毎日決まった時間に食事をし十分に睡眠を取り、ストレスの無い生活を送ることは、実際難しいことだと思います。例えば、残業が多くてどうしても深夜に食べてしまう、取引先との接待や仕事終わりの一杯、〆のラーメン(や、頑張った自分へのご褒美スイーツ)など、つい食べ過ぎ、飲み過ぎがいけないのは誰でも知っています。ライフスタイルは人それぞれ。それなのに生活習慣や食生活を見直すときには、通り一辺倒の型に嵌めようとしていませんか?元々やろうとしていたはずの見直しが、ご自身の生活に合っていないといった場合に失敗してしまうのです。まずは今の食生活や習慣の問題点を発見し、無茶をしてできない目標を立てるのではなく、立てた目標に向かってダイエット計画を確実に実行していくことが大切です。
私たちはカウンセリングによりその方のライフスタイルにあった提案をさせていただいています。初診の際に患者様の意志、意識、そして本当に今の生活を変えたいのかをじっくりと話し合い、月に2回の来院や3ヶ月程度の範囲で無理のない計画を立ててサポートをいたします。私たちはダイエットの成果を出すには栄養八割、運動二割と考えています。激しい運動だけでも食事を抜くだけでも効果は現れません。ついつい体重の増減が重視されがちですが、正しい栄養摂取と適切な運動で余分な脂肪を落として筋肉は保ったままで健康で理想的な体作りを目指しています。一般的な個人クリニックには珍しく管理栄養士が常駐し、その方にあった食事の見直しや、週に一回、スポーツトレーナーによるパーソナルストレッチなど専門家による対応を実施していますので、おひとりおひとりのライフスタイルに合わせたオーダーメイドの栄養指導を行えるからなのです。
ダイエットと言うと皆さんは、体重を減らすこと、と思われているでしょう。ですがダイエットの本来の意味は、減量ではなく『食事療法』なのです。つまり正しい食生活と栄養摂取を目的とし健康な体を保つことがダイエットなのです。ダイエット外来というのは肥満の方のみならず、摂食障害の方も対象になります。医療的に医師がダイエットを進めるのは生活習慣病、糖尿病などの患者様です。そのためには、一般に言われるダイエットサプリではなく、必要な栄養を補うためのサプリメントを用いることもあります。40代を過ぎて外科や内科、婦人科などの医師から体重管理を勧められるようになる方も多くなります。しかし、実際の体重管理は患者様個人に任されているのが現状です。私たちは患者様に正しいダイエットの知識を提供し、理解を深めていただくことが重要だと考えています。
皆さんは日々、体が必要な栄養を取れていますか?自分は日頃運動しているから大丈夫。でも、ここのところ無理も効かないし、痩せにくくなったなあ。そう思われている方もいらっしゃるでしょう。ダイエットで病院にかかるという概念が皆さんにはあまり無いかもしれません。もしくは余程の肥満の方がダイエット外来の門を叩くのだと思われているのではないでしょうか。これまでお話させていただいたとおり、ダイエット=食事療法です。私たちは人間を形成するのに欠かせないのは「愛情と栄養とトレーニング」だと考えています。自分の体に愛情を持つと生活習慣を見直して、そして体に良い物を取り入れようとします。それを一過性のものではなく日々のトレーニングとして学んでいくことこそがダイエットの成功への第一歩です。とは言え、全ては皆さんのやる気です。
子育てに欠かせない3要素は「愛情と栄養とトレーニング」と考え、身体はもちろんのこと、脳の細胞の1つ1つに至るまで、口から摂取する栄養によって構成されているからこそ、カウンセリングだけでなく栄養指導も欠かせないと気付きました。健康な方にも、生活習慣病またはその予備軍の方が大変多く、糖尿病も高血圧も脂肪肝も、まずは生活習慣と食生活の見直しが必要です。ところが、健診受診者のほとんどの方は、通り一遍の栄養指導は聞き飽きた、と栄養指導を受けずに帰宅される方が大半であったため、もっと個別の対応ができれば、栄養指導に耳を傾ける方が増えるのではないか、と思い、児童・思春期精神科と内科(ダイエット外来)を合わせ持つ、統合医療のクリニックの開業を決意しました。通常の保険診療の枠では難しいとされる、十分な相談時間をお取りするために、完全予約制としております。