過ごしながら、科学的なことを探求する自由研究も好きでした。中学、高校、大学でそれぞれテニス部、柔道部、ヨット部に入部しましたが、今は休日のリフレッシュはゲームや読書など、もっぱらインドア派です。
医師を志したのは、高校生になって進路を考え始めてから。何か社会貢献ができて、得意なことを活かせる仕事を、と考えて選択しました。医師の家系でも何でもなかったので、両親が一番驚いていましたね。

  • 餘家先生の地元 愛媛県南部の風景

  • 幼少期の餘家先生

  • 幼少期の餘家先生

  • 学生時代の餘家先生

呼吸器内科を専門にしようと考えたのはなぜですか?

全身を診ることができるジェネラリストを目指していたので、まずは内科を志望。研修医時代に一通り経験を積む中で、良い指導医に出会えたこと、そして科の雰囲気がとても良かったことが、呼吸器内科を専門に選ぶきっかけになりました。
生きていく上で24時間365日休まず動く気管や肺などの呼吸器は比較的よく知られた身近な器官であり、外気と接し続けることで炎症のリスクも高くなります。症例も軽度なものから重度なものまで幅広く、呼吸器の不調が高血圧や糖尿病などの生活習慣病に結びついていることも。
広島県内や北九州の総合病院で多様な症例に向き合う経験を重ねながら、いつかは地域に根付いて健康を支えることで地域に貢献したいと考えていました。

開業の地に井口を選んだ理由は?また開業して感じることはありますか?

たまたま良い場所にご縁をいただけたからですが、西区に住んでいたので親しみがあり、通勤しやすいことも決め手になりました。
近隣には古くからの住宅街もあり、年配の患者さんが多いかなと予測していましたが、意外と働き盛りの若い世代やファミリー層も多く、幅広い年齢層が来院されますね。
開業してすぐに何人かの患者さんから寄せられたのは、「ずっと呼吸器を専門とするクリニックを待っていました」という声。自分の知識や経験を必要としていた方がいるということに改めて使命感を強くしています。

  • 駐車場完備、電停からも近くアクセス良好なクリニックビルの2F

  • 木の温もりを活かした明るく優しい雰囲気の待合室

クリニックの特徴を教えてください。

目指しているのは、何でも気軽に相談ができて、できる限りワンストップで完結できるクリニック。紹介状を書いて他院で詳しい検査をしてまた後日…ではなく、ここである程度の道筋までを明確にする。そのために、呼吸器内科に必要な検査が一通りできる機器を揃えました。特に大きな力を発揮するのがCTです。
咳や喉の違和感など、ちょっとした不調でも改善させることで日常生活が格段に快適になりますし、重篤な病気の早期発見や、全身の健康管理のきっかけになることもあります。だから「こんなことくらいで…」と気後れせずに、何でも相談してみてほしい。そのためにできるだけ話しやすい雰囲気を作っているつもりですが、実際に話しやすいと感じていただけるかは私の努力次第かもしれませんね(笑)。

  • 胸部だけでなく、頭部や腹部の検査も可能で様々な疾患の診断を行うことができるマルチスライスCT装置

  • リアルタイムの検査が可能で侵襲が少ない超音波診断装置。
    腹部臓器の診断に使用します

  • 胸部撮影、腹部疾患診断のためのレントゲン装置。
    肺炎・肺がん・肺気腫など肺疾患の診断に使用します

どのような症例、あるいは相談が多いですか?

咳、鼻水、喉などの相談が多いですが、なかでも「咳が治りにくい」という人が実は慢性的な喘息(ぜんそく)を抱えているというケースが増えています。喘息というと小児喘息のように子どもの頃からつき合っていく病気と思っている人もいるかもしれませんが、成人後に無自覚に発症することも。その要因は様々で、運動や薬、アレルギー物質、ストレス、そして風邪などの感染症が誘因となって発作的な咳や息苦しさなどを引き起こします。放置していると重症化することもあるので、まずは検査で明確化しておくと安心です。発作を起こした時に楽になるように対処していくのか、発作を起こしにくくするための治療を始めるのか、状態や希望に応じて一緒に考えていくことができます。

処置室。喘息に有効な吸入などはこの部屋でリラックスして行います

他に呼吸器内科として知っておいてほしいことなどありますか?

いろいろありますが、特に「肺気腫」について知ってほしいです。「肺気腫」は、気管支などの肺組織に炎症・障害が起こり、呼吸機能が徐々に低下する病気で、特に喫煙経験のある高齢者に多い。ゆっくり進行するので気付きにくいのですが、慢性的に息切れや痰、咳などの症状がある場合は要注意。今は煙草をやめているが、昔喫煙していたという人にも多く見られます。ご親族の方を含め広く知っていただいて、早期受診につなげていきたいです。

最後にメッセージがあればお願いします。

専門性の高い呼吸器の疾患だけでなく、地域のかかりつけ医として健康診断や予防接種などにも広く対応しています。また急な不調はもちろんのこと、アレルギーや無呼吸症候群など、長く管理していく必要のある疾患のパートナーとして一緒に歩んでいきたいと思っています。
重複になりますが、そのためには何でもまずは相談してもらうことが大切。相談してもらえれば、全力で向き合って、プロとして一番いい答えを導いていきます。頼ってもらえるドクターになれるように努力していきますので、どうぞよろしくお願い致します。

  • 取材に応じる餘家先生。「開業を一つの目標に走ってきて、やっとひと区切り付いたので、落ち着いたら家族孝行もしていきたい」と笑顔で

病院紹介 いのくち内科・呼吸器クリニック

いのくち内科・呼吸器クリニック

診療内容

内科・呼吸器内科・アレルギー科・肺がん検診・大腸がん検診・健康診断・予防接種・内視鏡検査

アクセス

〒733-0842 広島市西区井口4丁目7−18 井口サンフラワービル2階 Tel:082-208-4181
  • 広電「修大協創中高前」電停下車、徒歩3分
  • 医療ビル内テナントと共有の駐車スペースがありますので、ご利用ください。

院長  餘家 浩樹 

はじめまして。
いのくち内科・呼吸器クリニック院長の餘家浩樹(よけ ひろき)と申します。
広島大学医学部を卒業後、臨床研修の後に広島大学第二内科学教室に入局し内科一般、呼吸器内科の診療にあたってまいりました。
この度、2024年4月に井口サンフラワービル2階にて新規開業させていただくこととなりました。
呼吸器疾患の専門的な診療はもちろん、かかりつけ医として高血圧・糖尿病・高脂血症といった生活習慣病の管理、健康診断、予防接種なども気軽に相談していていただけるクリニックを目指しております。地域の皆様に親切丁寧な医療を提供できますようスタッフ一丸となって努力いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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